・ジムを5年間続けられた理由
・全世界株式に1本化した理由
・投資家の「行動ギャップ」
ごきげんよう、ペーパー先生です。
手間がかかると長続きしない。
長続きできれば最大化させられる。
今日はそんな話をしようと思います。
1つ事例をお出しすると、ジム通いが挙げられます。
以前、ぼくはパーソナルトレーナーを付けて
ジム通いを5年ほどしていました。
週に1度、週末に予約をして
1時間みっちりメニューをこなしていくわけです。
身体作りをする、体力を付ける。
そんな自発的な欲求から通い始めたので続けられた、
ということでもありますが、一方でもう1つポイントがありました。
それが「身体一つで訪問してOK」ということです。
通常、ジムで運動するためには
シャツやシューズなどのウェア一式を持参する必要があります。
ぼくが通っていたジムでは、シューズは預けたまま、
シャツや短パンはすべてレンタルできるんですね。
なので、買い物をした後や友人と食事をした後に
ふらっと立ち寄ってトレーニングをすることができるわけです。
ただでさえ辛いことをしに行くわけです。
このぐらい手間が省かれていると、継続するのにだいぶ障壁が下がります。
今日のテーマは「手間がかかると長続きしない。」ですが、
逆説的には「手間がかからなければ長続きする。」
とも言えるわけです。
これ、投資でも同じ経験があります。
ぼくは以前、アメリカ、中国、東南アジアの
テック個別銘柄でポートフォリオを組んでいました。
それを2021年6月に全世界株式へ1本化したんですね。
ポリシーである「Simple is Best.」に沿って
極限まで分かりやすい運用方法に落とし込んだわけです。
大きな違いは、
・自動積立が行えるようになった。
・通貨交換が不要になった。
・評価額の把握が容易になった。
・個別企業の決算を読む必要がなくなった。
こんなところです。
証券会社によってはこれらが個別でカバーされているところもあるかもしれませんが、
とにかく日常で資産運用へ向ける意識が圧倒的に減りました。
これは、精神的にもすごく楽なんですよね。
個別株をやっていると、ポートフォリオを自分自身の手で組むわけですから、
あらゆる企業群の中から、取捨選択をし続けていく必要があります。
「この銘柄はもう売却しようかな」
「あの銘柄を購入しようかな」
などなど、日々色々な誘惑にも襲われます。
全世界株式1本にすれば、個別株の選択肢をばっさり切り落すわけなので、
誘惑にもかられませんし、頭を悩ます必要もありません。
あえてのデメリットを挙げるとすれば、
資産運用を自分自身の手で動かしている感はまったくないことでしょうか。
ここにやりがいを感じている人だと、物足りな過ぎるかもしれませんので、
その場合はコア・サテライト戦略のサテライト枠で
少額をゴリゴリ動かしていく運用にしていくと良いかもしれません。
詳しくは以下で紹介しています。
資産運用は長く続けたもん勝ちです。
アメリカの代表的な企業500種を集めたS&P500。
過去30年での年平均リターンは11.11%です。
一方で、S&P500連動の投資信託を保有する人の平均リターンは
なんと3.69%という統計もあります。
なぜこのようなパフォーマンスの差が出るのか。
それが投資家の「行動ギャップ」です。
S&P500の年リターンが優れていることは分かっていながらも、
他の商品に興味が移ったり、手元資金が必要で取り崩したりと、
色々な事情で投資家がリターンのすべてを享受できていない、ということです。
まさに「継続は力なり」ですね。
指数のリターンをフルに得るためには、しっかりと運用をやり続けること。
やり続けるためには、手間をできるだけなくしていくこと。
ぼくは毎月30万円を、みずほ銀行からマネックス証券へ自動振り込みし、
それを毎営業日自動買い付けし続けています。
完全に全自動ですから、みずほ銀行の口座に原資がある限り、
この資金の流れが続いていくことになります。
まさにほったらかし投資ですね。
今日は「手間がかかると長続きしない。」をテーマに話をしてきました。
皆さんは続けるためにされている工夫はありますでしょうか?
ぜひ、コメント欄等で教えてくれると嬉しいです。
人生はノーコンティニュー!
悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
リターンを最大享受するためには、手間をできるだけ無くそう。