・日米の株式市場トラウママップ
・傷を受けても回復の早いアメリカ株
・日米マップの共通項から言えること
おはーん、ペーパー先生です。
コロナ禍で家計にしっかりと向き合う家庭が増えたことや、
つみたてNISAという優れた税金優遇制度の存在も相まって、
昨年から外国株、とりわけアメリカ株への投資が加速化しています。
日経平均株価が3万円を突破し「30年ぶり!」と騒いでいる横で、
S&P500やナスダック指数が連日「最高値更新!」と淡々と伝わってくることだけ見ても、
どちらに投資すべきかが良く分かるわけですが、本日はそれらを見える化した
日米の株式市場トラウママップなるものをやわらか紹介します。
日米の株式市場トラウママップ
トラウママップとはなんぞや?ということですが、
これは岡三証券が資産運用に対するトラウマを考えるために作成したもので、
投資家が損失を経験した履歴効果の見える化となっています。
トラウママップの見方はこのようになっています。
・縦軸が投資開始年
・横軸が投資期間
・毎月1万円を日経平均もしくはS&P500に投資した場合の利回り(年率、複利)を算出。
日米での比較をさっそく見てみましょう。
ブルーがマイナス、オレンジがプラスとなってますので、
日米での市場差は明確に表れてます。
特にバブル崩壊後の1991年あたりから日本株に投資した方は、
その後の20年間でほとんどプラスになることがないわけです。
これは末恐ろしいですね。
一方のアメリカ株の場合、2000年のITバブル崩壊や2008年の金融危機を除けばどこで買ってもプラス推移。
これでは貯蓄から投資へ、という流れが日本では生まれずらい状況だったというのも頷けます。
日米マップの共通項から言えること
今日の主題は日米の株式市場のトラウマの有無だったわけですが、
もう1つ触れておきたいのは、どちらのマップにも共通していることが、
「長期投資は裏切らない」
です。
30年間仮死状態だった日本株でもそれが実証されたことが、
なんとも心強いじゃありませんか。
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筋肉と長期投資は裏切らない。