そのた

攻めまくる!新生ソニーグループ

攻めまくる!新生ソニーグループ
この記事で分かること

・4月から変わったこと
・60年ぶりとなる社名変更
・企業は人をワクワクさせる力が必要

おはーん、ペーパー先生です。

新年度を迎えて、色々なものがスタートしました。

我々の生活にも直結する内容も含まれており

しっかりとおさらいをしておきたいですね。

4月から暮らしこう変わる

【出典】税制から働き方、暮らしに至るまで、我々にも影響があるものも多く含まれます。(時事ドットコム)
2021年03月29日07時01分

本題から脱線しますが、個人的にはこの話題を上げておきましょうか。

何故かというと、変更される「クロネコマーク」が、

“それほど変わっていない!笑” (左が旧、右が新)

新旧のクロネコマーク

デザイナー出身でロゴやフォントデザインもやっていた先生ですから、

作り手の気持ちとしては凄く分かるんですよ。全然違うことが。

ただ消費者はきっと気付かないと思います。

企業のCI変更はめちゃくちゃお金がかかるんですよね。

看板の付け替えから名刺、封筒などのステーショナリー全般、

サイトやアプリなどの更新など、軽く数十億規模はいくでしょう。

ヤマトホールディングスさんのケースをもう少し深掘りすると、

伝統の「クロネコマーク」を消費者向けに残しながら、

新設する「アドバンスマーク」をビジネス向けの大型車両などに

使用していくということで、使い分けがされていくとのことです。

さて、このブログで注目をしておきたいのはソニーグループさん。

4月1日から新体制がスタートを切りましたので、

今日は新生ソニーグループについてやわらか紹介します。

60年ぶりとなる社名変更

東京通信工業として創業して以来、およそ60年ぶりとなる社名変更を行ったソニーグループさん。

以下のように再編されました。

21年4月に各事業会社を横並びに再編する

【出典】ソニー、20年越しの社名変更 吉田社長がこめた思い(日経電子版)
2020年5月28日 2:00 (2020年5月28日 4:20更新)

持ち株会社化の構想は2000年ごろからあったということで、

実に20年越しに、祖業のエレクトロニクスに軸足を置く体制から脱却することが実現したわけです。

持ち株会社には「グループ」の名が付き、

ソニーの社名は、その祖業を受け持つエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業が受け継ぎました。

同社は、2020年度通期業績見通しで、

・売上高で8兆8000億円
・営業利益で9400億円
・当期純利益は1兆850億円

を目標に掲げています。

最終利益で1兆円を突破できれば国内の電機業界初の快挙となります。

売上高の3割を稼ぐ好調なゲーム&ネットワークサービス事業のほか、

近年ではグループ会社アニプレックスさんが手掛けるアニメ『鬼滅の刃』のブームもありました。

昨年末には19年ぶりとなる株価1万円超えを達成し、市場での評価も高まっています。

また、昨年末から攻めの買収を展開している点も注目です。

リアル・バーチャル双方でのプラットフォーム拡充と、

それに合わせたソフト資産の充実。

この両輪で攻勢をかけています。

ソニーグループは米国時間1日、子会社の米ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)がブラジルの音楽会社「ソンリブレ」を、14億3800万ブラジルレアル(約283億円)で買収すると発表した。ブラジルの音楽市場の成長を取り込むとともに、同国のアーティストや楽曲を世界に売り込む。

【出典】ソニー、ブラジル音楽会社を283億円で買収(日経電子版)
2021年4月2日 10:31

ソニーグループ傘下で音楽出版事業のソニー・ミュージックパブリッシングは、歌手のポール・サイモンさんから全楽曲の権利を取得したと発表した。「明日に架ける橋」など多くのヒット曲が含まれ、ソニーは音楽配信サービスなどを通じて収益を得られる。取得金額は明らかにしていない。

