・先生の家計収支。
・先生の運用状況。
・先生の相場展望。
おはーん、ペーパー先生です。
いよいよ日本でも新型コロナワクチンの接種が開始されました。
医療従事者への先行接種フェーズであり、今後のスケジュールや
どの程度の方々が接種を希望するのか。
そして何よりもどのような効果となるかが、経済活動再開への道筋に向けた試金石となります。
ワクチン接種状況についての解説はこちらをご覧ください。
昨年と同様、低迷する経済に対して法定通貨が大量に市中へ供給され、
金融資産が膨張するといった流れが想定されていた中での長期金利上昇。
しかし個人投資家はどういう時でも、しっかり支出コントロールをして
資産形成を進めていきたいと思う今日この頃です。
本日は2月終了時点の単月収支と運用状況を紹介していきます。
2021年2月の主な出来事
まずは、どのような1ヶ月だったかを振り返りましょう。
・1日、ミャンマー軍が軍事クーデターで政権を掌握。
・13日、日本で東日本大震災の余震とみられる震度6強の地震が発生。
・15日、米国では、記録的な大寒波の影響によるテキサス州の電力危機が発生。
・17日、医療従事者に対し先行して新型コロナワクチン接種が始まる。
・18日、米ゲームストップ株の乱高下を巡り下院金融委員会が公聴会を開く。
・18日、NASAの火星探査車「パーシビアランス」が火星に着陸。
・18日、東京2020組織委員会の新会長に橋本聖子氏が就任。
・22日、イエレン米財務長官がビットコインを「極めて投機的な資産」と指摘。
・23日、FRBのパウエル議長は議会証言で「政策金利は維持する」と発言。
・米国株式市場の主要3指数は中旬にかけて過去最高値を更新も後半失速。
・米10年国債の利回りは急上昇し、インフレ高進への懸念が浮上。
・日経平均株価は1990年8月以来30年半ぶりに3万円の大台を回復。
・日本10年国債の利回りは上昇。3月の日銀の政策点検結果に慎重姿勢。
・ドル円では昨年9月以来の高値106円を上伸後に一服。
・ビットコイン価格が一時600万円超から500万円近辺まで乱高下。
ミャンマーのクーデターで始まった2月でしたが、これが新興国の怖さですよね。
同国は2011年の民主化以降、米欧などの経済制裁緩和に伴い、
昨年12月現在、日本企業は400社超が進出。在留邦人は3500人以上。
日本とは政治・経済の両面で結びつきが強くなっていました。
こうした流れが一変することがある、という事実を強烈に再認識されられた出来事でした。
株式市場という点で注目すべきは「ゲームストップの乱」の今後です。
今月、米下院で公聴会が開かれ、本件の登場人物たちがオンラインで参加。
見解を述べる場となったわけですが、それぞれに正義があり、
ルールがテクノロジーに追いつかない事情も絡んで、当面結論が出そうにありません。
ただ、世論の空気としては個人投資家がショートスクイーズを仕掛ける際の「ツール」となった
スマホ証券ロビンフッドさんへの風当たりの強さを感じます。
同社は今年IPOが期待される中の1社ですが、この問題の着地を見るまでは難しいかもしれませんね。
公聴会の詳細はこちらでどうぞ。
2021年2月の収支
まずは収支です。
収入:753,997円
支出:267,322円
ー
差引:486,675円
先生、3月から生活スタイルを一新します。
これまでは平日にホテル宿泊し、週末だけ自宅に戻っていましたが、
これだと自宅がただの物置で、ぜんぜん働いていないわけです。
そこでしばらく賃貸に出して、完全ホテル住まいに移行します!
この2週間ほど、自宅荷物の不要品廃棄を進めており、
ホテル確保のほか、銀行や不動産会社との相談などに精を出していました。
そのなかで、非常に困っていたものがこれです。
先生、普段は電子決済かクレジットカードしか使用しません。
そのためお金は、銀行の封筒にお札数枚だけ入れて持ち歩いています。
現金決済オンリーの場面でお札を利用した際に出る小銭を
ぜんぶこの貯金箱にぶち込んで、10年経つとこうなりました笑
高さ60cmほどあり、大人1人で持ち上げるのはかなり厳しい重さです。
先日、友人に手伝ってもらい、腰を労わりながら決死の覚悟で銀行に持ち込みました。
さて、いくらあったでしょうか?笑
<銀行へ持ち込んだ貯金箱の総額>
500円:224枚=112,000円
100円:1860枚=186,000円
50円:523枚=26,150円
10円:2284枚=22,840円
5円:255枚=1,275円
1円:997枚=997円
—
合計 349,262円
手数料 8,580円
—
総計 340,682円
入金枚数合計はなんと6143枚!
