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独身FIRE民ぺいぱが会社員のうちに達成できず後悔している7つのこと

独身FIRE民ぺいぱが会社員のうちに達成できず後悔している7つのこと
この記事で分かること

・グレートリセットで会社員も捨てる
・満喫しきれなかったこれまでの会社員生活
・会社員は人生の学び場として活用せよ

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

ぼくは今年いっぱいで20年ほどお世話になった勤務先を退職して、2025年からはFIRE生活となります。ま、これはカッコ良く言っているだけで晴れて無職ということです。

10月からは有休消化に入っているので実際はもう2ヶ月ほどその生活を先行していたわけですが、その間は給料も入りますし立場上はまだ会社員なわけですから、やはり気持ちとしては全然違います。40代半ばで無職になるという点に不安はありません。どちらかというと「スッキリする」と言った方が正しいかもしれません。

ぼくは2020年のコロナ禍によるおうち時間で人生の価値観が大きく変わりました。生き方全般です。

・仕事への向き合い方
・知り合いとの向き合い方
・お金との向き合い方

でなければ、部屋の荷物をほとんど捨てて、オフィス近くでホテル暮らしなんか始めません。

ぼくの中ではこの時期に、人生におけるグレードリセットをしたと考えているわけです。いま住んでいる場所を捨て、持っていた荷物も捨て、膨張し続けていた人間関係も捨て、これまでの金銭感覚も捨て、再スタートを切ったからです。

ただし、1つだけ捨てられなかったもの。それが会社員という身分。

2020年6月以降、オフィス近くでホテル暮らしを始めたのは、

・管理職が社内規定で在宅勤務できなかったので仕方なくという側面
・このタイミングで会社員を辞める選択肢を取る自信がなかったという側面

こうしたこともあり、ぼくの中ではずっと心残りだったわけです。

そんなモヤモヤが4年の年月を経ていまようやく消化される、正常化する。これが「スッキリ」という表現の意味です。ま、いささか上から目線ではありますが、人生の主人公は会社でもなく親でもなく知人でもなく自分自身ですからね。

さて、そんな心境のいま、ぺいぱは会社員人生を改めて振り返っています。これは20年近く所属している現在の勤務先という観点だけに留まらず、それ以前に在籍していた2つの会社も含めてすべてです。「勤務先の振り返り」ではなく「会社員生活の振り返り」だからです。

かつても人生の節目でこうした振り返りをしてきたことはありますが、それと今回が決定的に違うのは、「もうこの先、会社員として仕事をすることはない」と決めているからです。転職時の振り返りとは根本的に違うというわけです。

いやはや、これはなかなか壮大ですね。20代・30代で振り返るのと、50代が迫ってきている初老独身FIRE民が振り返るのとでは、その意味合いが全然違います。そんな今回は、2000年から社会人をやってきたぺいぱが、四半世紀近く続けてきた会社員生活を振り返り、後悔していることをまとめていきます。

そう、スッキリした気持ちの割に、もう不可逆だということもあって「やり残した、積み残した」そんな事は結構あるんですね。本来、後悔してるなら「再トライして実現までやり切る!」なんてことも考えられるのでしょうけど、もうぼくの価値観が切り替わってしまった以上、後戻りはありません。

そのため「後悔」という単語の使い方が間違っているかもしれませんが、今回「やわらか中学校」を通して皆さんの前でまとめて報告をすることで、これらの想いを清算させたい、成仏させたいと思っています。そう、年末大忘年会スペシャルとしてひたすらくだを巻きます(笑)

すでにFIREを達成されている方は「自分もそんなこと思ったなぁ」なんてあるあるネタとして楽しんでいただけるでしょうし、現在FIREを目指して歩みを進められている方は「会社員のうちにこれはやっておこう」という気付きになると思います。

ぜひ、最後までお楽しみください!

独身FIRE民ぺいぱが会社員のうちに達成できず後悔している7つのこと

では、早速いってみましょう!

① 会社員の頂点である社長になれなかった

会社員をしていく上で、よくキャリアプランを聞かれたり、書かされたりしますよね。皆さんはどうされていますか?