【出典】ソニー、ポール・サイモンさんの楽曲権利取得(日経電子版)
2021年4月1日 18:50

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は19日、米エンデバーのeスポーツ事業子会社RTSと共同設立した合弁会社を通じて格闘ゲームを中心としたeスポーツ大会「EVO」の運営会社を買収したと発表した。買収額などは明らかにしていない。8月には国際大会をオンライン開催する予定だ。

【出典】SIE、eスポーツ大会「EVO」運営会社買収(日経電子版)
2021年3月19日 18:33 [有料会員限定]

ソニーは米国時間1日、米音楽出版会社のコバルト・ミュージック・グループから2つの事業を買収すると発表した。音楽の配信支援などを手掛ける「AWAL」部門のほか、楽曲の使用料をアーティストの代わりに集金する事業を買収する。金額は合計で4億3000万㌦(約450億円)。歌手などを支援するサービスを強化し、コンテンツ事業の拡大を狙う。

【出典】ソニー、米音楽会社から配信事業買収 約450億円で(日経電子版)
2021年2月2日 6:17

ソニーが鬼門のインターネット配信にアニメで挑む。米通信大手のAT&Tから米アニメ配信大手のクランチロールの運営会社を11億7500万㌦(約1200億円)で買収する。ソニーはこれまでも映画や音楽などでネット配信ビジネスを模索してきたが、ゲーム以外では強い基盤を構築できなかった。アニメ「鬼滅の刃」を社会現象にまで育てるなど、グループの総合力を生かせるアニメ市場で世界のプラットフォーマーをめざす。

【出典】ソニー、鬼門のネット配信にアニメで対抗 米大手買収(日経電子版)
2020年12月14日 2:00 [有料会員限定]

さいごに

公式サイトではSony’s Purpose(存在意義)をこう記しています。

“クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。”

【出典】Sony’s Purpose(存在意義)ソニー公式
2020/05/14

まさに、その存在意義を地でいくような近年のアクションになっています。

「aibo」や「VISION-S」も驚きがありましたが、やはり企業には人をワクワクさせる力がないといけませんね。

今後のソニーグループさんの展開も楽しみです。

こちらの記事もよろしければどうぞ。

CES 2021での注目プロダクト5選
CES 2021での注目プロダクト5選全米民生技術協会 (Consumer Technology Association /CTA) 主催の世界最大級の電子機器見本市CES(シーイーエス)が、1月11日から14日まで開催されました。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により初の完全オンライン開催になったことで、昨年は4400社余りが参加していましたが、今年は1900社と半数以下に。それでも未来を感じさせる各社の製品発表は胸躍るものがありました。今日は、先生が注目したプロダクトを紹介しながら見どころをやわらか解説します。...
10分野74品目の世界シェア1位を総まとめ
10分野74品目の世界シェア1位を総まとめ日本経済新聞社さんが2019年の世界市場における10分野74品目に関する「主要商品・サービスシェア調査」を昨年8月にとりまとめて公表しています。シェア1位の数では、米国の25品目に次ぎ、中国が12品目で2位に浮上。日本は18年より4品目減らし7品目で3位に後退して韓国と並びました。中国勢はハイテク分野で存在感を高めており、日韓は追い上げを受けているという構図です。今日は、世界シェアから見る市場動向についてやわらか解説します。...
実験都市「ウーブン・シティ」とは何か?
実験都市「ウーブン・シティ」とは何か?いよいよ始まりましたねー。トヨタ自動車さんが、閉鎖した静岡県裾野市の東富士工場跡地に建設する実験都市「ウーブン・シティ」。先月23日、第1期工事が始まる敷地内で地鎮祭が開かれました。この中で、豊田章男社長は「多様性をもった人々が幸せに暮らすことができる未来を創造することに挑戦いたします」と語り、自動運転車や住宅、ロボット、モノと人とがインターネットでつながる未来の幕開けに期待が膨らみますね。今日は「ウーブン・シティ」の登場で何が変わるのかをやわらか解説します。...

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

「成功するかしないかは、ただ我々の意志の強さと努力にかかっているのだ。」盛田昭夫氏(日本の実業家、ソニーグループ創業者)

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 資産運用(投資)
関連記事