・億り人の共通点
・億り人の属性を深堀する
・期待資産額を算出してみよう
おはーん、ペーパー先生です。
先日、このようなツイートをしました。
『バビロンの大富豪』にも
"お金持ちは「お金をたくさん持っている人」ではなく「お金の増やし方を知っている人」"
という一節がありましたが、社会人1年目でこれに気付くかどうかによって、将来の差は大きく開きますよね。 https://t.co/FWCpjiuieg
— ペーパー先生@ホテル暮らし投資家 (@papercapinfo) June 6, 2021
投資はとにかく時間が長いほど有利。
しっかり貯蓄し、お金にも働いてもらう考え方を若くして持てるかどうかで
将来の資産は大きく変わりますよ、という話です。
アメリカの純資産100万ドル以上、いわゆるミリオネアに大規模調査した書籍、
トマス・J・スタンリー氏著書『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』では、
1億円を貯めた人たちにどのような共通項があるのかが解説されています。
なお、国内では「ミリオネア」と呼ぶよりも「億り人」と呼んだ方が馴染みがあるので今回はそう呼びますね。
今日は億り人の思考をやわらか紹介していきます。
億り人の共通点
さっそく、この書籍で紹介されている億り人の共通点です。
・お金持ちは学生時代の成績が普通
・お金持ちはクーポン券使う
・お金持ちは中古物件に住む
・お金持ちはコストコで買い物をする
・お金持ちは靴を修理して履く
・お金持ちは「会社勤めをリスクが高い」と考える
・お金持ちは相続を受けておらず、1世代で成り上がっている
・お金持ちは子供が3人いる
・お金持ちは配偶者を顔で選んでいない
・お金持ちは海外でゴルフよりも、子供のスポーツ観戦
・お金持ちは海外旅行を2年に1度しかいかない
特出して何かの才能や環境が必要ではないことが分かりますね。
至って質素倹約で、家族の存在が重要であることが共通しています。
億り人の属性を深堀する
もう少し傾向を深く見ていきましょう。
<家族構成>
・結婚している人が多く、配偶者と38年以上連れ添っている人が多い。(離婚しない)
・子供の数は平均3人。
・92%は結婚しており、その95%には子供がいる。
<資産と収入>
・一世帯あたりの資産の平均は920万ドル。
・4万1,000ドル以上の車や4,500ドル以上の婚約指輪を買ったことがない。
・髪をカットしてもらうのに38ドル以上かけたことはない。
<教育>
・90%以上が大学卒で、半数以上が修士号や博士号を取得している。
<居住地域>
・高級住宅街に住んでいるが、その家や土地を相続で手に入れた人はわずか2%。
・97%が持ち家に住んでいる。
・ほとんど住宅ローンは残っていない。
・約1割の人は1987年の株式市場の急落から3年後に自宅を購入した。その多くは抵当流れの物件。
<職業>
・3人に1人は企業のオーナー、すなわち、自営業や起業家。
・およそ6人に1人がオーナーではない企業の経営幹部。
・10人に1人は弁護士(医者もほぼ同じ比率)
・残り1/3は退職者と企業の中間管理職、会計士、技術者、建築家、教師、大学教授といった人たちが占めている。
【出典】誰でもできる1億円の貯め方が判明 11分でわかる『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』(学識サロン)
2021/03/13
こうやって見ていくと、
①しっかり収支管理を行う。
②しっかりと稼げる仕事に就く。
③しっかり支えてくれるパートナーを見つける。
この3点を確実に抑えることが億り人への避けられない道のりになっています。
このブログでは、過去にもFIREや億り人に関する話題をお届けしてきました。
それらと本書が決定的に違うのは、「独身」の視点ではなく、「家族」を軸に捉えているところです。
稼ぐ人が集中できる環境を作れるパートナーや子供に囲まれているかどうか。
実にアメリカ的と言えるかもしれませんね。
期待資産額を算出してみよう
最後に、本書では「期待資産額」という考え方が紹介されています。
現在の年齢と収入から、本来このぐらいの保有資産が妥当であるという額を算出するものです。
つまり実際が下回っているようであれば、貯蓄にもうひと改善必要だということです。
期待資産額=「年齢」×「0.112」×「年間所得」
この計算式に、先生の現在を当てはめてみると、およそ4,800万円。
現在はおよそ3,000万円ですから、ぜんぜん下回ってます(汗)
皆さんはいかがだったでしょうか?
より詳しく知りたい方は、ぜひ本書をお手に取っていただければと思います。
億り人になるためには、天才的な頭脳や運を引き寄せる力などではなく、
後にも先にも「たゆまぬ努力」の方が必要なのだと改めて思わされますね。
こちらの記事もよろしければどうぞ。
株式の銘柄選定よりもパートナー選びのほうが数段難しい。