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企業選びの際はサステナビリティの取り組みを見よう

企業選びの際はサステナビリティの取り組みを見よう
こんな人に読んでもらいたい。

・社会貢献活動に興味がある方。
・会社選びをどうするべきか悩んでいる方。
・この手の横文字が多くて意味分からない方。

おはーん、ペーパー先生です。

皆さん、就職や転職活動の際、会社選びはどのように行っていますか?

給与、勤務地、福利厚生、業種、業界、事業規模、海外展開などなど。

実に様々な切り口があります。

先生が15年前、転職活動の際に最も重要視したのはサステナビリティでした。

サステナビリティとは

直訳すると「持続可能性」。環境、社会、経済などを長期にわたり良好な状態で維持させていく考え方です。

これは企業だけの話ではありません。

我々個人個人の普段の過ごし方から、国・地域といった様々な範囲で、持続可能性を求めていくという非常に広い考え方です。

今日は、会社選びにこのサステナビリティを活用していこう、という話題です。

似た分野の名称を整理

今回は企業におけるサステナビリティを取り上げますが、一昔前ですとCSR活動と呼ばれることが多かったです。

CSRとは

「Corporate Social Responsibility」の頭文字を取ったもので、一般的には「企業の社会的責任」と呼ばれます。企業は収益だけを追い求めるのではなく、社会の一員として地域貢献や環境活動などの社会還元の取り組み全般を指しており、サステナビリティの考え方とほとんど同義と言って構いません。

また、最近よく耳にする「SDGs」(エスディージーズ)。

SDGsとは

「Sustainable Development Goals」(持続可能な開発目標)の頭文字で、2015年9月に国連サミットで採択された2016-2030年の15年間で達成するための17ある目標です。

持続可能な開発目標(SDGs)

【出典:「国際連合広報センター」ホームページ

ここまで色々な言葉が出てきましたが大上段から記載すると、

「サステナビリティ」…環境・社会・経済での持続可能性。
「CSR」…この考え方に基づき企業が行う社会貢献活動。
「SDGs」…具体的な17の目標。

こんな感じです。

では、企業のサステナビリティがなぜ会社選びに活きるのか。

具体例を見ていきましょう。

サステナビリティの取り組み事例

企業がサステナビリティの取り組みを行うためにはお金がかかります。

利益の一部を社会還元したとしても、リターンが明確にあるわけではありません。

つまり、これをコストだと考えず行動を起こしていくことができているのかどうかで、その企業の姿勢が分かるわけです。

こうした視点で企業を調べていくと、自身の価値観と合う企業なのかどうかが驚くように見えてきます。

では、企業は具体的にどのような活動をしているのでしょうか?

サントリーグループ:
サントリー水育「森と水の学校」「出張授業」 。

キャノン株式会社:
トナーカートリッジの回収とリサイクル活動。

株式会社ブリヂストン:
子どもたちへ交通安全教育プロジェクト。

ダイキン工業株式会社:
インドネシアにおける森林再生プロジェクト。

株式会社ファーストリテイリング:
素材選びやエコバッグの普及。

株式会社大林組:
労働安全衛生マネジメントシステムの構築。

このように、業種・業界によって取り組んでいることは様々です。

企業を深く知るために

多くの企業は中核事業に関連するもの、例えば飲料であれば水資源、製紙ではれば森林資源など、環境保全に対して利益還元していくというものが多いです。

企業から出る利益というのは、我々会社員が働いで出た成果の一部でありますので、自身の仕事の一部がこうしたサステナビリティの取り組みに使われていると考えると、また一味違った観点で企業選びができませんか?

企業サイトには必ずサステナビリティに関するページがあります。(冒頭に触れたとおり、名称が「サステナビリティ」や「CSR」、「SDGs」などでバラバラですが…)

企業研究の際はこうしたところもチェックいただくと、「儲かっている割にはあんまり活動してないな」とか「商品からは想像できないようなこんな活動をやってるんだ」など、その企業の違った側面が見えると思います。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

サステナビリティへの姿勢で企業の真の顔が見える。

   

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