・モノを遠ざけるサイクル
・個別銘柄への物欲が薄れる
・持ち物でその人の視点が変わる
おはーん、ペーパー先生です。
ホテル暮らしを始めるのにあたり、自宅のモノをほとんど処分しました。
こういった生活をすると、当たり前なんですが本当にモノが増えません。
当初は「ホテル暮らしだとモノ増やせないからなぁ」という、
いわゆるスペース的な観点から自制が働いていたのですが、
いつからか、物欲そのものが消滅していることに気付きました。
ゴミ屋敷が生まれる背景には、身の回りにモノを置いておきたい意識があると言われます。
つまり部屋にモノが多い人は、モノがモノを呼ぶことになっているわけですが、
先生のいまは、身の回りにモノを置かないことが、さらにモノを遠ざけるサイクルになっています。
今日は、シンプルライフで起こった資産運用の変化についてやわらか紹介していきます。
個別銘柄への物欲が薄れる
シンプルライフの考え方を、先月から資産運用にも持ち込みました。
個別株やコモディティ、暗号資産など、最盛期には15種類ほどで
ポートフォリオを組んでいましたが、
現在の金融資産は、全世界株投信の『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』と法定通貨(円)のみです。
先ほどの「モノを身の回りに置かないことが、さらにモノを遠ざける」と同じ原理が働いていまして、
以前であれば、
「IPOしたあの銘柄持っておきたいなぁ」
とか
「報道で注目されていたあの銘柄欲しいなぁ」
とか物色していたものですが、
全世界株投信1本にしてしばらく経つと、個別銘柄への物欲というものが薄れていってます。
持ち物でその人の視点が変わる
先日こんなツイートをしました。
先日から複数の個別株への投資を辞めて、全世界株投信1本に絞りましたが、リスクもリターンも小さくなったので、正直物足りなさがあるんですよね。大きなうねりを危険を顧みずガッツリ掴みたい、というのは人間のサガなんでしょうね。 https://t.co/rqTxCZsJet
— ペーパー先生 (@papercapinfo) July 12, 2021
これは最近すごく思っていることで、
全世界株投信は=ほったらかし運用ですから、企業の決算を読み込んだりしなくなるわけです。
ある意味ですごく退屈な資産運用なんですね。
市況を見る力が衰えるのかも、と予想をしていたのですが、
実際には世界全体の経済により目を向けるようになってきました。
例えば株価指数の「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」には
どんな銘柄が地域ごとに組み入れられているのかとか、
世界各地域の株価指数がどんな動きになっているのかなど、
視点も不思議とオールカントリーになっていくんですよね。
人は持ち物で変わるということです。
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では、ごきげんよう。
シンプルに生きる人の周りにはモノが集まらないが、お金を大事にする人の周りにはお金が集まる。