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映画館で映画を観る文化は終わりを迎える?

映画館で映画を観る文化は終わりを迎える?
この記事で分かること

・映画視聴における環境変化
・映画館で映画を見るメリット/デメリット
・時代が大きく変化する間にある

おはーん、ペーパー先生です。

コロナ禍の前後で、大きく変わった生活習慣が2つあります。

それが

・飲み会
・映画

です。

飲み会については忘年会について取り上げたこちらの回でも触れましたので

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今日は映画について起きた変化を考察していきたいと思います。

音声解説

このブログの内容はラジオでも解説しています。

映画視聴における環境変化

非対面・非接触、という点で、

飲食の場合が、宅配に力を入れたように、

映画の場合は、配信に力を入れ始めました。

劇場公開と同時に配信開始、という事例もありましたし、

劇場公開を取りやめて、配信オンリーという作品もありましたから、

映画視聴における環境変化というのは、どの業界よりも凄まじかったわけです。

映画「ブラック・ウィドウ」の主演女優スカーレット・ヨハンソンさんが米ウォルト・ディズニーに対して損害賠償を求めていた訴訟で、両者が和解したことが9月30日にわかった。関係者が明らかにした。和解条件などの詳細は開示されていない。映画のネット配信に関する契約のあり方を問う訴訟として注目されたが、本格的な法廷での争いが展開される前に幕を下ろした。

ヨハンソンさん側は7月、映画館と動画配信サービスでのブラック・ウィドウの同時公開が契約違反にあたるとして、ディズニーを提訴していた。訴状では、契約で「幅広い劇場公開」を約束していたにもかかわらず、通常は90~120日ある映画館での独占上映期間が守られなかったなどと指摘。ヨハンソンさんの報酬の一部は興行成績に連動しており、損害を受けたと主張していた。

【出典】「ブラック・ウィドウ」訴訟、ディズニーと主演女優和解(日経電子版)
2021年10月1日 11:51

さて先日、映画監督・村上賢司(むらかみ・けんじ)さんのツイートが話題となりました。

これには色々な意見が飛び交いました。

・映画館に行かない自分からすれば新作もプラス料金で観れるなら間違いなく映画館はいらない。自分の部屋が最強だから。映像が凄い。音がすごいってのは自分はそこまでの事ではない。

・よほど魅力を感じないと「アマプラ待ちでええかー」と思ってしまう。家で見る方が快適だし。

・映画館の雰囲気は映画館でしか味わえない。

・若い人ほど映画館の価値を分かっている気がするけど、映画業界の広報戦略が下手で古いだけな気がする。

・私はネトフリ、アマプラ、Hulu、ユーネクに入ってるけど、それでも全然映画館行くし映画館で観るという体験にお金払ってるかな。

・映画を見る意義は迫力ある映像と音だけではなく好きな作品の興行収入に貢献して続編など展開してほしいから。

・今現代社会で唯一ケータイをオフしてられる場所なので映画館はあってほしい。
  
・家で配信で映画見てると、携帯触ったりトイレ行ったり、早送りや一時停止したくなったり、出来ることが多いせいで集中出来ない。映画館は映画に集中できる。

・映画館はお金払ってCM見せられるのが残念。半個室化してもらって1回3,000~5,000円で体験を買いたい。観たい作品なら5,000円払う。

・自分が住んでいる集合住宅の環境では画面の大きさや質、特に音響面を満足できるレベルにするのは難しいので、映画館に足を運ぶ価値が十分にある。

映画館で映画を見るメリット・デメリット

そんな先生も、コロナ禍前までは毎週末、新作映画を観に

劇場へ足を運んでいた人の一人でした。

同じ日に2本観るようなことだってありました。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、字幕と吹き替えをそれぞれ観に行きました。

つまり、映画館で映画を観る文化を全面的に肯定している立場だったわけです。

月4本だとすると、年間48本。

1作品1,900円計算で、年間91,200円。

しかも、109シネマズに設置されている高級シート、

「グランド・エグゼクティブシート」設置シアター作品の場合は、

必ずこちらを利用していました。

ラウンジ付きで電動リクライニングシート、1ドリンク付きで6,500円。

仮に年間、このシートで48回通い詰めした場合は、年間312,000円!

まぁ、かなりまとまった支出になるわけです。

先生が最後に映画館で視聴した作品は『パラサイト 半地下の家族』でした。

本作の劇場公開は2020年1月10日。

第92回アカデミー賞で最多4冠を受賞したのが2月9日。

その後しばらくして知人からの勧めで観に行った記憶がありますから、

ほんと、コロナ禍直前だったわけです。

そこから丸2年。

映画館に行かなかくなったことで何か困ったことがあるかというと、

…全然ないんですよねぇ(笑)

映画館のメリット・デメリットを書き出してみました。

⭕️映画館で映画を見るメリット
・専用の映像/音響環境。
・最新作が最速で視聴できる。
・邪魔されずに集中できる。

❌映画館で映画を見るデメリット
・1度しか見れない。
・周囲にどのような人が座るかが分からない。
・一時停止ができない。
・視聴時間が固定されている。
・喋ったらダメ。
・飲食の料金が高い。

人によっては、このデメリットこそがメリット、

という方もいらっしゃるでしょう。

あと、ここにはあえて挙げませんでしたが、

“映画を視聴する”という点において、

コストパフォーマンスにも差がありますよね。

作品数と月額費

■Amazonプライムビデオ
 非公開 500円(税込)

■Netflix
 非公開 990円(税込)

■U-NEXT
 18万本以上 2,189円(税込)

■dTV
 12万本 550円(税込)

■Hulu
 7万本 1,026円(税込)

■FODプレミアム
 2万本以上 976円(税込)

■Paravi
 8,000本 1,017円(税込)

■Disney+
 158作品 770円(税込)

【出典】2021年最新:動画配信サービスを作品数・ジャンル・料金で比較解説(iPhone格安SIM通信)

配信作品はピンキリですから、数だけの勝負ではありませんが、

多くが1,000円以内で見切れないほどの作品数が配信されています。

時代が大きく変化する間にある

先生は先ほど述べたように、映画も映画館も大好きです。

その上であえて言えば、「映画館」と「配信」というのは、

時代が大きく変化する間(はざま)の時期とすごく良く似てるなと思います。

「レコード」と「CD」
→アナログ版の良さはデジタルには絶対出せない。

「ガラケー」と「スマホ」
→物理的にボタンがないと使いづらい。

「ガソリン車」と「電気自動車」
→ガソリン車じゃないと運転してる感じがしない。

当初は大勢の意見だったものが、いつの間にかコアファンだけの主張となる。

いまは多様性の時代でもあります。

同じ「映画」をどんな環境、デバイスで観たとしても良いじゃない。

そんな観点で言うと、映画館という文化はどんどん

コア化していき、いづれは「懐かしい場所」として

「レコード」や「ガラケー」のように知る人ぞ知る、

という位置づけで細々残り続けていくものになるかもしれません。

では、ごきげんよう。

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映画を倍速再生で見るというのもZ世代の新しい文化。

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