・定年引上げについて
・「働く期間」の考え方
・何のために働くか
おはーん、ペーパー先生です。
2013年施行の「高年齢者雇用安定法」により定年が60歳から65歳へ引き上げられました。
現在は経過措置期間ですが、2025年4月以降は定年制を採用している
すべての企業で65歳定年が義務となります。
さらには、2021年4月1日に施行された「改正高年齢者雇用安定法」では、
・70歳までの定年引上げ
・70歳までの継続雇用制度
これらの努力義務が新設されました。
若い労働人口の減少に伴い、シニア世代の活躍の場が広がっていることや、
健康寿命が延びていることもあり、
「働くこと」に対する考え方や制度が変化しているわけです。
そんな時代になると、より明確にしておきたいのが、
自分は何をしながら生きていきたいか、どう働いていくのかということです。
ライフワークと言い換えて良いかもしれません。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
世の中、好きな仕事で食べている人の方が少なく、
仕事と趣味を分けて考えている人の方がマジョリティだよねという話を
以前にしたことがありました。
先生自身も「やりたいことが見つかった時のために原資を作っておく」ことを前提に、
好きでもない仕事(笑)で得た稼ぎを徹底的に投資に回しています。
40代のうちに資産を大きくしておこう!ということ自体が
働くことのモチベーションになっているとも言えます。
では、将来50代、60代になっても相変わらずまったくやりたいことが見つからないとどうなるのか。
仕事へのモチベーションも湧かないでしょうし、今よりも確実に体力・気力ともに落ちていくでしょう。
今の会社で雇用を延長して70歳まで仕事をやるなどは
お金がなくてどうしても働かざるを得ない場合を除いて、まったく想像がつきません。
ちなみに、「お金」と「やりたいこと」というのは
以下の組み合わせになると思います。
①「お金」も「やりたいこと」もない。
②「お金」はあるが「やりたいこと」はない。
③「お金」はないが「やりたいこと」はある。
④「お金」も「やりたいこと」もある。
先生はいま①にあり、②を目指している途上です。
学生時代など若いころは③が多いかもしれません。
そして誰もが理想とするのが④になりますね。
ポイントは「お金」も「やりたいこと」も、
「ある・なし」、「多い・少ない」に、正解はないということです。
「お金」があっても不幸な人はいますし、
なくても幸せな人もいます。
「やりたいこと」があっても辛いことはあるでしょうし、
なくても楽しく呑気に過ごしている人もいるでしょう。
FIREを達成したとしても人間というのは結局何らかで働くなる生き物。
そうしたことを踏まえると、働くことに対して
「何のために・何をやる」という中身をしっかり持ち続けることが重要なのかもしれません。
・人の役に立つことをやる
・誰もやりたがらないことをやる
・世の中に残ることをやる
・身近な人のためになることをやる
・後悔しないためにやる
人の数だけ、様々な軸があると思いますが
もはや「生きる」と同義とも言える「働くこと」。
長い人生だからこそ、今一度真剣に考えていきたいなと思います。
では、ごきげんよう。
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「働く」について考えることって実は難しい。