・節約する時に陥るワナ
・単位を揃えて考える
・時間単価でいろいろ見える
おはーん、ペーパー先生です。
節約をする時に失敗しがちなのが、
1円でも安く同じ商品を手に入れたいがために、
何店舗も時間をかけて探し回ることです。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
お金は節約できても、時間を節約できていませんから、
結果的に損をしているんですよね。
これは、「お金」と「時間」という、単位の違うものが
混在しているからこそ陥るワナとも言えます。
では、そうならないようにどうすればいいのか?
ズバリ、単位を揃えればいいのです。
単位を揃えて考える
「お金」と「時間」、どちらの単位に合わせることも可能ですね。
では、例を挙げて進めていきましょう。
これだけ読み取ると50円の節約に見えますね。
では、これをすべて「お金」に単位を揃えて考えてみましょう。
「時間」を「お金」に替えるわけですので、自身の時間単価を算出する必要があります。
いわゆる”あなたの1時間はいくらの価値があるか”ということです。
これを算出するためには、仕事でいくらの収入があるのか、
ここから仮説を立てていくと良いですね。
以前、お金と結婚をテーマに話をした際にも先生の時間単価を算出しました。
それがこちらです。
月手取り収入がおよそ40万円。
22営業日だとした場合の人日単価はおよそ18,000円。
時間単価で750円。
本来はこれに食費や住宅費など、上記の稼ぎを達成するための
維持費を考慮しなければいけませんが、今回は概算ということで除きます。
1時間=750円の価値、という仮説ができましたので、
先ほどのトイレットペーパー買い出しの例に合わせこんでみましょう。
自宅から隣町まで1時間。往復しているので2時間です。
つまり、
近所のお店:500円
隣町のお店:450円+(750円×2)=1,950円
近所のお店で買うよりも50円得したどころか、
実に1,450円も高値掴みしていることになります。
では、逆に「時間」に単位を揃えて考えてみるとどうなるでしょうか。
750円を稼ぐのに1時間要するという仮説を立てましたので、
これを割り出していくと、50円を稼ぐのに4分となります。
トイレットペーパーの価格差が50円ですから、
4分以上、他のお店への往復に時間を要すようであれば、
割に合わないということがすぐに分かるわけです。
さいごに
今日は節約する際の時間単価について深堀をしました。
会社勤めで部門管理をしていると、人月単価は重要指標の1つです。
これは、社員給与や機材、備品、家賃などの諸経費から算出される
1社員あたりを稼働させた場合の費用を指すわけですが、
考え方は自分自身の単価を考える際とまったく同じです。
今日お出しした先生自身の時間単価は、細かい経費が含まれておらず、
給与から1時間あたりの稼ぎを割り出したもっともシンプルな計算法です。
手間をかけずにおおよその価値が分かり、比較できることが大事ですので、
これでも十分なんですよね。
それにしても40歳を超えている先生の時給が750円って恐ろしいですね。
高校生時代に、ファミレスでバイトしてた時ですらもう少しマシでした(笑)
一応、先生の名誉(なんの?)のためにお伝えしておくと、
年2回の賞与を含めた税金控除後の2020年手取り年収は1200万円ほど。
年手取り収入がおよそ1,200万円。
月手取り収入がおよそ100万円。
22営業日だとした場合の人日単価はおよそ45,000円。
時間単価で1,875円。
このように深夜帯のバイト代ぐらいにはなります。
1時間ぼーっとテレビを見て過ごすということは、
映画1本分の価値との等価交換であることが分かるわけです。
そう、こうやって時間単価を算出していくと
色んな事の価値が見えてくるんですね。
では、ごきげんよう。
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