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2023年4月の収支・運用状況:オルカンに2,500万円一括投資した結果

2023年4月の収支・運用状況:オルカンに2,500万円一括投資した結果
この記事で分かること

・ぺいぱの家計収支。
・ぺいぱの運用状況。
・ぺいぱの資産形成観。

ごきげんよう、ぺいぱです。

今回はタイトルにもある通り2023年4月の収支・運用状況をお届けします。

2021年6月に2,500万円一括購入後、毎月30万円を積立購入し続けている『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の運用結果がどうなっているのかもご紹介していきます。

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まずはぼくの資産形成、目標設定からおさらいです。

ぺいぱの資産形成

■目的
・好きな場所で好きな時間に好きなことをする。

■目標
・2026年中に金融資産7,500万円を超える。
 ├4,700万円(2023年中)
 ├5,500万円(2024年中)
 ├6,400万円(2025年中)
 └7,500万円(2026年中)

■手段
・収入を前年より増やす。
・貯蓄率60%を達成する。
・年間4%で運用する。

目標である7,500万円の設定背景ですが、過去実績から年間支出が500万円であると仮定。家賃収入が年間+144万円。さらに月10万円(年間120万円)を、無くても生活可能な出費である娯楽費とした場合、それを除いた確定支出は236万円となります。

金融資産7,500万円を年間4%で運用することができれば、税金控除後で240万円となりますから、確定支出を資産運用だけで補うことができる計算となるため、この設定というわけです。

今年2023年の目標は4,700万円。3月末時点では4,260万円で進捗率90.63%と順調に推移しています。これは株高の影響です。まずは主要株価指数およびオルカン(全世界株式)の月間騰落率を見てみましょう。

<主要株価指数の騰落率(23年4月)>
NYダウ +1.48%
ナスダック +0.3%
S&P500 +1.09%
オルカン +1.65%
※数字は対前月末比

相次ぐ米地銀の経営不安に加え、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げを警戒した動きが強まり、月後半から失速しました。まぁそれでもしっかりとプラス圏の着地ですから、依然として株式市場は底堅さが見られますね。

また、FRBが利上げを続ける中で、日銀が新体制下でも金融緩和継続を決めたことから円安が再び進行しています。

<円相場の騰落率(23年4月)>
日本円 ▲2.60%
※数字は対前月末比の対米ドル

そうした背景もあり、外貨建て資産で運用されているオルカンの基準価額は指数よりも上昇しているというわけです。

さて、収支運用状況に戻りたいと思いますが、実は昨年2022年12月末から4ヶ月連続で金融資産が増えています。過去の連続資産増の記録はこのようになっています。

<連続資産増の記録>
・2020年4月末〜8月末(5ヶ月間)
・2020年10月末〜2021年2月末(5ヶ月間)
※2017年12月末以降

これ、すごく分かりやすいですよね。コロナショック後から始まった金融緩和相場をうまく掴んだということです。それでも連続では5ヶ月間どまり。なお、先月まで4ヶ月連続の資産増となっていましたから、4月はタイ記録に挑戦することになります。

果たしてどうなるでしょうか!?さっそく見ていきましょう!

2023年4月の収支状況

まずは収支です。

収入 +560,036円
支出 ▲571,722円

差引:▲11,686円

内訳は以下です。

収入の内訳

🏢給与(+439,406円)
🏠家賃(+120,630円)

合計:+560,036円

支出の内訳

🏠住宅費(▲324,121円)
🍙食費(▲110,741円)
📺消耗品費(▲100,378円)
🍽交際費(▲14,380円)
💧クリーニング費(▲9,535円)
📱通信費(▲5,727円)
🏥医療費(▲3,440円)
🚕交通費(▲3,400円)

合計:▲ 571,722円

ほぼトントン、といったところです。ホテル暮らしから賃貸暮らしに移行したことで、ホテル宿泊費の計上がなくなったことが大きいですね。支出のポイントはこの通りです。

🏠住宅費(▲324,121円)
持ち家の住宅ローンおよび管理費、そして賃貸の家賃が計上されています。これ以上さげられない固定費です。

🍙食費(▲110,741円)
3月に引き続きデパ地下グルメへの壮絶な支出を積み重ねた結果ですが、次回は落ち着くと思います。

📺消耗品費(▲100,378円)
引越しにあたっての備品購入および家具・家電のサブスク利用に関する費用となります。

🍽交際費(▲14,380円)
新入社員の歓迎ランチや3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)観戦時の飲食代です。

