・川下の石はなぜ丸いのか
・川下の石の良い面/悪い面
・魅力的な石を目指して
おはーん、ペーパー先生です。
以前に住んでいたマンションは河川敷が近かったので、よく散歩をしたものです。
全国的に天気の良い日は川の流れも穏やかで、浅瀬にも足を延ばせます。
先生は裸足で歩き回るのが好きなのですが、理由の一つは河原の石が
つるんつるんで足裏を心地よく刺激してくれるからですね。
今日はそんな河原の石から考える人生論について、やわらかトークします。
川下の石はなぜ丸いのか
皆さんは河原の石がなぜみんな同じようなサイズでつるんつるんなのか、ご存じでしょうか。
実は小学校で学んでいるんですよね。
川原で見られる石は川の上流と下流でことなっています。川の上流では、大きくて角ばった石が多く見られ、川の下流では小さくて丸い石が多く見られます。上流の石が流れる水のはたらきによって、川の下流へと運ばれる間にぶつかって角が取れたり、われたりして小さく、丸くなっていきます。石がぶつかったり、われたりしたときに出る小さな破へんは、すなやどろとして下流の川底などにたい積します。
小学5年生用テキストからの抜粋です。
所々、ひらがなになっていてなんだか可愛いですよね。
さて、奥多摩などの川上にいくと、石は大きくてごつごつしていますが、
川の流れの中で、ぶつかり合ってどんどん削られていきます。
川底に滞積する砂もここから生まれるわけです。
これ、何かに似てると思いませんか?
そう、人生です。(笑)
「川下の石」良い面・悪い面
社会人1年目を川上とした場合、その後に組織や社会の中で
どんどん揉まれていって、人は角が取れていきます。
長い間、同じ組織に居続けて川下まで辿りつくと、みんな同じようにつるんつるんになるわけです。
これには良い面も悪い面もあって、
☺️良い面…長旅で脱落せずに川下まで耐え抜いた。
😱悪い面…何の特徴もないその他大勢の一つになる。
耐えることが美徳のような日本人。
戦後の生き方としては、つるんつるんの石で余生を過ごすというのは成功者だったのかもしれません。
ただし、寿命も延び、働く期間も延び、年金だけを当てにできない現代では、
川の流れに身を委ねて、つるんつるんの石になることは最悪のケースなのではないかとも思います。
川上や川中で、踏ん張っている大きな石のように、
ぶつかりながらも形を保ち、存在感を放ちながら、踏み止まり続ける。
そうした生き方を目指していきたいと思う、今日この頃です。
人に限らず、企業が長く生き残っていくという観点でも同じことが言えますよね。
今日が人生で一番川上です!(学長のパクリw)
お互いに魅力的な石を目指していきましょーう。
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では、ごきげんよう。
川上、川中、川下はサプライチェーン構造を示す言葉としても使われている。