・株式市場の下落が止まらない
・主要株価指数の年初来騰落率
・最近のぼくの心境
おはーん、ペーパー先生です。
軟調な株式相場が続いています。
この記事を執筆している5月27日時点、8週連続の下落となったダウ平均は、
世界恐慌のさなかにあった1932年以来90年ぶりの連続下落記録となりました。
同様に、S&P500とナスダックはそれぞれ7週連続の下落。
S&P500は先月20日の取引時間中に、1月の高値からの下落率が2割を超え、
「弱気相場入り」の目安を突破する場面もありました。
FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めに加え、
高止まりするインフレ、エネルギー高、中国のゼロコロナ政策、ウクライナ問題など、
混迷を極める世界情勢の中で、方向感が見えない展開が続きます。
改めて主要株価指数の年初来騰落率を確認しておきます。
ダウ ▲10.63%
ナスダック ▲25.69%
S&P500 ▲15.25%
(5月27日3:10時点)
合わせて、ぼくがコアで運用をしている『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』、
またオルカンと同じ指数で運用されているACWI ETFも確認しましょう。
オルカン ▲7.35%
ACWI ETF ▲14.58%
(5月27日3:10時点)
円安効果もありオルカンはまだマシな下げですが、
それでも▲7%を超える状況です。
最後にぼくの運用状況です。
ペーパー先生 ▲10.50%
(5月27日3:10時点)
コアのオルカンが全体の8割、残り1割ずつで暗号資産と法定通貨(円)となっています。
下落幅はダウと同程度ですね。
金融資産額は3,500万円台まで落ち込んでいますから、
振り返れば昨年2021年9月末時点3,350万円の水準まで逆戻りとなりました。
ただ、慌てているかというと、まったくそんなことはありません。
先日、「下落相場でも冷静さを保つために必要な7つのこと」について紹介をした通りです。
引き続き、コツコツたんたんと、月に30万円ずつオルカンを自動積立していますし、
経済情報はチェックを続けているものの自分の資産状況は、
SNSで月次報告をする以外ではぜんぜん見ていません。
このぐらいの距離感で付き合っていける資産運用でなければ
長期で続けることができないからです。
2020年3月のコロナショック以降、結果だけを見れば株式市場はもう何でもありのボーナスステージ状態でした。いまのような下げ相場の時こそ、自身の投資内容が適切かどうかを改めて見直す良い機会。バフェットさんの「潮が引いて初めて誰が裸で泳いでいたのかが分かる」という言葉が胸に刺さります。 https://t.co/GcQnKhO7eE
— ペーパー先生 (@papercapinfo) May 21, 2022
今年に入って以降の株価状況で、もう気が気じゃない。
夜の眠りが浅い。気分が落ち込む。
そんな状況である場合は、
背伸びをしている、もしくはだいぶやんちゃな投資になっている証拠。
今一度、ポートフォリオや投資額などを見直してみてはいかがでしょうか。
もちろんぼく自身はそんなこととは無関係、というわけでもありません。
現在は2割〜3割の下げになっていますが、
これがもし6割〜7割の下げになれば、
現金比率を高めるなどの対応が必要になるからです。
ぼくは資産の3割下落までを想定しています。
どこを基準にするかという話もありますが、
直近の高値、3月末時点の4,000万円からの3割下落。
つまり、金融資産額2,800万円まで落ち込むこともある、
という心積もりをしていますので、
これを割ってくることがあれば、現金確保に動く。
そんな感じになってくるかと思います。
では、保有している商品を売却をするか。
答えは「No」です。
・今まで通り運用は継続する。
・現金比率を高めるため、毎月の積立30万円を一時的にストップさせる。
やって、この選択肢です。
昔と比べて、中央銀行の打ち手も増えています。
株価がここまで落ち込むような気配があれば、
金融政策で調整に乗り出すでしょうから、
世界恐慌やITバブル崩壊のようなことは起こりにくいとは考えますが、
いづれにしても、自分の資産運用に一番真剣に取り組めるのは自分自身。
あらゆる状況を心積もりをしておくことこそが、
将来のお金を守る、作ることに繋がります。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
動かざること山の如し。