📱通信費(▲5,727円)
こちらは、スマホ(マイネオ)および部屋のWi-Fiルーター(楽天モバイル)への支払いです。

食費と消耗品の支出が落ち着けば単黒が見えてきます。5月はなんとかしたいところですが、依然として固定費が大きくかなり厳しいです。当面は変動費を抑えながら、副業での収入を増やしていく方向で力を入れます。

固定費削減の観点では住居費が重いのですが、ぼくの中で会社オフィスから徒歩3分圏内の居住(家賃22万円)を諦めるということは、=社畜生活終了を意味しますので、あとはどこまでこの生活を維持するか決めの問題といったところです。

通期の貯蓄率は以下の通りです。

2023年1月-4月の貯蓄率

■1月
収入 +526,050円
支出 ▲909,785円

差引:▲383,735円
貯蓄率:▲72.95%
……

■2月
収入 +533,056円
支出 ▲817,752円

差引:▲284,696円
貯蓄率:▲53.41%

……

■3月
収入 +1,054,461円
支出 ▲875,390円

差引:+179,071円
貯蓄率:16.98%

……

■4月
収入 +560,036円
支出 ▲571,722円

差引:▲11,686円
貯蓄率:▲2.09%

……

■合計
収入 +2,673,603円
支出 ▲3,174,649円

差引:▲501,046円
貯蓄率:▲18.74%

単月赤字であることには変わりませんが、明らかに年明け3ヶ月のとんでもない月支出80万円強というレベルからは数段階落ち着きました。

2023年4月の運用状況

続いて運用状況です。

2023年04月の運用状況

金融資産額はおよそ4,349万円。前月末比で+89.2万円(+2.1%)となりました。昨年12月末から5ヶ月連続資産増となり、最長タイ記録となりました!

年内目標である4,700万円までの進捗率は92.53%。残り351万円となっています。過去3年間での貯蓄推移を踏まえれば射程圏内といったところです。

<過去3年の貯蓄額>
2020年:380万円
2021年:713万円
2022年:500万円

あとは株式市場がこのまま底堅く推移するのかどうか次第。相場には大きく4つのサイクルがあるとされ、それが「①金融相場」「②業績相場」「③逆金融相場」「④逆業績相場」です。

4つの相場
4つの相場サイクル

【①金融相場】
金余りを背景に上げる相場のこと。不景気で企業業績が悪化すると株価は下がる。政府は景気と株価を刺激するために景気対策等を講じ、中央銀行は政策金利を下げるなどの金融緩和を行う。それにより市中に流通する資金量を増やして金余り状態を作る。金余りの資金は、貸し出しとなって設備投資に回るか、余剰資金として株式市場に流れ込むことにより「不景気の株高」を生み出す。株価指標であるPERやPBRが割高であっても買われることが多い。

【②業績相場】
景気や企業業績の上昇によって買われる相場のこと。「金融相場」の次のサイクルでは、金融緩和の効果で企業業績が回復しはじめる。マクロ要因よりも個別銘柄の業績等のミクロ要因を背景に株価が上昇することが多く、「金融相場」で割高だった株価指標も企業業績の回復によって割高感が薄れていく。買われるセクターや銘柄は、業績が景気拡大でメリットを受ける企業などが中心となる。

【③逆金融相場】
「業績相場」が拡大したことで金融引き締めのサイクルが来ること。政府や中央銀行は、景気が拡大しすぎてインフレになることを抑制し、物価を安定させることが大事な役割の一つ。そのため、景気拡大時は金融引き締めによって金利が高めに設定される。金利上昇により、投資家の資金は株式市場から債券など固定金利の金融商品に流れるのが一般的なため、株価は下降方向に調整をしはじめる。

【④逆業績相場】
金融引き締めにより景気が下降し、企業業績が悪化して株価が下がるサイクルの後半のこと。その後、企業は業績が悪いことから資金需要がさらに落ち、金利も下がる。資金需要はすぐには回復しないため、資金が株など金融商品に入ってくることで株価は上昇に転じていき「金融相場」へとつながる。

【出典】「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」って ? 4つの相場サイクルの連動と投資手法(大和ネクスト銀行)
2020年10月30日

