・資金計画の立て方
・ライフプランを具現化する4つのシート
・「目的・目標・手段」とシートを比べてみよう
おはーん、ペーパー先生です。
最近、資産運用の相談を受けることが増えてきたのですが、
目標に対してどんな手段を講じていくのか。
資金計画を立て、実現に導く方法を提示していくのが「ファイナンシャル・プランナー(FP)」の仕事です。
身近にFP資格を有している人がいれば、その方からアドバイスをもらうのが早いですが、
人前でお金の話をすることを是としない国民性からか、
よっぽど親しい人でないと相談をしずらい空気というものが日本にはあります。
周囲に相談できる人がいないけど、資金計画はしっかり立てていきたい。
今日は、そういう方に向けた4つのシートをやわらか紹介します。
ライフプランを具現化する4つのシート
FPの理念の確立と啓発・普及のため、その担い手となるの育成・組織化を図る
特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(FP協会)が、
サイト内で提供している、ライフプランを具現化するための便利ツールがあります。
それが
①収支確認表
②バランスシート
③ライフイベント表
④キャッシュフロー表
です。
それぞれどのようなものか、紹介していきます。
現在から将来までの家計の変化をチェックするためのシートです。このままの家計で目標が達成されるのか、家計は赤字にならないか、などさまざまなことを見える化していきます。
シートのダウンロード(Excel)
いきなり4つのシートを出されると面喰う方もいるかもしれません。
それぞれの位置づけの要点だけを整理していくと、
①収支確認表
→お金の出入り状況を把握する。
②バランスシート
→お金のほか株式や不動産、ローンなどの資産全般の状況を把握する。
③ライフイベント表
→将来必要になるお金を把握する。
④キャッシュフロー表
→①から③までの情報から、数十年後までの家計状況を把握する。
このような形になります。
すべて結びついているんですね。
そのため、順番に①から④までを穴埋めしていくことで、
自身の30年後どのような状況になっているかが分かるというわけです。
最初はすごく手間かと思いますが、1度作ってしまえば、
どこに課題があるのかが手に取るように分かります。
FPに相談をしなくても、ある程度精度の高い行動プランが組めると思います。
「目的・目標・手段」とシートを比べてみよう
本日ご紹介したシートはあくまで、現状から見通せる将来までの家計を見える化することです。
それとは別に、ご自身での「目的・目標」を組み、
それとキャッシュフロー表との乖離を、どう縮めていくかの「手段」を考えていく部分こそが本番となります。
・将来は40代でFIREして田舎でスローライフを過ごしたい
・フリーで働きながら趣味に没頭したい
・物価の安い海外に移住して英語圏で子育てをしたい
例えばこうした「目的」があって、
そのためにいつまでにいくらの資金が必要なのかを定量的に「目標」として設定をする。
そのためにどのような「手段」を取って実現していくのかをシートを活用していく。
そんな活用イメージとなりますので、ぜひご興味があればチャレンジください。
こちらの記事もよろしければどうぞ。
では、ごきげんよう。
FPは夢の実現をサポートするいわゆる「家計のホームドクター」