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トランプ前大統領の影響が色濃く残るアメリカ大手企業の「評判」ランキング

トランプ前大統領の影響が色濃く残るアメリカ大手企業の「評判」ランキング
この記事で分かること

・アメリカ大手企業「評判」トップ10
・アメリカ大手企業「評判」ワースト10
・トランプ前大統領時代を思い出す

おはーん、ペーパー先生です。

13日、世論調査会社ハリス・ポールさんが、アメリカ大手企業の「評判」ランキングを発表しました。

調査方法は以下の通りです。

<評価概要>
期間:2021年4月8日-21日
対象:アメリカ在住の4万2935人

<評価方法>
・対象者を2つのグループに分ける。
・「グループ1」の回答者がアメリカで最高もしくは最悪の評判を得ていると考えるブランドをリストアップ。
・「グループ2」の回答者がそれらのブランドを7つの指標に基づいてランク付け。
 (指標:Affinity, Ethics, Growth, Products/service, Citizenship, Vision, Culture)
・7つの指標に従って採点し100社までランク付け。

今日は、まるでアメリカ合衆国の縮図のような、かなり興味深い結果となった

アメリカ大手企業「評判」トップ10およびワースト10をやわらか紹介します。

アメリカ大手企業「評判」トップ10

まずは上位です。

TOP10

1位 Patagonia(82.7) ↑31
2位 Honda Motor Company(81.6) ↑14
3位 Moderna(81.3) –
4位 Chick-fil-A(81.1) ↑7
5位 SpaceX(81.1) –
6位 Chewy(80.9) –
7位 Pfizer(80.2) ↑54
8位 Tesla Motors(80.2) ↑10
9位 Costco(80.1) ↓2
10位 Amazon.com(80.0) ↓7
※カッコ内は評価ポイント。矢印は昨年対比。

コロナ過を反映してか、「Moderna」や「Pfizer」が大幅ランクアップしているほか、

イーロン・マスク氏の「SpaceX」や「Tesla Motors」も順位を上げました。

1位にはアウトドアブランドの「Patagonia」。

1965年設立で、バッグやスポーツ用品、靴、戦闘服などを扱ってます。

綿素材商品には無農薬のオーガニックコットンを、ウール製品には非塩素処理の原料が使用されているなど、

環境に配慮する商品で知られています。

ESGへの注目の高まりが同社のイメージの躍進に繋がっています。

驚くべきは2位の「Honda Motor Company」。

なんと7つの指標のうち”Products/service”が全体1位です。

日本の同業では14位に「Subaru」、18位に「Toyota Motor Corporation」となっています。

アメリカ大手企業「評判」ワースト10

続いて、ワースト10。

WORST10

91位 My Pillow(66.0) –
92位 Comcast(65.8) ↑1
93位 Twitter(63.4) ↑2
94位 TikTok(63.0) –
95位 Wells Fargo & Company(63.0) ↑1
96位 Sears Holdings Corporation(61.2) –
97位 Wish.com(60.7) –
98位 Facebook(60.0) ↓1
99位 Fox Corporation(59.2) ↓5
100位 The Trump Organization(56.9) ↓1
※カッコ内は評価ポイント。矢印は昨年対比。

見事ランキング最下位の100位となったのは、トランプ前大統領のコングロマリット「The Trump Organization」。

たまたまではありますが、下位に並んでいる企業を見ると、1度や2度、揉めてた企業が多いです(汗)

アメリカを二分し、民主主義をも揺るがしたトランプ氏の影響が、良くも悪くも色濃く出た結果となりました。

ハリス・ポールさんのサイトでは全体100位までが掲出されています。

ブランド名をクリックすると、7つの指標別スコアもチェック可能です。

【出典】Corporate Reputation Rankings(The Harris Poll)

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