・「心配」と「執着」とは何か。
・たった2つの「手放す」工夫。
・日常生活と株式投資の共通点。
おはーん、ペーパー先生です。
以前、シンプルな生活について取り上げたことがありました。
身の回りを軽くしておけば、いざという時に動きやすいよ、という話です。
これを実践するときに必要となるのが「手放す」ことです。
手に持っていたものを放すこと。所有していたものを人手に渡すこと。
これ、言葉で言うのは簡単ですが、実際は凄く難しいんですよね。
モノが手元からなくなる「心配」と、モノへの固執で捨てられない「執着」によるためです。
今日は手放すことに関してやわらか解説していきます。
「心配」と「執着」
「心配」と「執着」。
それぞれ言葉の意味から見ていきましょう。
気がかりなこと。物事の先行きなどを気にして心を悩ますこと。何か悪いことが起こらないかと考え心が落ち着かないこと。
一つのことに心をとらわれ、そこから離れられないこと。あるモノや事に強くひかれ、深く思い込んで忘れ切れないこと。
最低限のモノでシンプルに生きていくためには、このコントロールをどこまで行えるかが肝となります。
たった2つの「手放す」工夫
日々生活をしていると、ハガキやチラシ、お知らせなどのポスト投函されるものや、
商品の箱やパンフレット、説明書などの付属品まで、
「取り合えず取っておこうかな」
という取捨選択を保留にしたモノが、雪だるま式に増えていきます。
先生が「手放す」際に工夫していることはたった2つ。
①手に取った時点で判断する。(タイミング)
②価値があるか否かで判断する。(基準)
これだけです。
判断を先延ばししないということがポイントです。
投函物は自宅に持ち帰った段階ですぐに
「取っておくもの」「捨てるもの」「PDFにするもの」
に仕分けし、よっぽどのことがない限りは、紙で手元に残しません。
商品の場合は、外箱や説明書などが判断対象になりますが、
これらもすべからく捨てています。
判断を保留にした段階から、モノは溜まるからです。
取捨選択する際の基準を決めておくと悩むことが減ります。
ここで言う価値というのは「部屋の場所を取ってまで保有する価値があるかどうか」です。
部屋の置き場所も家賃である、と考えれば、
必要なスペースに対して掛かるであろう年間コストとの天秤になります。
例えば先生の場合、未開封のゲーム関連グッズをかなり保有しているのですが、
昔のおもちゃが現代では高価に売買されているようなケースもあります。
「せどり」の考え方とも近いかもしれませんが、
将来、価格が上がる・価値が出ると思うモノだけを残して、それ以外は捨てます。
日常生活と株式投資
今日はモノを手放すときの弊害となる「心配」と「執着」をコントロールするため、
手放す”タイミング”と”基準”を決めてこう、という話をさせてもらいました。
先生、実は物持ちがすごく良いんです。
今使っている『MacBook Pro』は5年目。
その前は15年に渡って『Power Mac G4 Cube』を使っていましたし、
携帯電話の番号も、大学生時代から四半世紀で1度も変わっていません。
株式投資でも個別銘柄への投資は1度決めたら長期保有。
良いと思ったモノとは長期間一緒に過ごす。
そして手放すときの基準を決めておく。
日常生活の過ごし方と、株式投資の考え方というのは、どこか通じる部分がありますね。
では、ごきげんよう。
基準を決めておけば、手放すときに悩まなくて良し。