ぼくは「川の流れに身を任せる戦略」、つまり

・指示された場所で
・指示されたミッションを
・指示された期間内にこなす

こんな感じで長らくやってきましたから、もはやこの精度をどれだけ高めることができるかがキャリアプランだったと思います。会社にとって都合のいい男、ぺいぱ。

会社員というのは雇われです。何のためにそんなことをやってるのかといえば、多くの人が同じように答えるでしょう。「稼ぐため、食べるためです」と。会社での仕事を通じて自己実現をする、なんて綺麗事は、結局のところ後付けになるんだとぼくは思います。

会社員の役職は星の数ほどあります。おそらく最初は主任からスタートするでしょう。そのうち係長・課長・部長・本部長、そして執行役員があって、常務・専務に昇進し最後は社長になる。これが会社員として一般的な階段となるでしょう。

つまり役職という点でいけば、会社のトップである社長を目指すというのが最も分かりやすい回答であり、稼ぐという観点でも、社長より部長の方が給料が高いなんて事は考えづらいですから、やはりそこも含めて社長を目指すというのが合理的なんだと思います。

これを表立って宣言する人は稀でしょうし、いまはゆとり世代が跋扈する時代。万年平社員でゆるく仕事をしたいなんて人がいるのもまた事実ではありますが。

ぼくは最終的に部長止まりでしたので、全然その域には届きませんでした。これは間違いなく自身の実力が足りなかったことがあると思いますし、会社員が社長に登り詰めるというのは本当にごく少数、一握りの人間だけです。そういう意味では運の要素も必要になってきます。

ぼくは資産形成においては、

・投資する先
・投資する時期
・投資する額

などで運を味方につけることができましたが、社内における出世と言う観点では、その運を掴むことができなかったと考えています。

まぁ、運の総量なんて一生で決まっているなんて話もありますから、どこでその運を使うのかということも「彩りのある人生」を送る上で重要かもしれませんね。そのため、社長になるために運を使わなかった・使えなかった、っていうことが一概にマイナスだとも思いませんが。

ともあれ大手企業の社長業というのは誰もがやれる経験ではありません。ぼくのように部長業でメンタルが病むぐらいシンドイわけですから、それを遥かに超えるシンドさが社長業にはあるんだとも考えています。

それを分かった上でも大手企業の社長経験を人生の中で一度でもしておく。それは事業活動の推進で成果を出すということもそうだし、社員をどのように引き立てて差配するかというマネジメントの観点でもそうですし、社長レイヤーだからこその社内外でのお付き合いというのもあるでしょう。

そういう世界を一度見ておくか否か、という経験は老後に向けて歩みを進める上で、だいぶ違ってくるんだろうなと思ったわけです。

そんなわけで、ぺいぱは道半ばで会社員を辞めることになるわけですが、ぜひいま会社勤めをしている方々は控えめにならずに、堂々と社長を目指してもらいたいと思います。中途半端より振り切った方が面白いじゃないですか。

というわけで会社員のうちに達成できず後悔していることの1つ目は「社長になれなかった」になります。

② 社内恋愛や結婚ができなかった

先日お送りした回「独身FIRE民ぺいぱが結婚できない理由」の中でこんなことに振れました。結婚相手との出会いのきっかけランキングです。人生で身を置いている時間の多いコミュニティである職場・学校が上位となっていました。


独身FIRE民ぺいぱが結婚できない理由:資産形成を全力で取り組んでいるすべての独身者に捧ぐ
独身FIRE民ぺいぱが結婚できない理由:資産形成を全力で取り組んでいるすべての独身者に捧ぐぼくは40代中盤でIT企業勤務の会社員ですが、こんな頭出しで自己紹介をスタートをするのもあとわずか。もう時期FIRE(経済的に自立した早期退職)をして人生新たなフェーズに突入するからです。そしてたまたまではありますが先日念願だった億り人も達成しまして、身も心もお金も季節もちょうどいい区切りを迎えます。今回はそんなぼくの結婚観について語ろうかなと思います。え?誰も聞きたくないって?(笑)まぁまぁ、そう言わずに。資産を築いたことと未婚であることには因果関係があるのか否か。FIREや億り人達成と結婚との親和性を考えるきっかけになるかもしれません。...

