・冷静を保つこと
・慌てずどっしりと構える
・考える量が違ってくる
おはーん、ペーパー先生です。
生きていれば良いこともあるし、悪いこともあります。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
これは仕事でも投資でもそう。
大なり小なり、人生の浮き沈みは必ず存在するものです。
そうした中で意識をしておきたいのが最悪の事態。
今日は「常に最悪を想定しておくメリット」についてお話していきます。
冷静を保つこと
先生自身は、少し背伸びした目標設定を置きながら、
常に最悪を想定しています。
例えば2022年の金融資産目標は5,000万円と先日触れましたが、
「収入が減少したら…」
「支出が増加したら…」
「相場が急落したら…」
など、収入・支出・運用それぞれの観点で
最悪のケースを常に考えています。
もっと踏み込んでいけば
・会社が倒産する
・怪我をして入院費が発生する
・世界経済が急速に冷え込む
このように、自身でコントロールが利かない事象が発生した時こそ、
最悪、どのような事態になり得るのかを
明確にイメージしておく必要があります。
なぜそのようなことをするのかというと、
・少しの想定外では驚かなくなる。
・次の打ち手を早期に取れる。
理由はこのような点にあり、共通しているのは
「いつだって冷静を保つ」ということです。
慌てずどっしりと構える
例えば、仕事でプロジェクトが上手くいかなかったとき、
上手くいくことばかりを考えていたとしたら、次の行動に移るまでに時間を要します。
しかし、上手くいけば〇〇する、いかなかったら〇〇する、と
どちらの場合でもアクションプランを組んでおけば、
時間を無駄に要すことも、慌てて誤った打ち手を取ることもなくなります。
投資でも同様ですね。
相場が急落した際、とにかくその状況から離れたくて狼狽売りに走る。
良く聞く話ですし、そもそも先生自身もそんなしょーもない投資をかつてはやっていました。
アメリカ株や全世界株のインデックスで積み立て運用されている方は、
相場がどうなろうとも、何も気にせず、その道を進んでいけば良いわけですが、
個別株の場合はそうもいきません。
価値がゼロになることだってあり得るからです。
この場合は評価額が〇〇を下回る、現在から〇〇%下落する、
などの基準を決めておく。
もしくは「どんな状況でも売らない」と決め込んでおく。
こうした心構えが大事になります。
考える量が違ってくる
いま取っている行動が
「良い結果になる」と捉えるのと
「悪い結果になる」と捉えるのとでは、
その人の考える量がだいぶ違ってきます。
良い結果を想定している場合は、想定外になるまで考えるきっかけがありませんが、
悪い結果を想定している場合は、色々な状況をシミュレーションすることになるからです。
常に情報のアンテナを張り巡らせて、分析を繰り返すことは、頭の体操にもなります。
「脳トレ」なんて言葉が昔流行りましたが、ゲームや教材などを買わずとも、
日頃から最悪シミュレーションを繰り返しするだけで、十二分に頭を使います。
インデックス投資をされている方は、相場を読む必要こそありませんが、
今後、入金力が弱まったり、突発的な事情で積み立ての一部を
取り崩す必要が出てくるかもしれません。
こうしたシチュエーションを冷静に対応するためにも、
常に最悪を想定しておくことが、自身の考える力を養いますし、
環境に左右されずに冷静を保てるメンタルを鍛えるわけです。
では、ごきげんよう。
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石橋は、叩きすぎると壊れるが、渡る前に周囲を警戒し、不測の事態に十分備えることは、やるに越したことなし。