・隠し絵「妻と義母」
・「うまい棒」の値上げ
・金融資産の1割下落
ごきげんよう、ペーパー先生です。
トリックアートの一種に、隠し絵というものがあります。
絵の中に、よく注意して見なければ分からないよう工夫し、
他の絵を描き込んであるものを指します。
言葉で説明するよりも、実際の絵を見てもらうほうが早いですね。
19世紀からある古い絵であり、1888年にドイツのハガキに描かれたものが確認されている最古のものである。作者は不詳。
【出典】妻と義母(Wikipedia)
1つの絵の中に、「若い女性」と「老婆」が描かれています。
どちらか1つしか見えない方は、以下の解説をご参照ください。
一枚の紙に描かれた一人の人物が、画面奥に顔を向けている若い女性、あるいは横顔を見せている老いた女性の二通りに認知することができる。若い女性しか見えない場合は、耳を目に、アゴを鼻に、ネックレスを口にする。老婆しか見えない場合は逆に、目を耳に、鼻をアゴに、口をネックレスとして見ることで、両方が見えるようになる。
このように、1つの事象について、
見る人によって受け取り方が全然違う、
ということ、良くありますよね。
例えば、今年1月に報じられたこの話題ではいかがでしょうか。
「うまい棒」を販売するやおきん(東京・墨田)が、同商品を値上げすることが24日までにわかった。関係者が明らかにした。現在の参考価格は税抜き10円。4月出荷分から2円上げて12円とする。原材料費の高騰などが響く。1979年の発売から40年以上、1本10円を維持してきたが値上げに踏み切る。
【出典】10円の「うまい棒」、12円に初の値上げ(日経電子版)
2022年1月24日 11:54 [有料会員限定]
昨年来の物価高が日本にもジワジワと押し寄せてきていることを
強烈に実感する出来事となった、うまい棒の値上げ。
10円が12円になる。
これを皆さんはどう受け止めたでしょうか?
・当然のことと受け止めた。(ポジティブ)
・驚きをもって受け止めた。(ネガティブ)
このいづれかになると思います。
「さすがに10円でやり続けるのは無理があるだろう」
「むしろ今まで10円で頑張ってきてくれてありがとう」
「昨今の物価高が子供向けのお菓子にまで波及するとは」
「1つの商品が突然20%も値上げするなんて」
これは、うまい棒という商品とその人との距離、
つまりはどの程度お世話になっているかで差が出てくるのだろうと思います。
よく購入して愛着がある人ほど、これまでの感謝を口にするし、
そうではなく、値上げ率だけを捉えれば衝撃を受けるだろうし。
といった具合です。
要は、人は考え方次第で、1つの事象をポジティブにもネガティブにも取れるわけです。
昨日ご紹介した収支・運用状況。
主要株価指数と、ぼくがコアで運用する
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』、
そして自身の金融資産の2022年1月-6月の騰落率が以下です。
<主要株価指数 騰落率(年初来)>
ダウ ▲16.45%
ナスダック ▲30.68%
S&P500 ▲21.52%
ACWI ETF ▲21.72%
オルカン ▲4.87%
ペーパー先生 ▲11.7%
ナスダックに至っては3割以上の下落となっており、
円安進行でやや下落は和らいでいるものの、オルカンも5%弱下げています。
そうした中でぼくはおよそ1割、資産が目減りしています。
これも受け取り方次第です。
・主要株価指数の下落と比べればぜんぜん軽微。(ポジティブ)
・サテライト運用の暗号資産がなければ下落を抑えられた。(ネガティブ)
このように、どちらの受け止め方もできます。
もっと言えば、以下にある通り
どの資産クラスだったとしてもほぼ下落しています。
投資をしていない人ですら、円安で価値が目減りしているわけです。
そう考えれば、下がっているのは自分だけじゃありませんから、
気にする必要なし!と考えることもできます。
物事を歪曲してまでポジティブになる必要はありませんが、
先のほどの例にあるような、「1割も下がった」「1割しか下がっていない」。
どちらも考え得る場合であれば、
ポジティブに受け取って行動した方が良い。
ポジティブに動いていれば、周りからもポジティブが集まってくるものです。
その逆もまた然り、ですね。
人生はノーコンティニュー!
悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
よろしければ、こちらの記事もご覧ください。
人生は捉え方次第。