<結婚相手との出会いのきっかけ>

 1位:同じ会社や職場(19.9%)
 2位:同じ学校やクラス(13.2%)
 3位:合コン以外の友人の紹介(12.4%)
 4位:恋活サイト・アプリ(10.6%)
 5位:サークルや趣味・習い事の活動(8.9%)

 ※「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」から
 ※ n=3,865

ぼくの場合、職場で相手を見つけるのはまだチャンスがありそうにも感じます。

しかし、社内恋愛は変な噂話が立ったり、別れた際のトラブルに発展することも多いわけです。昨今ではハラスメントの視点でも注意を払う必要があり、もはや役職者が社内恋愛するなんてことは危険しかありません。もしここを狙うのであれば入社して数年、まだお互いに若いうちがチャンスです。

そういう前提で行くと、ぼくも部長職の仕事に就くよりもかなり以前からこういうパートナーを見つけることができれば、そのまま結婚をしていたという「if」があったかもしれません。

出会いが社内ということもあり、その人同士で人となりも分かっているし、担当している仕事の内容、また業界の置かれている状況、会社のカルチャーまでもがよく見えているわけです。

付き合っていれば、お互い時間が取れずに、コミュニケーションが疎遠になったりするようなケースあると思いますが その要因の多くを占めるであろう仕事の部分がかなりクリアになっているという意味では、パートナー探しをする場所としてランキング上位に来るのも、お互いにとってメリットも多いことも、理解ができます。

こうした考えからも、一度や二度はぼくも社内恋愛を経験をしたかったと思いますが、ぺいぱは30代の時から王道を選ばないひねくれた生き方をしていたので、社内の人との接点よりは、社外の同じ業界業種の方々とコミュニケーションを取ることが多かったです。以前もお伝えしたようにマッチングアプリや合コンなどもそれに該当しますね。

ちなみに今回は大忘年会スペシャルという場なので、あえて皮肉めいたことを言います。

先ほど触れた通りぼくが勤めていた会社では社内結婚をされている方も多かったです。で、その方々が大体どんな役割・役職かで年収額のおおよそは検討がつきます。なぜならば、自分自身でも部下に対して評価を行っていたからです。

その情報に加え、住んでいる地域、持ち家か否か、服装や持ち物、趣味の中身、家計管理の向き合い方、投資の有無。これらがある程度見えると、FPの習慣からなのか年間収支と資産状況をなんとなく頭の中でシミュレーションできちゃうんですよね(笑)

それを踏まえると、今この会社での勤務で得られる労働収入がなくなると、たちまち生活が破綻をするような構図が見て取れることが多々あるんですね。特にぼくと同じような40代にです。定年まで会社員から脱却することができない重い十字架を背負わせれているな、なんて思ってしまいます。大変余計なお世話ですが。

まぁ仮にそうだとしても、皆が幸せそうな結婚生活をしているように映っていればそれはそれでよいのでしょうけども、全くそうは見えなかったわけです。

結婚、こればかりはお相手次第というところもあると思いますが、「やわらか中学校」にいただくコメントの中にも「結婚は負債」なんて声もありました。ただしその一方で素晴らしいパートナーを見つけられた人もたくさんいらっしゃる。

いやはや、資産形成で投資信託を選ぶよりも生涯のパートナー選びの方が断然難易度高めだなと思う次第です…。というわけで会社員のうちに達成できず後悔していることの2つ目は「社内恋愛や結婚ができなかった」になります。

③ 生涯の友人になる人を見つけられなかった

会社員を四半世紀やっていれば、いろいろな人との出会いがあります。それは社内で一緒に働く人もそうだし、仕事を進める上で一緒にプロジェクトを動かしていく外部パートナーの方々もそうです。

ぼくもこれまでIT業界の中でプロデューサーや部長職などとして色々な仕事、そして色々な人たちと関わってきました。ただ冒頭に述べた通り、コロナ禍で価値観が変わって以降ほとんどの付き合いをバッサリ止めてしまいましたので、現状は食事に行けるような人と言うのは片手で数える位しかいません。

会社という場所は、先程の結婚や恋愛における場所として上位に挙がることでも分かる通り、人と人とが結びつく場として非常に重要なコミュニティーの1つであります。

で、そのコミュニティーの中でぼくは、

・業務のアプトプットが優れている人
・アイデアやセンスが良い人
・ビジネスの嗅覚がある人
・課題発見の精度が高い人
・人材の能力を見抜ける人

こうした自分の力を遥かに超える尊敬すべき人物にたくさん出会ってきました。

一方で、仕事のできる・できないとは関係なく、仕事抜きの状態でも付き合いを続けていきたい、そう強く思える人がいたかといえば、それは結局見つかる事がありませんでした。四半世紀も会社員をしていて、星の数ほどの人に会ってきたわけですが、結果的にそういう人がいなかったというのは、痛恨の極みです。

