・人生における3大支出
・持ち家で後悔したこと
・すべてはバランスシート次第
おはーん、ペーパー先生です。
人生における3大支出は「住宅」「教育」「老後」ですね。
このブログの内容は動画でも解説しています。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
サラリーマンの生涯賃金、平均2億5,000万円と言われているうち、
住宅は首都圏であればおよそ4-5,000万円。
教育はすべて私立であればおよそ1,800万円。
老後はかつて2,000万円問題が話題となることがありました。
このように、3大支出と言われる中でも、
特に住宅にかかるウエイトが非常に大きいことが分かります。
そんな住宅。
「持ち家」か「賃貸」かという決着の付くことがない論争があるのは
皆さまご承知の通りかと思います。
このブログでも度々取り上げてきましたね。
そんな今日は持ち家の方々に対するアンケート調査を紹介していきます。
持ち家で後悔したこと
住宅に関する意識調査などを行うアールピーネットが、
家を購入したことのある全国の男女457人を対象に
「家なんて買わなければよかった…と思う瞬間」について
アンケート調査を実施しています。
<調査概要>
・対象:家を購入したことのある方
・期間:2021年8月19日~9月1日
・調方法:インターネットによる任意回答
・人数:457人(女性251人/男性206人)
<調査サマリー>
・家を購入したきっかけ1位は「ライフステージの変化」で234名(全体の51.2%)
・マイホーム購入の平均年齢は32.3歳
・家なんて買わなければよかった思う瞬間1位は「ローン返済が苦しいとき」で112名(全体の24.5%)
・2位は「メンテナンスが大変なとき」で110名(全体の24.0%)
<家を購入したきっかけ>
1位:ライフステージの変化(234人)
2位:家賃がもったいない(34人)
3位:いい家・土地を見つけた(22人)
4位:家族の希望(15人)
5位:将来を考えて(14人)
6位:前の家への不満(13人)
6位;資産が欲しくて(13人)
8位:憧れ・夢だった(12人)
※n=457(複数回答)
<家を購入した時の年齢>
~24歳(20人)
~29歳(124人)
~34歳(156人)
~39歳(103人)
~44歳(41人)
~49歳(8人)
50歳~(5人)
※n=457
<家の購入を後悔する瞬間>
1位:ローン返済が苦しいとき(112人)
2位:メンテナンスが大変なとき(110人)
3位:近所付き合いが面倒なとき(78人)
4位:固定資産税を払うとき(54人)
5位:家族構成が変わったとき(34人)
6位:引っ越したいとき(29人)
7位:家が気に入らないとき(23人)
8位:立地に不満を持ったとき(22人)
※n=457(複数回答)
【出典】家なんて買わなければよかった…と思う瞬間ランキング:男女457人アンケート調査(PR TIMES)
2021年10月14日 13時00分
こうやってみてみると、結婚を機に家を購入する、
という流れが未だに根強いことが読み取れますね。
マイホーム購入時の平均年齢は32.3歳。
つまり、結婚をしてお子さまが生まれ、定年を超える期間で
住宅ローンを組み、老後を過ごす。
そんな昭和時代に形作られたライフプランに今も則っていることが想像できますね。
また、自宅購入を「投資」の観点で実行できている層が
このアンケートを見る限りでは多くなさそうなのも気になりました。
すべてはバランスシート次第
「購入」か「賃貸」かという冒頭の選択肢というのは、
実は資産として良い物件があれば「購入」が良いでしょうし、
ないのであれば「賃貸」が良い。
こんな風に捉えることもできます。
購入後にバランスシートを崩さない、つまり
売却額と負債額(住宅ローン)がトントン、
もしくは売却額が負債額を上回る状態の物件であれば、
後悔ランキングにあるような、ローン返済やメンテナンス、
近所付き合いで生まれるシンドイ思いは、幾分気が楽になりますね。
一方で、バランスシートが崩れるようなケースでは、
・売却すると損失が出る
・賃貸に出しても経費でマイナスになる
このように出口が塞がれてしまいますから、
言葉通り、「終の棲家(ついのすみか)」となってしまいます。
先生も2010年に購入した持ち家を、現在は賃貸に出して
自身はホテル暮らししています。
当時は全然、資産価値などを考慮して購入したわけではありませんでしたが、
運よく、売却しても、賃貸に出しても益ができるような状況です。
こうした買い方を狙ってできるようになれば、それが住む家だろうが、
投資物件だろうが、価値ある一手になりますよね。
皆さんは自宅選びはどのような工夫をされていますか?
では、ごきげんよう。
良い物件は買った後にどうにでもなる。