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進む宇宙開発競争:その先で人類は何を気付くのか?

進む宇宙開発競争:その先で人類は何を気付くのか?
この記事で分かること

・先生と宇宙
・人の価値観を変える宇宙
・人類は「ニュータイプ」になれるのか

おはーん、ペーパー先生です。

11日、宇宙開発スタートアップの米ヴァージン・ギャラクティックが、

創業者のリチャード・ブランソンさんらを乗せた有人飛行に成功した話題は多くの人にロマンを与えましたね。

一方で、宇宙空間に飛び出してから目的地に降りる「超高速飛行」への応用という観点で、ビジネスでも注目を集めているわけです。

詳しくは以前にこちらでまとめてあります。

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空を見上げると、小さな悩みを吹き飛ばしてくれるぐらい、宇宙は人知が及ばない壮大さで人を包んでくれますが、

今日は人類の宇宙への挑戦について、やわらか考察していきます。

先生と宇宙

冒頭、少しだけ先生と宇宙との関りについて触れさせてください。

幼少期、父親が仕事の関係で、JAXAの前身であるNASDA(宇宙開発事業団)に所属していた

毛利衛さん、向井千秋さん、土井隆雄さんのサインを、名前入りでもらってきてくれたところから宇宙への関心はスタートしました。

もうひとつトピックスを挙げるとすると、2012年5月18日に種子島宇宙センターから打ち上げられた

水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)です。

こちら、なんと先生は名付け親です。

当時、Webサイトで名前を応募してたんですよね。

ある日、郵便ポストにJAXAからの分厚い封筒が届いており、

「あれ?宇宙飛行士に選ばれちゃったのかも!?」

と思って開封したら、名付け親の証明書だったわけです。

人の価値観を変える宇宙

さて、先日ジャーナリストの立花隆さんが亡くなられました。

その際の報道の多くで、代表作として『田中角栄研究』が取り上げられていましたが、

1983年に出版された『宇宙からの帰還』も外せません。

同書はアメリカの宇宙開発に携わった宇宙飛行士たちを立花さんが取材してまとめたもので、

現在、宇宙に関連する仕事をされている方の多くが影響を受けていると思われる名著です。

この書籍では、宇宙体験で受けた精神的影響で価値観が大きく変わった帰還後の飛行士たちのその後が描かれています。

政治家になった人、

実業家になった人、

キリスト教の伝道師になった人、

心を病んでしまった人。

「生と死」や「人間の存在」などを根底から考えさせるほど、

宇宙という存在は人にとって広大すぎるものだということが伺えます。

人類は「ニュータイプ」になれるのか

少しスピリチュアルな方に話が逸れましたので戻していきましょう。

リチャード・ブランソンさん(ヴァージン・ギャラクティック)、ジェフ・ベゾスさん(ブルーオリジン)、イーロン・マスクさん(スペースX)。

現在、この3人の起業家が競うように宇宙へチャレンジをしています。

これは高度100キロ~ISS(国際宇宙ステーション)のある400キロ圏内の話ですが、

将来的には38万キロ先の月や、さらにその先に火星までもが視野に入っていると言われています。

当面は、輸送や旅行などの周辺ビジネスがもてはやされるのだと思いますが、

宇宙を目指す3人の起業家たちが、果たしてそのチャレンジの過程で何を気付かされるのか。

人類がスペースコロニーへの移住を開始した後を描く、富野由悠季監督の「ガンダム」シリーズでは、

広大な宇宙空間で大脳がフル活用されるようになり、

言葉を発しなくても誤解なく分かり合える新しい人類「ニュータイプ」が描かれています。

ではそれで人類はみんな仲良く暮らしたのかというとそうではありません。

ニュータイプとオールドタイプ、宇宙に住むスペースノイドと地球に住むアースノイド。

テクノロジーが発達し、生活圏が広がったガンダムの世界「宇宙世紀」になっても、争いは絶えませんでした。

人類が誤解なく分かり合える日が来るのか。

先生は極東の島国から静かに見守っていこうと思います。

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では、ごきげんよう。

今日のまとめ

宇宙が人の革新に繋がるかは、結局人次第。

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