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ESG(環境・社会・企業統治)関連の投資信託ランキング

ESG(環境・社会・企業統治)関連の投資信託ランキング
この記事で分かること

・企業にも環境対策の情報開示が求められる時代
・ESG/SRI/環境関連の投資信託ランキング
・ESGは資産形成とは別軸で考えるべきもの

おはーん、ペーパー先生です。

先日、気候変動対策に関する各国・地域の概況について紹介をしました。

気候変動問題=安全保障問題、というかなり根深いテーマだったわけですが、

詳しくはこちらをご覧いただければと思います。

気候変動問題=安全保障問題という厳しい現実
気候変動問題=安全保障問題という厳しい現実先月22日、バイデン米大統領が主催した気候変動に関する首脳会議(サミット)で、各国・地域の首脳がオンライン参加し、CO2(二酸化炭素)排出削減に向けた目標を掲げました。印象としては、先進国だけが意欲的な削減目標を表明した一方で、中国やインドを始めとする新興国では経済成長と環境対策とのバランス配慮などの声が上がり、世界全体で取り組んでいくという雰囲気醸成には至らなかった印象です。今日は気候変動対策のいまについてやわらか紹介します。...

記事の最後で、資産運用会社も投資先企業に対して、

環境対策に関する情報開示を徹底していく姿勢となっていることを触れました。

いまや投資家にとっても見て見ぬ振りができない問題。

今日はESG(環境・社会・企業統治)に対する取り組みを

投資先選びに反映している投資信託のいまについてやわらか紹介します。

ESG関連の投資信託ランキング

ESG関連投資信託の純資産残高は3月末時点で約2兆4500億円になりました。

これは前年同期比で4倍以上となっており、「未来の世界(ESG)」の愛称で提供されている

アセットマネジメントOneさんの「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」がけん引しています。

本投信の3月末時点での残高は約1兆300億円で、ESG関連のおよそ半分を占めています。

ではここで、ESG関連投資信託の純資産残高ランキングを見てみましょう。

<ESG関連投資信託の純資産ランキング>

1位:
グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
アセットマネジメントOne(運用会社)
10289億円(純資産残高)
11.24%(暴落率6カ月)

2位:
野村ブラックロック循環経済関連株投信 Bコース
野村アセットマネジメント
877億円
25.41%

3位:
ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド
三菱UFJ国際投信
846億円
25.74%

4位:
野村環境リーダーズ戦略ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
野村アセットマネジメント
735億円

5位:
野村環境リーダーズ戦略ファンド Aコース(為替ヘッジあり)
野村アセットマネジメント
689億円

6位:
野村ACI先進医療インパクト投資 Bコース 為替ヘッジなし 資産成長型
野村アセットマネジメント
689億円
11.40%

7位:
野村ブラックロック循環経済関連株投信 Aコース
野村アセットマネジメント
664億円
17.73%

8位:
アライアンス・バーンスタイン・世界SDGs株式ファンド(資産成長型)
アライアンス・バーンスタイン
486億円

9位:
野村ACI先進医療インパクト投資 Dコース 為替ヘッジなし 予想分配金提示型
野村アセットマネジメント
485億円
11.40%

10位:
ニッセイSDGsグローバルセレクトファンド(資産成長型・為替ヘッジなし)
ニッセイアセットマネジメント
374億円
17.14%

11位
野村ACI先進医療インパクト投資 Aコース 為替ヘッジあり 資産成長型
野村アセットマネジメント
373億円
6.27%

12位
世界インパクト投資ファンド
三井住友DSアセットマネジメント
335億円
26.70%

13位
未来イノベーション成長株ファンド
三菱UFJ国際投信
330億円
22.19%

14位
ピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・ファンド(年2回決算型)為替ヘッジなし
ピクテ投信投資顧問
313億円
32.58%

15位
ピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・ファンド(年2回決算型)為替ヘッジあり
ピクテ投信投資顧問
300億円
25.72%

※QUICK資産運用研究所調べ。対象はETFを除く追加型株式投信で、ESG・SRI・環境関連ファンド。QUICK独自の分類。暴落率は分配金再投資ベース。2021年3月末時点。

【出典】ESGファンド残高急増 ブームか持続か、カギは個人(日経電子版)
2021年4月28日 2:00 [有料会員限定]

QUICK資産運用研究所さんの調査によると「ESG投資に関心がある」と回答した人の傾向は以下とのこと。

 ・女性より男性の方が関心が高い。
 ・高齢者より若い世代で関心が高い。
 ・年収が高いと関心も高い。
 (全国の20~74歳までの約5000人を対象に昨年11月末に実施)

この手の投資信託は、退職金を片手に人生初めての資産運用を

銀行の窓口に託すような高齢男性が多いのかな、なんて勝手に思い込んでいましたが、

一概にそんなことはないようですね。

さいごに

今日紹介したような投資信託は、全体的には運用期間が短いことや、組み入れ企業の基準が不明瞭など、

過去に何度も繰り返されてきたテーマ投信ブームの1つだと言えると思います。

ESGへの関心は年収が高めで30代前後の若い世代に寄っていることからも、

それなりにリスクを踏まえて資金を投じているという見方もできます。

一方、ブームというのは流行り廃りが激しく、腰を据えた投資とは相反するものです。

20年、30年と我慢し続けられるのかどうかという点に加え、

場合によっては自身に意図に反して償還されてしまう可能性もありますので、先生としてはオススメしません。

ESGは資産形成とは別軸で考えるべきものなのかもしれませんね。

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では、ごきげんよう。

今日のまとめ

シンプルに生きれば地球にも優しい。

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