・先生の家計収支。
・先生の運用状況。
・先生の資産運用観。
ごきげんよう、ペーパー先生です。
今日は2022年6月の収支・運用状況をお届けします。
2,500万円を昨年6月に一括購入後、毎月30万円を積立購入し続け、
2,858万円を『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』で
運用していますので、その結果がどうなっているのかもご紹介していきます。
では早速行ってみましょう!
はじめに
6月の相場もアメリカの主要3指数は5%を超える下げとなり、
年初からの下げ基調は変わらずといったところです。
オルカンおよび同じ指数で運用されているACWI ETFを加えた
月間および年初来の騰落率を見てみましょう。
<主要株価指数 騰落率(月間)>
ダウ ▲6.85%
ナスダック ▲8.50%
S&P500 ▲8.22%
ACWI ETF ▲8.99%
オルカン ▲2.01%
<主要株価指数 騰落率(年初来)>
ダウ ▲16.45%
ナスダック ▲30.68%
S&P500 ▲21.52%
ACWI ETF ▲21.72%
オルカン ▲4.87%
月中に少し戻す場面もありましたが、基本的には下げトレンド。
FRB(米連邦準備理事会)の利上げが嫌気されて
リスク資産から投資マネーが急速に引き上げられた格好です。
加えて、足元では景気減速を示す経済統計の発表が相次いでいることも重石です。
金融市場の関心は景気後退入りのタイミングや深さに移り始めている。米アトランタ連銀が月次統計をもとに米実質国内総生産(GDP)を算出する「GDPナウ」は7月1日、4~6月期の経済成長率を前期比年率2.1%減と、6月30日時点の1.0%減からさらに引き下げた。低調なISM指数に加え、同日に発表になった5月の米建設支出が市場予想に反して減少し、GDP予測の下方修正につながったようだ。
【出典】6月の米製造業景況感、2年ぶり低さ 不況懸念高まる(日経電子版)
2022年7月2日 5:41 (2022年7月2日 6:17更新)
こうした背景もあり、原油やガスを除くほぼ全ての資産が
4-6月期にはマイナスに転じています。
■↘️下げた資産■
🏅ビットコイン
57.3%安と四半期として過去最大級の下落率。1~3月期は前期比でほぼ横ばいだったが、急速に下げが進行。
🤖グロース(成長)株
主要な半導体株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は25.5%とリーマン危機以来の下落率を記録。
🤓グロース株ETF
グロース銘柄への集中投資で知られる上場投資信託(ETF)の「アーク・イノベーション(ARKK)」は39.8%下落。
🔩非鉄金属
投機筋を中心とした売りが膨らみ、アルミは4~6月に29.9%、銅は20.4%下落。
🎫社債
米インターコンチネンタル取引所の指標によると、世界のハイイールド債(低格付け債)は11.4%下落。
🏠不動産
S&Pが算出する米不動産投資信託(REIT)指数は15.5%下落。
✨金
金価格は7.5%下落。利上げ局面では金利の付かない資産である金を保有する利点が薄いとされる。
■↗️上げた資産■
💰アメリカドル
6.5%上昇。米利上げに伴う長期金利上昇を材料視した買いが入った上、基軸通貨として安全資産を求める投資家をひき付けた。
🪔原油や天然ガス
ロシアからの供給懸念を受けてエネルギーは高止まりが続く。
【出典】仮想通貨や半導体株が急落 「コロナバブル」逆回転(日経電子版)
2022年7月1日 17:10 [有料会員限定]
インフレ次第といったところもありますが、
コロナ禍の金融緩和策の副作用がジワジワ出てきている印象があり、
この先、まだ下げ相場が続きそうな気がしています。
こういう時だからこそ、積立しているコア資産の
全世界株式を買い集めつつ、現金を厚めに保有していく必要を感じています。
2022年6月の収支状況
続いては収支です。
収入 +530,304円
支出 ▲720,566円
—
差引:▲190,262円
内訳は以下です。
給与(+409,674円)
家賃(+120,630円)
—
合計:+530,304円
ホテル宿泊費(▲475,856円)
住宅ローン返済(▲86,720円)
懇親会費(▲70,000円)
