・2020年11月時点の口座数
・2021年2月の暗号資産売買代金
・国内の暗号資産市場の概況
おはーん、ペーパー先生です。
マネックスグループさんで暗号資産取引所を運営するコインチェックさんは10日、
「取引所・販売所における暗号資産売買代金」の月次情報を初めて開示しました。
2021年2月の売買高は、2020年12月比で2.5倍になるなど、
代表的な暗号資産ビットコインをはじめ、国内暗号資産市場が活況である状況が伺えます。
本日はコインチェックさんの月次概況をやわらか紹介します。
2020年11月時点の口座数
先生も昨年11月にビットコインをポートフォリオに組み入れましたが、
株式もコモディティもマネックス証券さんにお世話になっており、
暗号資産もコインチェックさんを利用しています。
コインチェック口座数は2020年11月時点で371万口座となり、
国内シェアのおよそ28%を占めています。
急激に口座数を伸ばしているわけではありませんが、
着実に右肩上がりで利用が増えていることが伺えます。
2021年2月の暗号資産売買代金
コインチェックさんでの売買代金は2種類あります。
・「ユーザーがコインチェックから買う」=販売所
・「ユーザーがユーザーから買う」=取引所
販売所は購入時に手数料が上乗せされていることから、
株式売買などの投資経験がある方は取引所を利用されることが多いと思います。
それぞれでの2021年2月売買代金は以下の通りです。
<販売所売買代金>
1036億4700万円。昨年4月の約85億円から10倍以上に増加。
<取引所売買代金>
7069億4900万円。前月の7879億8200万から減少。昨年4月からは7倍以上の増加。
【出典】主要3子会社の月次概況(速報)開示について(マネックスグループ)
2021年3月10日
【出典】コインチェック:仮想通貨、絶好調(Strainer)
2021年3月11日(木)
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さいごに
ご覧いただいたように、ポイントとなるのは、
口座数の伸びよりも売買代金が伸びの方が圧倒的に大きくなっていることです。
特に11月から1月にかけて急増しており、これはビットコイン価格の推移とも比例します。
口座開設をしているユーザーの一人当たりの投資額が大きくなっていることが考えられ、
カネ余りの状況だけでなく、軟調な推移が続くゴールドなど他のアセットクラスから
資金が大きく暗号資産へ動いているとも推測できます。
また、販売所売買代金の伸びも大きいことから
リアルタイム価格での市場売買を経験していない方の参加、つまり投資初心者も多いことが読み取れますね。
2017年時のブームとの違いとして、米国では機関投資や企業の参加が挙げられますが、
国内においては引き続き個人投資家が活発に取引をしているという見方ができます。
マネックスグループさんが2月1日に発表している2020年4-12月期決算では、
クリプトアセット事業の営業収益が65.9億円(前年比158%増)に拡大しており、
暗号資産市場の盛り上がりは同社の業績にも大きく寄与してます。
米国では1.9兆ドル(約200兆円)規模の新型コロナウイルス感染拡大に伴う追加経済対策法案が可決され、
1人15万円の現金給付が行われることが決まりました。
こうした後押しもあり、ビットコインはさらに上値を追う展開になっています。
ビットコインの動向については、この辺りもよろしければご覧ください。
なお、暗号資産はまだ歴史が浅く法整備も追いついていませんから、
万人にオススメをするものでもないというのも事実です。
興味のある方は、ご自身のリスク許容度の範囲内で検討ください。
では、ごきげんよう。
マネックスグループさんの大勝負は成果が出始めた。