実は今の勤務先に、同年代よりは若い世代の中で連絡を今後も取っていきたいなと思う人は何人かいます。誤解がないように言っておくとそれは同性です。変な意味はありません(笑)

ただ、ぼくは会社を退職後、スマホに入っている電話番号、そしてLINE等のSNSも含めて、すべてバッサリとデータ削除しようと考えています。これは自宅マンションの荷物を全部捨てるだとか、通勤時間をゼロにするだとか、住宅ローンを完済するとかにも通じます。

とにかく2020年にグレートリセットをした中で唯一やりきれていなかった会社員という身分をキレイさっぱり忘れ、第二の人生を歩むのにあたってはそういう整理も必要なんだと思ってます。可能であれば電話番号すら変えるぐらいの勢いでいます。

そうしたアクションを起こすときに、1つ前の項目であったような結婚相手を見つけることができなかったことにも通じるのかもしれませんが「この人だけは!」と思える人と勤務先で出会わなかったことは大変残念に思います。

人と人との出会いは、本当に一期一会だと思いますけども 今の勤務先に20年近く勤めてそういう人を作れなかった自分にも原因があると思いますから、こういう項目を自戒の念を持って取り上げたというわけです。

現在、会社員として勤務されてる方は、ぜひ仕事を抜きにして今後20年・30年後もつながりを持っておきたい。そう感じるような人をしっかり探しておくことをお勧めします。というわけで会社員のうちに達成できず後悔していることの3つ目は「生涯の友人になる人を見つけられなかった」になります。

④ 大手企業20年勤務の信用力をフル活用しなかった

会社員が金融機関から見たときに信用力が高いとされる理由は、主にこの3つのポイントに集約されます。

・安定した収入の確保
会社員は、毎月決まった給与が支払われるため、収入が安定していると見なされる。金融機関は返済の滞りが少ない顧客を求めるため、安定した収入源を持つ会社員は有利。

・雇用の安定性と勤続年数
正社員は雇用の安定性がある点が重要な評価ポイント。安定した立場で長く勤めることは、収入が今後も続く見込みがあると金融機関が判断する材料となる。

・社会的信用と透明性
会社員は社会的信用が高い立場と見られている。社会保険や年金加入、労働収入の証明がしやすいことは、金融機関にとってリスクを低く見積もる根拠となる。

このように、金融機関が会社員を信用力が高いと評価するのは、収入の安定性・雇用の継続性・社会的信用が揃っているからです。

これらの要素が組み合わさることで、返済が滞るリスクが低いと判断され、ローン審査においても有利に働きます。一方で、個人事業主やフリーランスは収入の変動が大きく、同様の信用を得るにはより高い実績や証明が求められます。

ぺいぱは現在の勤務先に20年います。IT業界の中ではそれなりに大手に入りますし、それなりの立場、それなりの給与、それなりの雇用期間であることは、金融機関側からすれば相当高い信用力になるんだと思います。

つまりぼくは、金融機関からお金を借り入れできる可能性というのが相当枠あったにもかかわらず、持っていた住宅ローンというのは2,000万円ほど。こちらについては先日お話しをした通り、数日後に一括返済をするので、今後は無借金となります。


ぺいぱ、住宅ローンを完済する。
ぺいぱ、住宅ローンを完済する。現在、ぼくは会社の早期退職に向けて色々な準備期間にあります。6月に会社へ退職意向を示して以降、9月いっぱいで引き継ぎを終了し、10月から有給消化中。ここまで1ヵ月半以上経過をしており、まだ退職時期含めた交渉は残っているものの、FIRE後の生活に向けた棚卸しを進めている状況というわけです。その中の1つ、住宅ローンについて進展があったので今回はその話をしようと思います。...

