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暗号資産のレンディングを試してみた

暗号資産のレンディングを試してみた
この記事で分かること

・利息を生む資産と生まない資産
・暗号資産のレンディング
・世の中の利息

おはーん、ペーパー先生です。

株式や債券を中心に投資される方にとって、

ゴールドなどのコモディティは配当や利息を生まないことから、

一定の線引きをしていることが多いですよね。

音声解説

このブログの内容はラジオでも解説しています。

価値の担保には良いが、資産を成長させていくものではない、という観点からです。

投資の魅力が「複利効果」という魔法であることからも、

自ら価値を生み出さないアセットは魅力が半減する、というように考えられるわけです。

「複利思考」があれば資産も仕事も人生も上々だ!
「複利思考」があれば資産も仕事も人生も上々だ!"Compound interest is man’s greatest invention. He who understands it, earns it. He who doesn’t pays it."(「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。」)これ、誰が残したメッセージか分かりますか?金融業界に身を置いている投資家だと思ってしまいそうですが、実は相対性理論を発見したアルバート・アインシュタイン博士の言葉です。複利は何も資産形成だけに限りません。仕事でも人生でも何にでも応用ができます。今日は大事にしたい「複利思考」についてやわらか解説します。 ...

この視点で見ていくと暗号資産(仮想通貨)もコモディティと同様ですね。

アルトコインの中には、ハードフォークにより別の暗号資産が付与されたりすることもありますが、

基本的には自らが利息を付けて増えるようなものではありません。

ただ、実は増やしていく方法が1つあるんですよね。

それがレンディング(貸暗号資産)と呼ばれるものです。

暗号資産のレンディング

株式をやられている方であれば「貸株サービス」を思い浮かべていただくと分かりやすいと思います。

「貸仮想通貨サービス」とは

お客様の保有する仮想通貨について、お客様と当社が消費貸借契約を締結することによって、一定期間当社がお預かりし、契約期間満了後にお預かりした仮想通貨と同量・同等の仮想通貨をお返しするとともに、一定の料率で計算した利用料をその仮想通貨でお支払いするというサービスです。

【出典】Coincheck貸仮想通貨サービスとは?(コインチェック)

つまり、保有する暗号資産を一定期間貸し出すことで、

その期間に応じた利息分の暗号資産が得られるというものです。

コインチェックが行っているサービスはこのように貸し出し期間に応じて年率が異なっています。

貸出期間

14日間:1.0%
30日間:2.0%
90日間:3.0%
180日間:4.0%(受付停止中)
365日間:5.0%(受付停止中)

対象資産

BTC
ETH
ETC
LSK
FCT
XRP
XEM
LTC
BCH
MONA
XLM
QTUM
BAT
IOST
ENJ
OMG
PLT

このサービス、まずは「取引アカウント」から「貸仮想通貨アカウント」へ

暗号資産を移した上で、いづれかの貸出期間で申し込みをする形になります。

なぜ、このような手間がいるのかというと、レンディングは暗号資産交換業としての

サービスではなく、分別管理の対象となっていないからだと考えられます。

分別管理というのは、投資家から預かっている資産を、

第三者機関に信託し、運営会社とは別で管理することを指します。

そのため万が一運営会社が破綻した場合でも資産が投資家の手元に戻る仕組みです。

コインチェックとは別の運営会社ではありますが、こちらで詳しく図解されています。

つまり、コインチェックが破綻した場合、

貸し出した暗号資産が丸々戻ってこないリスクがあるわけですね。

参考までに銀行や証券会社の資産保護の仕組みが以下の通りです。

銀行預金の場合

「預金保険制度」によって、金融機関が破綻した場合でも、普通預金、定期預金などは1金融機関につき預金者1人当たり「元本1,000万円までと破綻日までの利息等」が保護されます。

【出典】預金保険の保護の内容について(預金保険機構)

証券会社の場合

法律で義務付けられている「分別管理制度」により、たとえ証券会社が破たんしたとしても、破綻した証券会社に対し預け入れ資産の返還を求めることができます。また、万が一のときには、日本投資者保護基金から1000万円まで補償を受けることができます。

【出典】投資者保護のしくみ(日本投資者保護基金)

さて、それを理解した上で貸し出そうとしても、

すぐに注文の承認が下りるわけではありません。

むしろなかなか下りない、という方が正しい表現かも知れません。

先生、以前も貸し出し注文をしていたことがあったのですが、

2か月ぐらい経過してもまったく承認されませんでした。

先月から改めて1BTCを直接保有することにしましたので、改めてレンディングにも再挑戦。

申し込みが少なそうな「30日間:2%」を選んで注文を出しました。

その後、およそ3週間して注文が承認。貸し出しが始まりました。

Coincheck貸仮想通貨サービス

これは貸し出し翌日のスクリーンショットですが、

貸し出し資産の1BTCに利息分の0.0000548BTCが追加されていることが分かります。

利息の計算は

1BTC×2%×30/365=0.001643836BTC
月=0.00164384BTC
日=0.00005479BTC

となりますので、1日経過するごとに四捨五入した0.0000548BTCが追加されていきます。

仮に1BTC600万円だとすると月に1万円ほどの利息となりますね。

なお、30日が経過すると貸し出しは終了となりますが、

終了後に「自動継続」を設定しておくことも可能です。

これが、間髪入れずにずっと継続されるのか、

もしくは再度自動で注文を出すだけで、

改めて承認までの待機期間があるのかは分かりませんので、

試した結果をまたお知らせしたいと思います。

あと、利息は雑所得となりますのでここも注意が必要です。

世の中の利息

銀行の場合、例えばメガバンクみずほ銀行の普通預金金利は0.001%。

ネット銀行のあおぞら銀行BANKの普通預金金利は業界トップクラスの0.2%。

米国10年債利回りは緩やかに上昇をしており現在は1.6%ほど。

600万円をそれぞれに預けた場合の1年での利息は

みずほ銀行:6,000円
あおぞら銀行BANK:12,000円
米国10年債:96,000円
コインチェック貸仮想通貨:120,000円

結構な差がつきますよね。

「Coincheck貸仮想通貨サービス」は、先ほど紹介したように貸し手も一定のリスクを負いますから

万人にオススメできるものではないことを考えると、

米国10年債の1.6%の利息って結構大きいですよね。

債券利回り、つまりリスクのほぼない資産の利息が上がれば、

リスクが多分に含まれる株式市場にはマイナス、ということがここからも良く分かります。

と、いうことで今日は暗号資産のレンディングについて取り上げました。

では、ごきげんよう。

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今日のまとめ

暗号資産市場が活況なときは貸し出し注文が通りやすい。

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