食費(▲47,344円)
マンション管理費(▲13,920円)
美容費(▲10,600円)
プレゼント費(▲5,090円)
ドメイン費(▲3,960円)
医療費(▲3,460円)
通信費(▲1,816円)
クリーニング費(▲1,800円)
—
合計:▲720,566円
貯蓄率は▲35.88%となりました。
大幅赤字となっている理由は、
・ホテル宿泊費が2ヶ月分計上。
・4月に実施した懇親会費の計上。
ほぼ前者によるものですが、住居費用を複数月分
まとめて支払うと家計へのパンチがありますね。
懇親会費は、幹事だったぼくがまとめてお会計をしているため、
7万円のうち5万円分は4月に現金収入として計上済みです。
実質の支出はは2万円、ということですね。
とはいえ、2020年以降ほぼ登場することのなかった懇親会費という勘定科目が、
最近は必ず出てくるようになり、つまりは外食が増えてきているわけです。
以下の記事でも触れましたが、ウィズコロナの時代に入ってきて、
会食や飲み会へのお誘いが、仕事でもプライベートでも増えてきました。
支出増になるわけですから、他をしっかりとコントロールをしないと、
貯蓄率が低下しますので気をつけなければいけません。
2022年6月の運用状況
続いて運用状況です。
金融資産額はおよそ3,496万円。
前月末比で▲2,013,222円(▲5.4%)です。
オルカンは、現在まで2,858万円の投資額に対して
評価額が3,004万円ですので、+146万円(+5.1%)となっています。
対象指数のACWIは下落基調が続いていますが、
円安のためなんとかプラス水準をキープしている状況です。
今月も以下の買い付けを行なっています。
つみたてNISAを年間で満額買い付けするため、
年2回、ボーナス月の直前は2万円増額しています。
<全世界株投信>
買付:320,000円(うち3万円はつみたてNISA)
各資産の割合であるアセットアロケーションは以下の通りです。
まとめ
改めて主要株価指数とぼくの金融資産額の年初来騰落率を見ていきましょう。
<主要株価指数 騰落率(年初来)>
ダウ ▲16.45%
ナスダック ▲30.68%
S&P500 ▲21.52%
ACWI ETF ▲21.72%
オルカン ▲4.87%
ペーパー先生 ▲11.7%
引き続き厳しい状況が続きますね。
さて、7月に入りいよいよボーナスシーズン到来です。
ぼくの勤務先は7月10日が支給日となっていますので、
ガクッと減った金融資産を、言葉の通り穴埋めしてくれるわけです。
先日、こちらの回でもお話ししたように、
ぼくは夏・冬のボーナスについてはがっちりと現金保有することに決めました。
まだまた続くと考えている相場下落からのダメージを抑えるためです。
毎月30万円分の積立は継続しつつも、現金を厚めにして相場の冬をやり過ごす。
来年はアメリカで中間選挙がありますが、この選挙と株価。
「アノマリー(anomaly)」が存在することがよく知られています。
例えば、大統領選挙の前年は株価が上昇しやすいというものです。これは、現職大統領が翌年の大統領選挙をにらんで景気浮揚に注力するためとされています。実際、1980年~2021年の42年間で米国株(S&P500指数)の年間騰落率をみると、大統領選挙の前年の平均騰落率は+15.7%と42年間の平均+10.7%を上回っています。
一方、中間選挙の年はどうだったかというと、平均騰落率は+5.6%と42年間の平均を下回り、米国株の上値が重い年とみることができます。はっきりしたことは分かりませんが、大統領が属する政党が中間選挙で議席を減らし、政権の政策推進力が落ちるとの見方が影響したのかもしれません。
【出典】中間選挙と米国株(お金のキャンパス)
2022年6月24日
同様に2023年が低調となるかどうかは分かりませんが、
そもそもアメリカは景気後退に向けて進んでいるわけですから、
先行きは決して明るくありません。
こういう時こそ、投資家の辛抱強さが試される時です。
「コツコツ・たんたん・中長期」で資産形成を進めていきたいと思います。
人生はノーコンティニュー!
悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
今年は金融資産1割減で折り返し。