つかう

年収が上がっても支出が増えたら意味がない。

年収が上がっても支出が増えたら意味がない。
この記事で分かること

・年収1,000万円あったらお金をかけたいこと
・住宅関連が回答のトップ
・収入は手取りで考えよう

おはーん、ペーパー先生です。

年収1,000万円あった場合、何かやってみたいことありますか?

音声解説

このブログの内容はラジオでも解説しています。

先生だったら貯蓄率7割を目指し、2割は現金。

残り全額を全世界株式に一括投入しますね(笑)

さて、そんな今日は働く男女500人を対象とした

年収1,000万円あったらお金をかけたいことランキングを紹介していきます。

年収1,000万円あったらお金をかけたいこと

求人情報サイトなどを手掛けるビズヒッツが

働く男女500人を対象に「年収1,000万円あったらお金をかけたいこと」について

アンケート調査を実施しています。

調査概要

調査対象:現在お仕事をしている方
調査日程:2021年10月7日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性348人/男性152人)

回答者の属性

30代:41.2%
20代:24.0%
40代:21.8%
50代:10.2%
60代:1.8%
10代:1.0%

女性:69.6%
男性:30.4%

n=500

調査結果サマリー

・年収1,000万円あったらお金をかけたいこと1位は「住宅関連」
・年収1,000万円あれば満足のいく生活ができると思う人は8割

調査結果

<年収1,000万円あったらお金をかけたいこと>

1位:家の購入・リフォーム・ローン返済(114名)
2位:旅行/レジャー(82名)
3位:生活水準を上げる(74名)
4位:子どもの教育資金(73名)
5位:投資/資産運用(65名)
6位:貯蓄(52名)
7位:美容(40名)
8位:車(38名)
9位:趣味・習い事(33名)
10位:親孝行/親の介護費用(20名)
n=500(複数回答)

<年収1,000万円あれば満足のいく生活ができると思う?>

思う:47.6%
まあ思う:35.8%
あまり思わない:14.8%
全く思わない:1.8%
n=500

サマリーにもあった通り、住宅関連がトップでした。

人生3大支出「住宅」「教育」「老後」の中でも、

もっとも若くして直面する巨額な負債であるという点からも

皆さんの関心が高いことが伺えますね。

持ち家で後悔したことランキングを読み解く
持ち家で後悔したことランキングを読み解く人生における3大支出は「住宅」「教育」「老後」ですね。サラリーマンの生涯賃金、平均2億5,000万円と言われているうち、住宅は首都圏であればおよそ4-5,000万円。教育はすべて私立であればおよそ1,800万円。老後はかつて2,000万円問題が話題となることがありました。このように、3大支出と言われる中でも、特に住宅にかかるウエイトが非常に大きいことが分かります。...

回答者の6割が30代以下ですから、

資産性のある良い物件があればローンを組んででも買えばよいし、

見当たらないのであれば賃貸でもいいわけです。

つまり「お金があるから家を買う」というのは動機としてイマイチだと感じます。

一方、ローン返済をするのは毎月の負担が大きく減りますから、

意味のある打ち手だと思いますが、

低金利のこの時代、返済するお金があるなら運用に回したい

というのが正直なところです。

なお、先生が挙げた「資産運用」は全体で5位。

これと6位の貯蓄以外は、

基本的に支出する方向での解答が多いですね。

先生からするとぜんぶ論外。

今の年収でやっていないことは、そもそもやらんでよし!(笑)

さいごに

なお、年収というのは一般的に額面年収を指します。

所得税や社会保険料などの税金が引かれた金額が手取り年収です。

年収1,000万円の場合、独身の会社員のケースで

・住民税:約64万円
・所得税:約85万円
・社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険):約129万円

合計金額の約278万円を、年収1,000万円から差し引いた金額、722万円が手取り額。

【出典】年収1000万円と年収800万円、手取りの差はどれくらい?(ファイナンシャルフィールド)
更新日: 2021.11.06

この金額だと、散財するほど余裕がある額でもありません。

先生も若かりし頃は年収1,000万円を目指していたことがありましたが、

年収1,000万円=お金持ち

という世の中の誤った空気をなんとかしてもらいたいものです。

いづれにしても、地に足がついた生活をする意識を、

年収の高い低いに限らずしっかり持ち続けたいものですね。

では、ごきげんよう。

よろしければこちらの記事もご覧ください。

日本の正規社員の平均年収は503万円:満足と不満足は拮抗
日本の正規社員の平均年収は503万円:満足と不満足は拮抗国税庁のレポート「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の中で正規社員の平均年収は503万円、非正規社員の平均年収は175万円でした。一人暮らしであれば家賃・食費・水道光熱費・通信費などを差し引いて、あとは交際費次第ですが、頑張れば10万円程度は貯蓄や投資に回せそうです。しかし結婚して扶養家族がいるとなると話は変わってきます。今日はそんな年収500万円の皆さんはどのような仕事についているのかをやわらか紹介します。 ...
FIRE達成に必要な投資原資を作れる高年収職種とは
FIRE達成に必要な投資原資を作れる高年収職種とは以前に、 経済的に自立した早期退職「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)について紹介しました。会社員がFIREを達成するには ①高年収企業に就職する。②倹約生活を送る。③投資を続ける。これらをやり切る必要がありますが、③を効果的に回していくためには、より大きい原資が必要ですので、①が重要になります。そこで今日は、目指せ1,000万円プレイヤーへの道ということで、業種別平均年収ランキングをやわらか紹介します。...
今日のまとめ

あると使ってしまう、というのは人間のサガ。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 資産運用(投資)
関連記事