もちろん借り入れするという事にはリスクも伴います。将来的な金利上昇もあるかもしれないし、ローンを使って購入をした住宅の目利きを失敗すれば大きくオーバーローンになる可能性だってあります。

近年の住宅価格上昇を受けてこの10年位のうちに都心部で頭金なしフルローンを組んだ方は概ね、数千万円単位で売却益が出るんだと思います。今後もまだ数年はそういう状況が続く可能性もあるでしょう。

会社員という立場を捨てる前に、そうしたローンを組んでFIRE生活を迎える手段もなかったわけではありません。ただし、やはりキャッシュインフローのコアだった労働収入がなくなるわけですので、不確定要素はできるだけ外しておきたい。そして固定支出もまたできるだけなくしておきたい。

そういう観点から、ぼくは賃貸暮らしをしながら現状の資産をしっかり継続運用して大きくしていくことに決めたわけです。会社員の信用力の使い方については、意見の分かれるところではありますが、今回はこうした視点も紹介をさせていただきました。

というわけで会社員のうちに達成できず後悔していることの4つ目は「大手企業20年勤務の信用をフル活用しなかった」になります。

⑤ 社内表彰を一度もされなかった

皆さんの会社には社内表彰制度あるでしょうか?社内表彰とは、企業が社員の優れた業績や貢献を評価し、公式に表彰する制度やイベントのことを指します。これは社員のモチベーションを高め、社内の士気向上や企業文化の活性化を図るために行われます。

目的や種類、メリットはこのような形です。

<■社内表彰の目的>

 ・貢献の可視化:優れた成果や行動を認めることで、他の社員にも模範を示す。
 ・モチベーション向上:社員のやる気を高め、さらなる成果を促す。
 ・組織文化の強化:企業の価値観や目標に沿った行動を奨励し、一体感を生む。
 ・離職率の低下:社員の努力が認められることで、エンゲージメントが向上し、離職を防ぐ。

<■社内表彰の種類>

🏆業績・成果表彰
 ・売上や利益目標を達成した社員、チームを表彰。
 (例)営業成績最優秀賞、年間MVP。

🏆イノベーション表彰
 ・新しいアイデアや業務改善を提案し、実現した社員を表彰。
 (例)業務改善提案賞、革新賞。

🏆チームワーク・貢献表彰
 ・チーム全体の成果や、個人のチームへの貢献を評価。
 (例)最優秀チーム賞、ベストサポート賞。

🏆長期勤務・勤続表彰
 ・長年にわたり企業に貢献した社員を表彰。
 (例)勤続10年・20年表彰、定年表彰。

🏆社内価値観・文化表彰
 ・企業のミッションや価値観に従い、模範的な行動を取った社員を表彰。
 (例)CSR貢献賞、最優秀活動賞。

🏆特別表彰
 ・特定のプロジェクトやイベントでの活躍を評価する特別な表彰。
 (例)特別功労賞、最優秀プロジェクト賞。

<■社内表彰のメリット>

 ・社員の満足度向上:成果が認められることで、社員は満足感を得る。
 ・競争と協力の促進:健全な競争心が生まれ、企業全体の生産性が向上する。
 ・ブランド力強化:社外にも企業文化の良さが伝わり、採用活動などに好影響を与える。

これらは一般的に企業で実施されている表彰制度の最大公約数を書き出したものです。

社内表彰は、企業にとって社員の努力を認め、組織全体の活力を高める重要な仕組み。適切な評価と表彰を行うことで、企業と社員の信頼関係が強化され、また社員のモチベーション醸成にもつながります。

ぺいぱの勤務先にもいくつかの形で社内表彰制度というものがありましたが、ぼくは20年近く勤務してきた中でただの1度も表彰を受けたことがありません(笑)これは残念なことですし、そうした活動ができなかったことを改めて痛感する瞬間でもあります。

ぼくは、キャラクター的にも会社のはまりどころとしても、メインプレイヤーたちのサポーターでした。そういう意味では決して目立つプレイヤーにはなれないし、言い換えるとナンバー2としては優秀、みたいな会社員だったとも言えます。つまり日の当たる場所に立つ機会はほとんどありませんでした。

皆さんはこうした社内表彰を受けたことってありますでしょうか?というわけで会社員のうちに達成できず後悔していることの5つ目は「社内表彰を一度もされなかった」になります。

