そのた

低下する在宅勤務率

低下する在宅勤務率
この記事で分かること

・在宅勤務のいま
・オフィス回帰する社員
・日本企業ならではのところも

ごきげんよう、ペーパー先生です。

2020年のコロナ禍以降、急速に進んだ在宅勤務(テレワーク)。

このまま定着していくかな、なんて思っていましたが

衝撃的な数字が公表されました。

産経新聞の記事です。

日本生産性本部は25日、今月4、5日に実施した意識調査で、テレワークを実施していると答えた人の割合が前回4月調査より3・8ポイント低い16・2%となり、令和2年5月の調査開始以来最低だったと発表した。足元で新型コロナウイルスの感染が拡大しているものの、政府による緊急事態宣言などの行動規制はなく、企業によるテレワークの退潮が垣間見える結果となった。

※調査はコロナ下の2年5月から四半期ごとに実施。今回が10回目で、20歳以上の日本企業・団体雇用者1100人から回答を得た。

【出典】7月のテレワーク実施率16・2% 過去最低に 生産性本部調査(産経新聞)
2022/7/25 15:32

勤め先の従業員規模別では、

1001人以上は5・8ポイント減の27・9%
101~1千人は7・7ポイント減の17・6%
100人以下は0・7ポイント減の10・4%

年代別の実施率は、

20代(12・0%)で前回より低下
30代(15・5%)で前回より低下
40代以上(17・4%)はほぼ横ばい

大企業ほどオフィスへの回帰が進んでいること、

若い世代でテレワークの実施が減っている現状が浮き彫りになっています。

ぼくはIT企業勤務の会社員ですが、

従来から部長以上はオフィス出勤が求められており、

スタッフについては部門差配で、自宅・オフィスのハイブリッド勤務となっています。

業種・職種にもよると思いますが、

肌感覚では、40代以上の社員よりも20代・30代前半の若手社員の方が、

在宅勤務への適応力が高いと感じていまして、

これは、ぼくの会社に限らず、世の中一般的にもそうなのではないでしょうか。

つまり、若い世代で在宅勤務率が低下しているというのは、

会社の意向で出社させられている、と捉えることもできます。

たしかに記事にあったように、行動制限がありませんし、

街の中や飲食店も人で溢れていますから、

ウィズコロナ時代としては当然なのかもしれません。

一方で、それと仕事のあり方とはまた別の話ですから、

村社会、顔を合わせてナンボの日本企業にとっては、

なかなか在宅勤務というスタイルを認めたくない土壌があるのかもしれませんね。

なお、アメリカでは在宅勤務が徐々に定着してきているようです。

日経電子版の記事をご紹介して終わろうと思います。

米国の「オフィス勤務」はコロナ前の5割に届かず

米国で在宅勤務が定着してきた。新型コロナウイルス感染拡大前と比べて出社比率は4割台の水準で推移している。在宅と出社を組み合わせるハイブリッド型の働き方が広がっており、アマゾン・ドット・コムはオフィスの拡張計画を見直し始めた。7月下旬の西部サンフランシスコ。クラウド大手セールスフォース・ドットコムなどが本社を構えるオフィス街の人通りは平日でも多くない。

【出典】米国の出社4割 在宅定着、Amazonオフィス拡張見直し(日経電子版)
2022年7月30日 12:00 [有料会員限定]

皆さんの会社ではいかがでしょうか?

コメント欄等で教えていただけたら嬉しいです。

人生はノーコンティニュー!

悔いのないようにやっていきましょう。

よろしければこちらの記事もご覧ください。

対面で仕事をすることに必死な人
対面で仕事をすることに必死な人新規コロナ感染者が急増しています。まん延防止等重点措置により飲食店への時短要請などが再度始まり、岸田政権の支持率も初の下落。株式市場でも景気楽観論に冷や水といった状況になっています。そんな中、今日は対面で仕事をしたがる人の特徴を考察します。...
副業解禁の後押しになるか?厚労省が企業に情報開示要請へ
副業解禁の後押しになるか?厚労省が企業に情報開示要請へ限られた労働力を多様化、流動化させることを目的に、政府が推進している副業拡大。先日、厚生労働省が企業に対し、従業員に副業を認める条件などの公表を求める方針であるという報道がありました。今日は副業の置かれている状況について皆さんと一緒に考えていきます。...
経済再開の機運高まる!貯蓄率向上の大敵、飲み会への誘い
経済再開の機運高まる!貯蓄率向上の大敵、飲み会への誘い2年ぶりに宣言が出ていないゴールデンウィークが終わって早くも1ヶ月以上が経過しました。新型コロナ感染者数も下落傾向が続いており経済再開の機運も高まってきました。身近なところで言うと、飲み会や会食が復活してきたことです。貯蓄率向上を目指す人にとっては大敵です。...
今日のまとめ

在宅勤務、お国柄の違いが日米で如実に。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 資産運用(投資)
関連記事