・人生の可能性を大きく変えた選択
・人は楽をしたがる生き物である
・若い時の苦労は買ってもせよ
おはーん、ペーパー先生です。
先生の半生を振り返ると、判断したことで良かったと感じるのは、
①会社にベンチャーを選んだこと。
②業界にITを選んだこと。
③職種に専門職(デザイナー)を選んだこと。
です。
ベンチャーでは「自分で全部やる」という泥臭い仕事の仕方を覚えましたし、
IT業界を選んだことで、市場拡大の恩恵を十二分に受けていますし、
専門職から社会に入ったことで潰しがきくようになりました。
当時はこれらをすごく戦略的に選んだわけではありませんから、
あくまで結果論であるのですが、やはりこの3つが今の自分を作り上げていると言えます。
「会社」「業界」「業種」、これらの選択が人生の可能性を大きく変えるわけです。
今日、特にお話をしたいのは
“人は楽をしたがる生き物である”
ということです。
ことわざに「若い時の苦労は買ってでもせよ」というものがありますが、まさにこれです。
先ほど半生を振り返って良かった3つの判断を紹介しましたが、
断トツで1位なのは、新卒でいきなり社員5人のベンチャー企業へ飛び込んだことです。
グラフィックデザイナーとして半年のアルバイトを経て、正社員になったわけですが、
人を育てる環境なんてありませんから、ステーショナリーの作成やWebサイトデザインなどのほか、
お茶の買い出しから、企画書作成、イベントのプランニングに、雑誌記事の執筆などなど。
それはもう、縦横無尽になんでもやりました。
こういう会社では、社内や周囲には尖った方も多くいます。
ビジネス、エンジニアリング、セールスなど、一人一人がスペシャリスト。
賞金稼ぎの集団みたいな、そんな環境でした(笑)
今思えば、専門学校でたった2年間デザインを学んだデザイナーとも呼べない、駆け出しの若者を採用してくれたものです。
当時、自身でサイトを作ってコンテンツ配信をしていたことが、雑誌などに広く取り上げていただいたりもしており、
そうした行動力だけを買ってもらったんだと思いますが、
当時の社長、副社長には感謝しかありません。
話を戻していきますと、「楽できるような環境じゃない」ところに社会人の最初で身を置いたからこそ、
なんというんでしょうか、「バチッ!」と生き様の軸が座った気がします。
大きな企業や組織になると、同じ範囲の仕事をただひたすら続けていく、ということになりがちです。
慣れた仕事というのはある意味で楽ですから、その状況に甘えてしまうんですよね。
こうした自身にとって心地よい場所ということで「コンフォートゾーン」なんて呼ばれたりもしますが、
一度入ると、そこから離れるのはかなりの労力がかかるわけです。
年齢を経れば経るほど腰が重くなる、ということがありますが
だからこそ「若い時の苦労は買ってでもせよ」なんです。
なぜこんなテーマを取り上げたのかというと、今の自分がもしかするとこの
「コンフォートゾーン」に踏み込んでしまったのではないか、と気になり始めているからです。
プライベートでは新しいチャレンジを続けていますが、仕事ではどうだろうかと自身に問いかけると、
この数年、チャレンジできてないなという反省があります。
働き方の在り方、ということでいくとベンチャーやフリーランスで働いていたときが、
結果的には正解だったのではないか、とここ最近は考えます。
同年代の皆さま、人生後半戦の歩みをどう考えてますでしょうか?
では、ごきげんよう。
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「人生とは運命を切り開く賭けの連続…」(セッツァー)