⑥ IT業界以外をまったく経験しなかった

ぼくは過去2回転職をしていまして、最初は社員数名のベンチャー企業におよそ2年。次は上場企業でおよそ3年。そして同じ業界で同規模だった現在の勤務先がおよそ20年。かれこれ四半世紀社会人をしてきたことになります。これまで3つの会社を経験してきたわけですが、そのいずれもがIT業界という括りになります。

特定の業界、特にIT業界だけで会社員として働くことにはもちろん多くのメリットもありますが、このようなデメリットも考えられます。

 ・他業界の働き方や価値観、異なるビジネスモデルに触れる機会が少なくなる。
 ・スキルやキャリアがその業界内での価値に限定されやすい。
 ・他業界に移る際に、異なる働き方に適応するのが難しく感じることがある。

特定の業界に特化することは、専門性の高いキャリア形成に役立つ一方で、視野やスキルの幅を狭めるリスクもあるわけです。これらを補うためには、異業種の知識を学ぶ、異業界の人脈を広げる、汎用的なビジネススキルを磨くといった意識的な取り組みが効果的です。

そういう観点からも、ぼくはできるだけ会社内でのコミュニティよりも会社外でのそうしたものに重要性を見出していたことになります。実際に今でもお付き合いがある人というのは、会社の人ではないことがそれを表しているかと思います。

もちろんIT業界でスタートしたキャリアですから、その業界を渡り歩いていく、その分野を深掘りしていくことで、年収アップとかスキルの深掘りにつながっていくのは間違いありません。その恩恵ももちろん存分に受けてきました。

一方で全く違う業種業界に転じることができれば、それは自分の視野を広げることにもなるだろうし、特定の業界でしか知り得ないような知識を見聞きすることもできたのだと思います。

今後の人生を考えたとき、IT業界で培ってきた技術や知識を生かしていくとなると、退職後に知り合いを増やしていくという点では同業種に限定をされやすくなるわけです。

ですので、自分の見識を広げていくためには、今まで全く取り組んだことのない趣味を始める、副業を始める、スポーツを始める、ということもあるでしょうし、ぼくが10月から取り組んでいる脚本家学校に通うなんていうのも、そうした取り組みと同義になると考えています。

いずれにしてもIT業界に身をおけたことが今の資産を築く、そしてFIREを達成することができたベースとなっている事は間違いありませんから、それを後悔しているわけではありません。もう少しIT業界に身を置きながらも、色々な他業種の方々との交流を増やしていけばよかった。そういう風にも感じているわけです。

ということで、会社員のうちに達成できず後悔していることの6つ目は「IT業界以外をまったく経験しなかった」になります。

⑦ 感謝の気持ちが足りなかった

皆さん、普段から感謝してますか?

感謝とは:
ありがたく感じること。ありがたく思って礼を言うこと。施してくれた相手に対して表すポジティブな反応のこと。

これは日々の生活の中で、家族に対してもそうだし、知り合いに対してもそうだし、両親に対してもそうだし、会社の同僚に対してもそうだし、上司に対してもそうだし、あらゆる人たちに対する感謝です。

2020年を代表するドラマ、TBS系 日曜劇場『半沢直樹』。原作は『下町ロケット』や『ノーサイド・ゲーム』など、数々の企業小説を手掛けた池井戸潤さんの小説を原作に、メガバンク子会社の証券会社で営業企画部長を務める主人公が、社内外の不正を暴く勧善懲悪の骨太ドラマです。

このドラマでは数々の名言が生まれました。その中でも主人公が同僚に向けて話した「感謝と恩返し」は特に印象に残っています。

「仕事で大事なのは感謝と恩返しだ。その2つを忘れた未来はただの独りよがりの絵空事だ。これまでの出会いと出来事に感謝をし、その恩返しのつもりで仕事をする。そうすれば、必ず明るい未来が開けるはずだ」

では、感謝の気持ちを表すにはどうすればよいのか。

プレゼントを贈る?褒める?給料を上げる?全部正解ですが、もっと簡単に、それこそSNSで「いいね!」を付けるぐらい気軽に感謝を表す方法があります。それは「ありがとう」と言葉に出すことです。

確かにこの2020年はぼくの人生観が大きく変わった時期でもありましたから、特に社会インフラに携わっている方全般への感謝の気持ちが絶えなかったことは鮮明に覚えています。例えば、

