・3児の父でFIREを達成
・節約との向き合い方
・比較をしないこと
おはーん、ペーパー先生です。
近年、FIRE(経済的自立と早期リタイア)に関する話題を、
色々なメディアでも目にする機会が増えましたね、
2020年はごく限定的な界隈でのテーマだったものが、
2021年はSNSを通じて働き方や生き方に関心のある層に広がり、
2022年は日常用語として市民権を得た。
そんな感じの広がり方かなと思います。
先日、KADOKAWAの情報サイト「ウォーカープラス」で
2021年末にFIREを達成された、みもじさん(@mimojinojinsei)の
インタビュー記事が掲出されました。
FIRE達成者のマインドは非常に興味のあるところ。
今日は、みもじさんのインタビュー記事を要約していきます。
みもじさんとは
・40代前半の男性で、妻と子供3人の5人家族。
・20年以上務めた職場を退職し、2021年12月にFIREを達成。
・資産は明かしていない。貯金に加え、暗号資産が例年に比べて上昇。将来実家を譲り受ける予定。
・過去に働き過ぎて体を壊した経験から「家族と過ごす時間」「健康的な生活」を大切にする今のマインドにたどり着いた。
・2020年に本で読みFIREの概念を知る。資産形成を始めたのは15年前。リタイアが現実的なほど資産が増えたころにタイミングよくFIREに出会えた。
SNSで拝見するFIRE達成者が、独身や夫婦のみ、いても子どもがお一人。
こうしたケースが多いように思います。
子ども、つまり家族が増えれば、それだけFIREに必要な資産額が上がるからです。
みもじさんがFIREされた際の資産額は非公表ですが、住居費がある時期からかからなくなる、
というのは、お子さんが多いハードルをいい塩梅で下げてくれているのかもしれません。
それにしても、FIREを認識した時期としてよくあがる2020年ですが、
実はぼくも両学長の著書『お金の大学』をきっかけに知りました。
この時期から、FIREを意識して支出を下げて、投資に回すことをやれた人は、
その後の相場上昇の恩恵を受け、大きく資産増につながったのではないでしょうか。
つまり、今年から来年にかけてFIRE達成者が多く生まれてくるかもしれませんね。
節約が大事
(☺️みもじさん)
・人生から『無駄』を捨てること。逆に言うと必要な部分は節約しない。だから、節約自体にストレスを感じたことはない。
・無駄を徹底的に省くだけでお金がこんなに増える、という感覚が出てくると、それがうれしくて節約を継続するようになった。
・物は捨てる時も労力が必要。あまり感じていないかもしれないが、実はそんな細かいところにもストレスは生まれる。
細かい支出を削減していけば、当たり前のことなんですが、
貯蓄率が上がってきます。
これを一度体験してしまうと、節約することに喜びが生まれる、
というのはすごくよく分かります。
何かを購入する際にも、
「これを買ったら自分の生活がどう変わるのか?」
「どのようなベネフィットが生まれるのだろうか?」
ぼく自身でもよく考えるようになりました。
日常の過ごし方
(☺️みもじさん)
・広い公園などで思いっきり体を動かすことが多い。外出時の飲物はマイボトルでコーヒーやお茶を持ち出すことがほとんど。
・大人はお金のかかる場所の方が楽しいと思いがちだが、子供にとっては関係ない。子供が楽しめることを第一優先。
常に相手がどう思うかを考えて行動する。
そういう意識が大事であることが、何気ないお子さんとの過ごし方からも伝わってきますね。
ご家族がどのような趣味を持つのかでも、人生の支出は大きく変わりますから、
お子さんの成長とともに、常に考え続ける必要があるポイントなのかもしれません。
比較しないこと
(☺️みもじさん)
・人間は他人と比較することで幸福度が下がる。なぜなら上には上がいるから。
・自分の人生に必要なものだけをそろえることで、時間の犠牲を最小限に抑えることができる。
これは間違いなくそうですね。
そもそもFIRE達成する際の額も、人によって異なります。
ひとつの基準は年支出の25倍の資産になるかと思いますが、
不労所得の有無や年齢、お住まい、稼ぐ力などにより
バラバラですから、正解がない分野でもあります。
他の人の資産額を参考にしてしまうと、自身での正しい判断が
揺らいでしまうことだってありますから、注意が必要ですよね。
子どもの教育
(☺️みもじさん)
・学費は高校~大学にかかる分として子供1人あたり1000万円を準備している。
・学習塾の費用などの教育費を抑えるため、小さなころから絵本を読むなどの勉強習慣を身に付けさせた。
・子供がベストなパフォーマンスを毎日発揮するためには、規則正しい生活と十分な睡眠、食事が不可欠。
この「習慣化」させる、というのはすごく大事ですね。
子どもに限らずですが、「一夜漬け」でインプットしたものは、
大抵の場合、その後の役に立ちません。
正確には、身体に残らない、蓄積されない、ということです。
「歯磨き」や「お風呂」のように、意識しなくても毎日やるように仕向ける。
子どものうちから体験させることの意味は大きいです。
FIREのメリット
(☺️みもじさん)
・労働時間、人間関係、業務へのプレッシャーなどから解放され、血圧も低くなり、睡眠の質も向上した。
・何よりも家族で過ごす時間が増えたことが一番の幸せ。
・会社を辞めたことによって、新しく始めたいことや挑戦したいことも増えた。
・FIRE生活は100人いれば100通りある。
でました!FIREで血圧が下がる。
投資家でブロガーのたぱぞうさん(@tapazou29)も、
以前にご自身のYouTubeチャンネルの中で、同じようなことを言われてました。
ぼく自身も高血圧で食事制限をしていますが、
会社辞めれば、そんなことせんでも、すぐ改善するじゃないだろうか、
と毎日血圧を測る時に思います(笑)
ストレスフリーになると、新しい挑戦への意欲も湧く。
これも素晴らしいですね。
さいごに
今日は、3児の父でFIREを達成したみもじさんのインタビュー記事を要約してきました。
「節制」「家族」「健康」を中軸に据えたマインドの方で、
考え方や行動がまっすぐだなと感じます。
FIREで家族との時間が増える、
じっくり考えられるから子育てにも反映できる、
その充実した日常があるから活力が湧く。
ものすごく良いサイクルになっていることも記事から伝わり、
FIREという生き方が、課題解決における「手段」の一つであることを印象付けるような内容でした。
では、ごきげんよう。
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