行員さんに
「業者の方ですか?」
と聞かれました。笑
と、いうわけで今月は給与のほかに、
家の奥で眠っていた貯金箱の硬貨+ドル紙幣9,362円を足し合わせた額が収入となっています。
家計管理においてまったくダメなパターンなので、参考にしないでください汗
なお、次月は自宅を空にするための不用品廃棄や宅配便利用などで
10万円強の支出が発生する見込みです。
不用品をまとめて処分する際のおすすめサービスはこちらで紹介していますので、
ご興味があればどうぞ。今回も利用させてもらいました。
2021年2月の運用状況
次は運用状況です。
資産運用額は前月末比で¥128,292円増(0.4%増)。
2月は自宅の整理と合わせて、アセットの一部組み替えを行いました。
・投資信託(インデックスファンド)構成銘柄と重複する個別株を売却。
・売却分を「米国株・新興国株投信」「東南アジア株」「暗号資産」へ割当。
・つみたてNISAでの運用を「世界分散投信」から「日本株投信」に変更。
・コモディティの積み立てを停止。
部屋と同様に扱う点数を絞り込みました。
①米国株1
②米国株2
③米国株3
④米国株4
⑤中国株1
⑥中国株2
⑦東南アジア株1
⑧米国株投信
⑨新興国株投信
⑩世界分散投信
⑪暗号資産
⑫コモディティ
+
⑬法定通貨(円)
⑭法定通貨(米ドル)
⑮法定通貨(香港ドル)
①米国株1
②中国株1
③東南アジア株1
④米国株投信
⑤新興国株投信
⑥日本株投信
⑦暗号資産
⑧コモディティ
+
⑨法定通貨(円)
そして、久しぶりに日本株へ戻ってきました。
つみたてNISAの購入商品で、これまではバランス型を選んでいたのですが、
他と重複する部分があり、色々考えた結果ここに落ち着きました。
売却は以下の通りです。
<米国株>
買付:66,734.27米ドル
売却:39,937.37米ドル
—
損益:+26,796.9米ドル
(税引き後:およそ21,353ドル)
<中国株>
買付:73,846.36香港ドル
売却:39,807.19香港ドル
—
損益:+34,039.17香港ドル
(税引き後:およそ27,124香港ドル)
<世界分散投信>
買付:157,236円
売却:163,888円
—
損益:+6,652円
(つみたてNISA)
買付は以下の通りです。
<東南アジア株>
買付:27,882米ドル
<米国株投信>
買付:1,600,000円
<新興国株投信>
買付:800,000円
<暗号資産>
買付:4,300,000円
続いては積み立て状況です。
<米国株投信>
買付:33,000円
<世界分散投信> ※売却済み
買付:28,578円(つみたてNISA)
<日本株投信>
買付:33,000円(つみたてNISA)
<コモディティ>
買付:33,000円
<暗号資産>
買付:33,000円
各資産の割合であるアセットアロケーションは以下の通りです。
まとめ
2月は自宅の整理と合わせて、ポートフォリオの整理も行いました。
自宅を大掃除していると棚やクローゼットから似たようなグッズが出てきて、廃棄するのにお金がかかったりします。資産運用を見直すと、保有している個別株が実はファンドにも一部組み込まれていたりして、これらを整理するのには売買が伴うため税金がかかります。掃除と投資は通じる部分がありますね。 https://t.co/DGvnrv0rVQ
— ペーパー先生@外国株投資家 (@papercapinfo) February 22, 2021
こういうことを踏まえると、最初から一貫してシンプルを貫くほうが
無駄がないという事が言えますよね。
先生は今月から完全ホテル暮らしということで、
荷物はキャリーケースとリュックサックだけになります。
ポートフォリオも本当は投資信託かETFの1本だけにするのが理想なのですが、
そこまで行き着くのにはもうしばらくかかりそうです。
あと、賃貸契約がスムーズに決まれば人生初の家賃収入が入ります。
「ペーパー先生」が「ペーパー・ハード先生」になるわけです。
ただ、今後も「やわらか」解説でやらせていただきます。
…まぁ、そんな冗談はさておき、キャッシュフローが増えるというのは大きな意味を持ちますね。
そして完全ホテル暮らしについては、また別の機会に詳しく取り上げようと思います。
シンプルな生き方のメリットについてはこちらで紹介していますので、よろしければどうぞ。
では、ごきげんよう。
Simple is best.