・質素倹約なバフェット氏
・今日の1,000円、30年後は?
・サブスクに潜む罠
おはーん、ペーパー先生です。
オマハの賢人、著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、
個人資産が1,000億ドル(およそ11.4兆円)を突破していますが、
その生活は質素倹約です。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
散髪代の10ドルを支払うことも嫌がり、
友人のビル・ゲイツ氏に奢るのはクーポンを使ってマクドナルド。
とても有名な話ですね。
ただ、個人投資家もこうした姿勢から学ぶことが多くあります。
今日の1,000円は30年後の3,928円だからです。
米国の大型株およそ500銘柄で構成されるS&P500指数。
1960年から2021年の62年間で株価指数はおよそ77倍。
EPS(一株当たり当期純利益)はおよそ65倍となっています。
年率換算ではそれぞれ+7.3%、+7.0%となり
企業収益が成長し続けていることで、株価も上昇しています。
【出典】米国株式への長期投資が有効と考える3つの理由(エコシル)
2021年10月8日
仮にインフレが年率2%だったとすると、差し引き年利5%というのは
それほど大袈裟な数字ではありません。
先ほど紹介をした「今日の1,000円は30年後の3,928円」、
というのはまさに年利5%で得られる将来の金額というわけです。
さて、皆さんは日頃お仕事の合間に、気分転換などで
お菓子やコーヒーなどを買われる機会が多いと思います。
日に500円を使っていたとしましょう。
月換算で1万5,000円になりますが、これを30年間節約し続けると540万円。
運用に回せば最終的に1,338万3,655円になります。
老後のお金としてはかなり心強いものになりますね。
お金というのはとにかく時間をかけると育ちます。
いま目の前にある息抜きに消費をしていくのか、
将来やりたいことをするために貯蓄していくのか。
こうしたバランスの上に成り立っているわけです。
同じ意識をサブスクにも向ける必要があります。
月にたった500円、1,000円だから、といって
複数サービスに加入している方が多いかも知れません。
まさに「塵も積もれば山となる」で、こうした支出に気を配らなければ
お金持ちにはいつまで経ってもなることができません。
“今まで続けていたことを止めてしまうと生活のクオリティ(QOL)が下がらないか心配”
支出改善の第一歩が踏み出せない人に多い考え方です。
あれこれ悩むのであれば、オススメなのは一回すべての
サブスクをばっさりと止めてみること。
それでQOLが変わらなければそれで良し。
どうしてもこれだけは…というものがあれば復活させるというのも良し。
つまり篩(ふるい)に掛けてみるということです。
うまくいけば、我慢や無理をせずに支出を下げることにつながるかもしれません。
先生自身も、サブスクを徹底的に削減していき、
2020年1月比較でおよそ年間42万円を削減しています。
少額だから、という気の緩みを放っておくと必ず後悔します。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
後悔先に立たず、お金の場合は特に。