・ファイナンシャル・プランナー(FP)とは
・使用教材と学習時間
・取得にかかる費用は
おはーん、ペーパー先生です。
先月30日は、ファイナンシャルプランナー(FP)試験の合格発表日でした。
資産形成をしていく上で「FP3級」と「簿記3級」は持っておいた方がいい。
こんな話を昨年からよく耳にしていたこともあり、流されやすい先生は
まず合格率が7割ぐらいとそこそこ楽そうなFP3級を、5月26日(日)に受験しました。
実際は辛うじて合格を果たしたわけですが、今後受験を検討されている方に向けて、
本日はFP3級を受験してみた感想をやわらか紹介します。
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは
まずFPとはどういうものかを解説します。
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
具体的にはこれらがFPの相談対象となります。
・家計管理
├日々の家計管理
└将来のための貯蓄方法
・老後の生活設計
├老後の生活資金の準備方法
└老後の生活設計方法
・教育資金
├教育資金の準備方法
└奨学金の活用
・年金/社会保険
├公的年金制度の仕組み
└社会保障制度の仕組み
・住宅資金
├住宅ローンの借り方
└住宅ローンの繰上げ返済と借換え方法
・資産運用
├退職金の運用方法
└投資信託などの金融商品の仕組み
・税制
├医療費控除や配偶者控除などの仕組み
└所得税などの仕組み
・保険
├保険の仕組み
└必要な死亡保障・医療保障の考え方
・介護/医療費
├介護費用の準備方法
└介護保険制度の仕組み
・相続/贈与
├遺言や相続に関する準備方法
└子や孫への資金贈与
【出典】ファイナンシャル・プランナー(FP)とは(日本FP協会)
こうやって見ていくとかなり幅広いんですよね。
「生きていく上で必ず必要になるお金に関する知識」
こう言い表せます。
現在の試験制度が整う以前には、公的資格や民間資格、業界団体資格などが混在していましたが、
2002年以降は、以下の2団体が行う試験が国家資格として採用されています。
・特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)
・一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)
つまり、どちらの試験を受けて合格しても、1~3級の「ファイナンシャル・プランニング技能士」の
認定を受けることができます。
試験方法もそれぞれで違いがありますので、事前にチェックをしておきましょう。
なお、先生は日本FP協会の試験を受けました。
使用教材と学習時間
先生は普段から家計をバランスシートやPLをつけて、株式で資産運用しているような人です。
そのため、FPがカバーする領域の「資産運用」については知識をそれなりに有していますが、
それ以外の税制や保険、住宅などはほぼ素人です。
そんな先生はどの程度の勉強をしてFP3級を合格したのか。
実勉強時間とその教材を全公開します。
・うかる! FP3級 速攻テキスト(書籍) ¥1,650
→FP協会・きんざい両方の試験に対応しているFP3級試験用のテキスト。
・FP3級ドットコム(サイト) 無料
→試験の最新動向や過去問題の解説、質問用の掲示板などの情報サイト。
・お金の寺子屋(YouTube) 無料
→現役のFP講師が提供しているFP3級とFP2級の試験対策動画。
・全問解説付 FP3級 学科 一問一答問題集 完全版(アプリ) ¥730
→問題数およそ310問のFP3級試験に対応した問題集アプリ。
・3級FP過去問解説集Plus(アプリ) ¥120
→問題数およそ550問のFP3級試験に対応した問題集アプリ。
2021年5月3日週(7時間47分)
2021年5月10日週(12時間12分)
2021年5月17日週(13時間57分)
—
計33時間56分
5月7日(金)から学習を開始して、試験日である23日(日)の前日まで、実質16日間の集中学習。
平日は仕事があり、あまり時間が取れませんので、土日に4、5時間まとめて学習、という感じでした。
取得にかかる費用は
費用としては、学習教材の総額で2500円、
受験手数料は学科3000円、実技3000円の計6000円。
先生は、鉛筆・消しゴム・電卓はすべて知り合いに借りて臨みましたので、費用はこれだけです。
そう、受験費用の方が高い!!
試験当日は指定会場にて、午前に学科、午後に実技となりますが、
どちらもマークシート方式となっています。
合格基準は学科・実技それぞれ6割以上。
先生は、
学科が40/60(正答率66%)
実技が70/100(正答率70%)
…ギリギリ!!!汗
ということで、まとめますとFP3級は知識ない人でもちゃんとした教材で
30時間ぐらい勉強すれば、薄氷の合格は得られる、ということです。
なお、そもそもFPは合格するために勉強するものではなく、
生きていく上で必要なお金全般の知識を網羅的に頭に入れられることに意味があります。
受験をすることで、自身を追い込んでいくことや、合格による継続学習のモチベーション維持に力を発揮します。
先生はテキストをかなり早い段階で買って目を通していたものの、腰を据えて勉強する気持ちには全然なりませんでしたが、
支払ってしまった6000円の受験手数料のために頑張りました(笑)
継続して勉強をしていきたいなとも思いましたので、懲りずに今度は2級を受けてみようと思います。
なお、次回FP2・3級試験の申し込み締め切りは7月27日(火)17:30までとなっています。
07月06日 申請開始
07月27日 申請締切
08月26日 受検票発送
09月12日 試験当日
10月25日 結果発表
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では、ごきげんよう。
FPを受験するときはちゃんとした電卓を買おう。