・お金の目標設定について
・高すぎる目標を設定すると
・心地良い難易度とは
おはーん、ペーパー先生です。
お金の話題をする時に外せないのが、
目的・目標・手段の設定です。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
このブログを良くご覧になっている方にはもはやお馴染みですが、
「目的」…最終的に達成するべきこと。
「目標」…目的を達成するための指標。
「手段」…目標を達成するための方法。
それぞれこのような意味があります。
具体例を挙げると、
目的:趣味に没頭したい。
目標:50歳までに金融資産1億円。
手段:ローンの借り換え、副業を開始、投資額を増やす
と、このようなものになります。
目的は「老後のため」「親の介護のため」「子供の学費のため」など
ステータスにより様々。
設定する人によって十人十色となるわけです。
冒頭に触れた目標。
これは目的までの道筋の中で、いま何合目にいるのか、
ということが分かるように、何らかの指標を置くというものです。
大きな目的を達成するためには、目標も比例して大きなものになるわけですが、
あまりに大きな目標になりすぎると、目指すどころか、
かえって諦めてしまうことにもなりかねません。
20歳になった時に立てた目標が「30歳までに1億円!」だった場合、
毎月の投資額:30万円
年利:20%
上記で、総投資額3,600万円に対し複利が働き
ようやく1億円に到達します。
毎月30万円というと、普通の会社員として就職した場合
そもそも手取りで18万円前後というのが相場でしょうから、
相当な副業をこなさなけれいけません。
如何に現実的ではないということがお分かりいただけると思います。
お金が育つには時間が必要です。
ですから、まずは支出のコントロールをできるようにする。
その上でしっかり稼ぎを増やしていき、投資への入金力を上げる。
目的:入金力を高める。
目標:3年後までに貯蓄率30%
このような設定を入門編として取り組んでいく、というのがオススメです。
ロールプレイングゲームで、開始早々めちゃくちゃ強い敵に
あっという間に倒されたら、もうやる気がなくなりますが、
スライムを手始めに、徐々に強めの敵が出てくるからこそ、
自身の成長を感じ、より高みを目指そうという気が起きるわけです。
そういう意味では、ゲームのレベルデザインというのは
人のモチベーションを継続させるために、心地良い難易度が用意されており
人気の高いゲームというのは、ここが非常に良く練られています。
というわけで、今日は高すぎる目標を掲げない、をテーマに話をしてきました。
お金の話に限らず、勉強や趣味など、世の中のどんなことにも
当てはまりそうですね。
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では、ごきげんよう。
成長の実感がないと人は取り組みを続けられない。