【出典】アメリカの本格的な株価反転の時期は一体いつになるのか(会社四季報ONLINE)
2022/07/28 07:30

このように①〜④を循環していくわけですが、その間隔は時代により様々です。現在は③から④への移行期と考えられますから、株価にとってはあまりポジティブではありません。年初からの株高がまやかしなのか否か。ここだけが不安材料です。

なお、サテライト枠で保有している暗号資産(ビットコイン・イーサリアム)については、銀行不安の時に力強い伸びを見せてくれます。

冒頭でも触れた米国のシリコンバレーバンク(SVB)やファースト・リパブリック・バンク(FRC)の相次ぐ破綻などで、いわばこうした既存の金融システムへのアンチテーゼとして生まれた暗号資産に資金が流れているからです。

こちらは暗号資産の時価総額上位の月間騰落率です。

<主要暗号資産の騰落率(23年4月)>
1位:ビットコイン(BTC) +6.07%
2位:イーサリアム(ETH) +5.48%
4位:バイナンスコイン(BNB) +10.18%
7位:カルダノ(ADA) +3.82%
10位:ソラナ(SOL) +12.48%
※順位は暗号資産の時価総額

主要株価指数よりもかなり強い伸びを見せていることが分かります。特に銀行不安に関するニュースが流れた日の相場は一段と強い傾向がありました。

なお、ぼくは暗号資産への投資をオススメしていません。これはあくまで飛び道具。海の物とも山の物ともつかぬ存在。投資よりも投機。そんな位置づけだからです。

ぼく自身は1BTC・1ETHを握りしめたまま、持っていなかった体(てい)で考えています。欲を言えば、株式が軟調な時に助けてくれる、そんな存在で居続けて欲しいものです。

話を戻しましましょう。4月もオルカンの買い付けを行なっています。

<オルカン(全世界株式)>
買付:300,000円(うち3万円はつみたてNISA)

各資産の割合であるアセットアロケーションはこの通りです。

2023年04月のアセットアロケーション

1年前、2022年4月末時点と比べてみましょう。

<22年4月(左)と23年4月(右)の比較>
     22年4月 23年4月
オルカン 77.2% → 81.6%
暗号資産 14.3% → 9.9%
法定通貨  8.6% → 8.6%

オルカンが8割を超えてきました。偶然にも現金比率が同じでしたので分かりやすいですが、暗号資産がこの1年で暴落していた影響が大きいですね。リバランスをする際には、割合が減ったところを割安で買い足してバランスを戻していくのが王道ですが、ぼくは暗号資産の追加購入は考えていません。

かといって現金比率をこれ以上高めてもなぁ、ということで打ち手が見当たらず、オルカン比率が高まり続けています。少し前にこんなツイートをしましたので紹介しましょう。

いいね数、ぼくのツイートでは過去最多でした。オルカンに限りませんが積み立て投資をしている個人投資家さんの共感を得たんでしょうね。…ホンマ、いつまで続けることになるんだろうか笑

おしらせ

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さいごに

4月も「収支は赤字、資産は増加」という結果となりましたが、万事オッケーかというとそんなことは全然ありません。資産形成はこうした方程式だからです。

資産形成の方程式

(収入 - 支出) + (資産 × 運用利回り)
   フロー       ストック

左側(フロー)を大きくし、それを右側(ストック)に置き換えていくことで、資産は加速をしていくわけですから、いまの状態は片方の車輪(ストック)だけでなんとか前進している歪な構造。これを早く正常化させることが目下の課題です。

なお、そんな片輪走行の連続資産増最長タイ記録はこのようになっています。

<過去5ヶ月の資産推移>
12月末:3,889万円 (+0.3%)
01月末:4,142万円 (+6.5%)
02月末:4,216万円 (+1.8%)
03月末:4,260万円 (+1.1%)
04月末:4,349万円 (+2.1%)
※カッコ内は前月末比

結構ギリギリで推移している月もありますが、この期間で増えた資産の合計はおよそ+472万円。ちょっとした年収ぐらいあります。ただ、先ほども触れた通り、ぼくは今年後半の株式市場で堅調さが続くとは考えていません。

この増加分も、もしかしたら数日で吹き飛ぶことがあるかもしれません。だからこそ、コツコツ・たんたん・中長期でフローからストックへ地道に移し替えていく。つまらないし、退屈だけども、これをしっかりやり続けることが重要なのです。お互い粘り強くやっていきたいものですね。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう!

今日のまとめ

片輪走行は、車体に負担がかかり、いずれガタがくる。

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