・不安定な年明けの相場
・Fund of the Year 2021
・メンタルを揺さぶる情報
おはーん、ペーパー先生です。
年明けの相場は実に不安定ですね。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
主には、
・FRBによる金融引き締めの積極化を警戒。
・継続的な利上げや早期に保有資産の圧縮開始を予想する声。
・株式市場に流入する資金が先細りするとの予測。
こうしたアメリカの金融政策に加えて、
・ウクライナ情勢の緊迫化。
世界的なエネルギー不足の中で、
こちらも追い打ちをかけるように市場を揺さぶっています。
1月28日時点、主要株価指数の年初来騰落率は、
ダウ平均 ▲6.32%
S&P 500 ▲9.30%
ナスダック総合 ▲14.87%
ハイテク株を多く含むナスダックが大きく下げている状況です。
さて、そんな中で投信ブロガーたちが支持する投資信託を投票としてランキング化する
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」が1月22日に発表されました。
<「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」投票結果>
🏆Fund of the Year 2021
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
三菱UFJ国際投信
63名投票/206ポイント獲得
🥈2位
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
30名投票/101ポイント獲得
🥉3位
バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF(VT)
ザ・バンガード・グループ・インク
15名投票/53ポイント獲得
4位
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
20名投票/51ポイント獲得
5位
iFree レバレッジ NASDAQ100
大和アセットマネジメント
10名投票/37ポイント獲得
6位
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
三菱UFJ国際投信
14名投票/32ポイント獲得
7位
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン投信
12名投票/29ポイント獲得
8位
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天投信投資顧問
10名投票/28ポイント獲得
9位
たわらノーロード先進国株式
アセットマネジメントOne
8名投票/23ポイント獲得
10位
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
SBIアセットマネジメント
10名投票/22ポイント獲得
【出典】「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021 」結果発表(投信資料館)
2022/01/23
見事、「Fund of the Year 2021」に輝いたのは、
三菱UFJ国際投信の『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』。
2位にダブルスコアをつけての圧倒的な結果でした。
なお、同商品は3年連続の「Fund of the Year」受賞となります。
注目は5位に大和アセットマネジメントの『iFree レバレッジ NASDAQ100』、
いわゆるレバナスがランクインしていることです。
一般投資家のトレンドが良く反映されるランキングですから、
まさに2021年を象徴する商品と言えます。
特に今年に入り相場が大きく崩れていますから、
レバナスの是非については、色々な場で意見が交わされているのを目にします。
昨年のレバナスブームに乗っかり、資金をかなり寄せた人もいれば、
そんな動きを横目で見ながら、自分の投資をコツコツしていた人もいらっしゃるでしょう。
投資の道には正解はありませんから、どちらを選択したとしても
資本市場全体が最終的に成長していけば、両者ともに報われます。
コアに「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を据えている先生としても、
そのような結果に落ち着くことを切に願うわけです。
さて、冒頭でも触れたように今年は年明けから波乱含みの相場になっています。
1,000ドル以上場中に下げて、その後切り返してプラスで終える。
その逆もしかり。
無茶苦茶な値動きが起きちゃってる現実があります。
ただし、改めて記載しますが
・FRBによる金融引き締めの積極化を警戒。
・継続的な利上げや早期に保有資産の圧縮開始を予想する声。
・株式市場に流入する資金が先細りするとの予測。
相場の波乱要因となっているこれらは、
すでに去年から存在した見立てです。
どれを取っても驚くものはありません。
相場が荒れているときほど、
「これはヤバい!」
「今が買い時!」
「爆益をゲット!」
様々な言葉が飛び交い、個人投資家のメンタルを揺さぶります。
こうした時こそ、情報を一切遮断する。
「見ざる聞かざる言わざる」
これを突き通すのがオススメです。
周囲の様々な情報に踊らされ、不要な売り買いをするというのがもっとも愚策。
先生は、毎日指標のチェックは行いますが、
自身の資産額の推移はぜんぜん追っていません。
月に一度、この場で収支運用状況をご報告する記事を書く時だけです。
専業トレーダーでない個人投資家の場合、下落相場の時は
他の皆さんの資産も同じように減っています。
むしろそれが当たり前。
利益を出している人の方が少数だし、
その手法はおそらく学びにも参考にもなりません。
だから日々気にしてもしょうがない。
今日の晩ごはんに何食べるかを考える方がよっぽど建設的です。
どうしても周囲の雑念が耳元から離れないという方は、
仕事終わりに軽くジョギングでもして、飯食って、寝る。
他のことを忙しくして乗り過ごしましょう。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もどうぞ。
晩ごはんは「鶏レバーと茄子のみそ炒め」にします。