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日曜劇場「半沢直樹」中野渡頭取から学ぶマネジメント

日曜劇場「半沢直樹」中野渡頭取から学ぶマネジメント

おはようございます、ペーパー先生です。

TBS系 日曜劇場「半沢直樹」、期待を裏切らない面白さですね。

前作の相当高い壁があり、しかも7年のブランクと、コロナウイルス感染症の影響も受けながらも、その期待を超えてくるわけですから、本当に制作陣のチャレンジには頭が下がります。

今回は第1部の山場となった役員会での中野渡頭取のセリフから、人材育成におけるマネジメントについて考えていきます。

そもそもマネジメントって何?

2020年8月9日(日)に放送された第4話「半沢、絶体絶命!カギは因縁・大和田!?」で、副頭取の不正を暴いた半沢が役員室を退出した後に、中野渡頭取が残したセリフがこちらです。

「どんな場所であっても、輝く人材こそ本物だ。真に優秀な人材というのは、そういうもののことを言うんだろうね。」(東京中央銀行 頭取 中野渡謙)

「マネジメント」という言葉は色々な解釈ができます。

「経営」や「管理」の意味がある一方で、「役割」を指す言葉としても使われます。

経営学者ピーター・ドラッカーが著書で述べていることを、先生なりに再整理をすると、

「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という経営資源に「マネジメント」を掛け合わせることで、組織に競争力が生まれる。

つまり、組織に競争力を生ませるが行動こそが「マネジメント」なのだと言うことができます。

経営資源4要素のうち、中野渡頭取が特に大事にしているのが「ヒト」です。

2013年版の日曜劇場「半沢直樹」の中で頭取は、大きなお金を動かす力のある銀行員は、他人の人生を生かすことも殺すこともできてしまうからこそ、お金ではなく人を見るべきだ、と語っています。

ドラマの中で、彼はそれほど多くを語りません。一方で、少ないセリフであるにもかかわらず、言葉に重みがあります。

しっかり傾聴することで、人を知る、状況を把握する、ということができるリーダーのように受け取れます。

良いリーダーとは

大きな組織を動かしていく為に、「マネジメント」という力を使っていくというのは、先に紹介した考え方の通りです。

組織では、1人では出来ないことを10人、100人、1,000人、時にはさらに多くの人を使って物事を動かしていくことが必要になります。

稀に、全部自分で動いてやってしまうリーダーが存在していたりしますが、これでは部下が育たないので、大きな力にはなり得ません。

例えば、重い荷物をA地点からB地点まで運ぶプロジェクトがあったとしましょう。

ダメな例で取り上げたリーダーの場合、人に説明をするのを面倒臭がって、この重い荷物を一人で運んでしまいます。

一方、マネジメントを理解しているリーダーの場合は、「なぜその荷物を運ぶことになったのか」「いつまでにどの場所へ運ぶと成功となるのか」を部下に説明し、必要な人数や運び方、ルートなどを部下に考えさせて、自分では運びません。

こういうアプローチを取ることが、組織の成長に繋がり、引いてはそれが企業の競争力となるわけです。

日曜劇場「半沢直樹」に話を戻しますが、2013年版のラストシーンで、中野渡頭取は半沢に証券会社への出向を命じました。

放送当時は、素行に対する懲罰人事の意味合いも感じさせましたが、冒頭のセリフを踏まえると、東京中央銀行グループ全体を見据えた人材育成の一貫だったのだと、見方が大きく変わります。

ということで、今回はここまで。

現在放送中の帝国航空編も毎週楽しみすぎて、先生は見終わった後、興奮してしばらく寝れません!

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

傾聴をし、人を知り、状況を把握し、人を動かせるリーダーを目指そう!

  

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