・電気/ガス/水道などの供給に携わっている方。
・コンビニやレストランで働かれている方。
・ホテルでお仕事されている方。
・病院で医療に従事者されている方。
・投資先企業で働いている従業員の方。

などなど。

自身の生活を支えている裏側の方々全員に対して、日々感謝していたわけです。しかしながら、こうした感謝の姿勢を無意識に持続できるようにするというのは難しいもので、気付くと忘れていたりします。その極みが勤務先への感謝です。

相思相愛でなければ入社をしてその会社で仕事をすることができません。そういう意味ではぼく自身も入社のために手を挙げたわけですし、それに対して会社も了承してくれた。そんな前提があるわけです。

入社後に出会った上司、同僚、そして部下、たくさんの人たちに囲まれながらぼくはこれまでビジネスに携わってきました。

会社員はシンドイことも多いですが、強制的に友情・努力・勝利、そういう週刊少年ジャンプ的なものを身をもって体感できる場でもあります。

ぼくは今年いっぱいで退職をします。そのきっかけとなった独身管理職として辛い立場に立たされていたこと。会社からの支援がない、部下も物分かりが悪い、会社の制度は社員のことを考えていない、など不満がどうしても先行していました。

日々会社で仕事をしていれば、良いことよりも悪いことが先に立つというのはよくある話ですし、会社の同僚と飲みに行けばそんな悪口ばかりが出てくるっていうのもまたそうなのでしょう。

ただ、会社には当たり前のように、自分の机と椅子があって、仕事をするための機材も用意をしてくれて、しっかりとしたITインフラも整っており、業務に慣れるために周りのサポートもあり、仕事が軌道に乗るように上司や同僚の支えもある。

これら過去の支援があったおかげで、今の自分がある。そんな風に常に感謝をしなければいけません。

そうした感謝の気持ちが会社に対しては薄れていたというのが、ぺいぱの反省でもあります。ということで、会社員のうちに達成できず後悔していることの7つ目は「感謝の気持ちが足りなかった」になります。

おしらせ

キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「独身FIRE民ぺいぱが会社員のうちに達成できず後悔している7つのこと」をテーマに話を進めてきましたがいかがだったでしょうか?

こうした後悔を皆様の前で赤裸々にお話しすることで、この想いをきれいに清算をする、成仏させるという趣旨の回でした。

今まさに会社員をやられている方も、もう既に会社員を退いた方も、どこか1つは思い当たる節があったのではないでしょうか。人によっては7個全てを達成をしている方もいるかもしれませんね。

ぼくはもともと人の先頭に立つようなキャラクターでもなかったですし、ただのMac好き、ガジェット好きの陰キャ青年だったわけですから、そういう意味では広報という人の前に立つ仕事もそうですし、数百名単位で部下を預かっていたこともそうですし、柄でもないことをよくやっていたなぁと思います。

あと、そういう抜擢をしてくれた上司、そしてそれを支えてくれた同僚にも、しっかりと感謝をしないといけないということです。

こういう振り返りを改めて冷静になって行うことができるようになったのも、大人になっていく上で必要な経験・成長をさせてくれた会社員というものがあったからです。

人が成長するためには、やはり一度は民間企業で会社員を体験しておく方が良いでしょうし、せっかく体験をするのであれば、ぼくが今回紹介したようなことで後悔がないように、全力でぶつかってやりきってみる。そういうことが良いんだろうと思います。

ぼくも体調を崩さなければ、そしてその体調崩すきっかけとなった人、組織と出会わなければ、もう少し会社員を続けていた未来はあったかもしれません。ただ、やはりどんな選択を取ったとしても、結局は最終的にその人の持つ価値観に基づいたあるべき場所に収斂されていく、というのがぼくの考えでもあります。

ですので この後悔している7つのことをぼくが仮にすべて達成をしていたとしても、やはり会社員は定年よりもかなり早い段階で身を引くことになったでしょう。

今回の話を聞いていただいて、皆さんはどういう感想をお持ちになられたでしょうか?ぺいぱがとんでもない捻くれ者だと思われた方もいるかもしれないですし、自分も全く同じようなことを考えていたという人もいるかもしれないですし、他にこんな後悔をしていると思った方もいると思います。

ぜひそういった声をコメント欄に残していただけるとうれしいです。すべてに対して回答させていただきます!

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

会社員は一度やっとけ。

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