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リセールバリューを考える:人生はお金を資産性のあるものに置き換えるゲーム

リセールバリューを考える:人生はお金を資産性のあるものに置き換えるゲーム
この記事で分かること

・リセールバリューを意識した買い物
・置物になった『ルンバ』と『MacBookPro』
・究極に汎用性のあるものは「お金」

おはーん、ペーパー先生です。

大きな買い物をした後に、結局役に立たなかった。

なんてことがあったりしませんか?

・イメージしていたのと違った。
・置かれている環境が変わった。

概ねこのどちらかに当てはまると思います。

この気付きがあった段階で検討すべきなのが、

売却するか否か、です。

モノの購入をする際にはリセールバリューを意識しよう、

とよく言われます。

リセールバリュー

リセールバリュー(Resale Value)とは、取得した財産を再び売却したときの価値のことをいい、資産価値を表すものです。「Resale」には再販、「Value」には価値という意味があります。リセールバリューは不動産のほか、中古車の売却でも用いられている言葉です。

【出典】不動産用語集:リセールバリュー(LIFULL HOME’S)

例えば、ぼくが年末に購入した『iPad mini 6』。

概算で、本体の購入価格はポイントなどを差し引き6万円。

売却価格は3.9万円〜5万円ですから、

実際の確定支出は高く見積もって2.1万円となります。

売却価値がないモノを6万円で購入すれば、

その段階で支出6万円が確定するわけですから、

大きな違いとなるわけです。

このように資産性のあるモノを購入するのとそうでないのとでは、

お金が失われるのは同じですが、

「資産」として見るとそれほど変わらない、というのが良い買い物なわけです。

ここで、ぼくの事例を2つ紹介しましょう。

1つ目は失敗事例です。

『ルンバ』

今から7、8年前に購入したロボット掃除機『ルンバ』。

購入価格は10万円弱だったかと記憶しています。

最初の数か月は「便利だな~」なんて思いながら使っていましたが、

結局「自分で掃除機かけた方が早い」となってしまい、そのまま放置。

昨年にマンションを退去する際に、費用を払って処分をするという、

これはもう最悪の買い物でした。

誤解の無いように補足すると、

『ルンバ』という商品が悪かったわけではありません。

ぼくが住んでいたマンションは32㎡のSTUDIOタイプです。

つまり、シンプルに1ルームなんですね。

フローリングでモノもそれほど多くない部屋ですから、

それこそ、『クイックルワイパー』をかければそれで済む。

時間も手間もそれほどかからなかったのに、

ただの興味本位で、不要なモノを買った行動そのものに誤りがあったわけです。

もう1つの誤りは、それに気が付いた時点ですぐに売却しなかったことです。

モデルにもよりますが、現在の市場で『ルンバ』の中古売却価格を見てみると、

購入時の5割前後となっています。

すぐに売却をすれば、確定損失を最小限に抑え込むことができたわけです。

『MacBook Pro』

次は成功事例として、『MacBook Pro』を取り上げます。

こちらは、2016年末に

「よし!小説を書こう!」

と思い立って購入をしたものです。

最初の2、3か月は執筆に使っていたんですが、

その後、飽きてしまい、ただの置物に。

そしてまったく使う機会が無くなったわけです。

3年経った2020年。

ブログの開設を皮切りに、ツイッター、スタエフ(音声配信)やインスタ、YouTubeと、

SNSでの情報発信を開始していきましたが、

その際の原動力になったのがこの置物になっていた『MacBook Pro』でした。

スペックはけして高いわけではありませんでしたが、

やろうと思い立った翌日にはブログを開設し、その後は更新が日課になっているぐらいですから、

手元にすぐ役立つツール(放置していた『MacBook Pro』)があった、

という事実は大きかったわけです。

いまでは『iPhone』と並んで生活に欠かせないツールとなり、

当時の購入価格である9万円分は、しっかり取り返したのではないかと思います。

さいごに

今日は2つの事例をもとにリセールバリューの考え方を紹介しました。

最初に立てたゴールイメージに対して、実態が伴わなかった場合、

すぐに売却してお金に換えるか、そのまま保有をし続けるか。

これ、個別株の運用での悩みとも似た部分があるなと感じます。

購入した株が直後からどんどん値下がりし、

売るに売れない、つまり塩漬けし続けて10年。

みたいなことは、モノの購入でも起きうるということです。

売却するか否か。

『ルンバ』と『MacBook Pro』では、明暗を分けたのですが、

その理由は「汎用性」かと考えています。

『ルンバ』は明確に掃除しかしてくれませんから、

掃除で不要となってしまうと、使い道がありません。

一方で『MacBook Pro』は、小説執筆に限らず、

用途に「汎用性」があります。

そのため、急に思い立ったブログや音声配信にも

対応することができたわけです。

モノの「汎用性」の行き着く先、きっとそれは「お金」になるのだと思います。

究極の人用汎用決済手法(エヴァっぽく言うなw)がお金だからです。

あらゆるモノのニュートラル状態であるお金を、色々な資産性のあるもの置き換えていき、

どれだけ豊かな人生を送ることができるのか。

そんなボードゲームの上で我々は生きているのかもしれませんね。

では、ごきげんよう。

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