・ガンダムのサイズでみるコスト意識
・コストはコストを呼ぶ
・雪だるまのように浪費は膨らむ
おはーん、ペーパー先生です。
2021年5月7日(金)に「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が劇場公開されます。
【出典】『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』予告2(ガンダムチャンネル)
2021/03/26
本シリーズは原作・原案を手掛ける富野由悠季氏が1989年から1990年にかけ小説で刊行した作品で、
劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の続編となります。
「なんだ、ガンダムの話かよ」
と思ったそこのあなた!ページを閉じるのはちょっとお待ちください!笑
今日はコスト意識についてやわらか紹介します。
ガンダムのサイズでみるコスト意識
まず言葉の定義からいきましょう。
商品の生産に必要な費用。金額以外にも時間や労力などを含めることもある。
仕事の時だけに限らず、私生活でもこのコスト意識は大事です。
では、先ほどのガンダムの話に戻ります。
「ガンダム」シリーズには、「宇宙世紀」(うちゅうせいき、Universal Century)という紀年法を用いた、
同じ世界観を共有する作品が多くあります。
<主な「宇宙世紀」作品>
※カッコ内は映像作品の初出時期
U.C.0079 – 0080
『機動戦士ガンダム』(テレビ放送:1979-1980年)
U.C.0087 – 0088
『機動戦士Ζガンダム』(テレビ放送:1985-1986年)
U.C.0088 – 0089
『機動戦士ガンダムΖΖ』(テレビ放送:1986-1987年)
U.C.0093
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(劇場公開:1988年)
U.C.0096
『機動戦士ガンダムUC』(OVA:2010-2014年)
注目をしてもらいたいのは登場人物たちが搭乗する架空兵器モビルスーツのサイズです。
U.C.0079 – 0080
『機動戦士ガンダム』
→ガンダム:全高18.0m
U.C.0093
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
→ν(ニュー)ガンダム:全高23.0m
お気付きと思いますが、サイズが段々と大型化している中、
「ガンダムF91」は急に小型化しました。
理由はこうです。
・モビルスーツのサイズが大きくなる。
↓
・モビルスーツを運用する戦艦のサイズも大きくなる。
↓
・戦艦を建造/補修/改修するためのドッグも大きくなる。
↓
・結果、コストが膨れ上がる。
つまり、モビルスーツの大型化は、軍を有する地球連邦政府の財政をかなり圧迫していたわけです。
そうした背景から、小型モビルスーツの企画・設計・開発を行うフォーミュラ計画が発動し、
「ガンダムF91」のロールアウトに繋がります。
コストはコストを呼ぶわけですね。
さいごに
これをアニメの話だと思って小馬鹿にするかどうかで
マネーリテラシーの高さが決まります。
例えば転職で、年収が300万円から500万円に上がったとしましょう。
・広い家に引っ越しをする。
↓
・家賃が上がる。
↓
・スペースがあるのでモノも増える。
↓
・手狭になるのでさらに広い部屋を探す。
↓
・結果、コストが膨れ上がる。
これでは上がった年収分を消費し切ってしまいます。
最初はちょっとした贅沢だったかもしれませんが、
最終的にはめちゃくちゃ大きな差になるわけです。
こうしたコスト意識が、小金持ちへの近道です。
支出というのは怖いもので、雪だるま式に加速して大きくなり、気付いた時には後戻りできなくなっていきます。
人間の持つ”底なしの欲”を見える化するようで怖いですね。
あなたの家計が、地球連邦政府のひっ迫する財政のようにならないためにも、
日頃から将来を見据えたお金の使い方を心掛けたいものです。
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では、ごきげんよう。
えんぴつ1本からコスト。