・小中学生のおこづかい事情
・お小遣いルールのメリットデメリット
・先生オススメのお小遣いルール
おはーん、ペーパー先生です。
子どものお小遣い、皆さんどうされていますか?
このブログの内容はラジオでも解説しています。
先生自身を振り返ると小学校3年生ぐらいから
毎月500円をもらい始め、学年が増えるごとに
100円ずつ増えていった記憶があります。
おもちゃメーカー、バンダイが行った
「小中学生のおこづかいに関する意識調査」(2019年4月)によると、
小学校1〜3年生:1,045円
小学校4〜6年生:1,845円
中学生:2,298円
※1ヶ月の平均金額
※調査対象は小学1年生〜中学3年生900人の親
先生の幼少期よりも物価が上がっていることもあり、
1,000〜2,000円のレンジとなっています。
では、そのお小遣い。
どのようなルールで渡されているのか。
メ〜テレ(名古屋テレビ)が高校生以下の親117人を対象に調査したところによると、
1位:定額制 43.6%(51人)
2位:都度払い 26.5%(31人)
3位:報酬制 24.8%(29人)
4位:なし 5.1%(6人)
定番の定額制が過半数だったものの、
必要に応じて手渡しする都度払いや、
お手伝いやテスト結果などの実績に対する報酬制も
かなりのボリューム存在することが分かります。
子どものお小遣いを研究している一般社団法人こどもmiraiの
村田幸紀(むらた・こうき)代表理事は、
お小遣いルールのメリットデメリットついて
このように分析されています。
【定額制】
〇:定期的に決まった金額がもらえ安定。
×:毎回すべてを使い切ってしまう。
【報酬制】
〇:働いて稼ぐありがたみが分かる。
×:お金がもらえないと動かない。
【都度払い】
〇:なぜお金が必要なのか説明するプレゼン能力が身につく。
×:欲しいときにもらって使ってしまうのでお金の管理ができない。
【なし】
△:お金の教育としては微妙。
【出典】お小遣いの新しいルール『倍返し』制 お金を貯めて資産形成のトレーニング(メ〜テレ)
2022年1月14日 07:30
村田代表がオススメしているが、「倍返し」という方法。
例えば、毎月1回1,000円のお小遣いをあげている場合、
子どもが1カ月で800円を使い、200円を残したとします。
その残金を親へ渡すと、親は200円の2倍、400円を子どもに渡す。
そんな制度です。
では、先生がもし子どもができた際にはどうするか。
長期投資の大切さを理解してもらうために、
「複利制」を導入したいですね。
つまり、先ほどの例に準えると、
毎月1回1,000円のお小遣いで、子どもが800円を使ったとします。
残りの200円を親に預けておけば、その額に対して月50%の金利を加え、
いつでも必要なタイミングで手渡しできるようにしておきます。
お小遣いを使わずに親に預けておく額が多いほど、
お金の増えるスピードが加速をすることを、
子どもは肌身を持って実感することができると思います。
皆さんは、お小遣いで何か工夫していることはありますか?
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
お金との向き合い方は小さい頃から考えることが大事。