・不動産売却に関するアンケート結果
・売却期間が短い方/長い方の特徴
・先生が賃貸募集で行った工夫
おはーん、ペーパー先生です。
先日の記事の中で、募集をしていたマンションの賃貸契約に関する話題をお伝えしました。
ホテル暮らしを開始し、先生が2010年に購入した30㎡強の単身者向けマンションを貸し出しをすることにしたのです。
3月初旬に募集開始してから、申し込み、契約手続きまでの期間はおよそ1.5か月でした。
現在、不動産会社を通じて契約手続きを進めているというステータスです。
これは賃貸の話ですが、もちろん売却という選択肢もなかったわけではありません。
今日は世の中の不動産売却に関するあれこれについてやわらか紹介します。
不動産売却に関するアンケート結果
不動産会社の口コミ・評判サイト「おうちの語り部」を運営するSpeeeさんが、
不動産売却経験者を対象にしたアンケート結果を公表していますので、そちらを見てみましょう。
<アンケート調査の概要>
・調査期間:2019年12月-2021年2月
・内容:売り出し開始から成約までの期間
・回答者の属性:全国、男女不問、20代~90代、不動産売却査定専門サイト「イエウール」を利用したことがある人
・有効回答人数:4958人
・調査手法:WEBアンケート
<サマリー>
・不動産売却にかかる期間は、どの物件種別においても、1ヶ月以上4ヶ月未満で売却された方の割合が多かった。
・早い方は1ヶ月未満で売却完了、長い方は2年以上売却完了までかかっている。
<戸建ての場合>
売却が想定期間より早く完了した方は、
市場価格と成約予想価格をもとに売り出し価格を設定し、一発決着したという声がありました。
あまり欲を出さずに、査定価格プラスアルファくらいで売り出すというのが良いようです。
なお、売却期間が想定より長期化してしまった方は、
値引き交渉での決裂や仲介業者へ丸投げをしていたことをが原因のようです。
<分譲マンションの場合>
最も多かったのは、1ヶ月以上4ヶ月未満でした。
売却が想定期間より早く完了した方は、
入居しながらの募集を諦め、退去した上で内覧可にしたり、
適正相場に募集価格を下げるなど、概況を踏まえて迅速に対応した結果のようです。
一方、売却が想定より長期化してしまった方は、
戸建て同様に値付けや、不動産会社に任せっきりになっていたことで、
ずるずると着地が延びているケースが多いとのことです。
【出典】アンケート調査結果:不動産売却にかかる期間(Speee)
2021年4月21日 11時31分
さいごに
先生のマンションは、募集開始当初はお問い合わせが週に2,3件と非常に少なかった課題がありました。
昨年のコロナ禍以降の賃貸市場は、3LDKなどファミリー向けの広めのマンション需要が高まった一方、
単身者向けマンションは需要が低下していたという状況があったことも理由の一つです。
なお、所有マンションの強みと弱みは以下になります。
<強み>
・中規模マンションの最上階。
・南向きで日当たり良好。
・高台で景観は抜群。
・富士山や花火大会の鑑賞可。
・ウォーキングクローゼットあり。
<弱み>
・STUDIOタイプで手狭。
・国道横で交通量が多い。
・床暖房無し。
<その他>
・立地は駅から徒歩10分。
・都心部まで電車で15分。
・テック大手企業が最寄り駅のオフィスビルへ入居している。
・高収入の単身者が多く利用している区域である。
・賃貸に出すことを急いでいる状況ではない。
ざっとまとめるとこんな状況でして、借り手が見つかる自信はありました。
そこで先生が取った打ち手は以下の2点。
①賃貸募集ページに部屋からの景観写真を数点追加。
②募集価格を月135,000円から128,000円に改定。
結果、すぐに申し込みがありました。
こういうのって本当にマーケティングの発想が必要だなと思いました。
その住まいの良さを一番知っているのは自分自身です。
賃貸や売却に動かれている方は、
ご自身のマンションや自宅の強み・弱みを明確化した上で、
相場価格を睨みながら、強みを徹底的に打ち出していくことが必要になりますね。
こちらの記事もよろしければどうぞ。
では、ごきげんよう。
相手の気持ちに立ってみることが大事。