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帰ってきた!『MacBook Pro』のポート類

帰ってきた!『MacBook Pro』のポート類
この記事で分かること

・大胆なレガシーポートの切り捨て
・2015年と2016年でのポート変化
・2021年モデルで帰ってきたポート類

おはーん、ペーパー先生です。

日本時間19日(火)2時、アップルがオンライン発表会を開催し、

プロ向けプロセッサ「M1 Pro」「M1 Max」を搭載する新型『MacBook Pro』を発表しました。

先日、「iPhone 13」シリーズを発表したばかりでしたから、

今回は皆さんが概ね事前に期待していた通りとなりました。

音声解説

このブログの内容はラジオでも解説しています。

個人的には、発表内容もさることながら、何と言っても冒頭の映像ですね。

1人のクリエイターが、初代iMacの起動音から始まる、Apple製品に関連するSEを、

楽曲にしていく様子がまとめられていたのですが、

その場所がアップル創業を彷彿とさせる、ガレージの中なんですよねぇ。

しかも至るところに歴代のアップル製品が顔を出しており、

明確には謳われていないのですが、亡くなって10年を向かえた

創業者スティーブ・ジョブズさんへの想いがパンパンに詰まる

愛のある映像に心が震えました。

さて、新型『MacBook Pro』ですが、アップルの新製品としては

極めて珍しい事象が起きました。

それは廃止したポート類がこぞって帰ってきたことです。

大胆なレガシーポートの切り捨て

アップルはこれまでも、大胆にレガシーポートを

ばっさばっさと切り捨ててきました。

例えばこんなことがありました。

■1998年5月
『iMac G3』
→SCSIやADB、シリアルポートなどを廃止し、USBのみに。

■1999年10月 
『iBook G3 クラムシェル』
→LANポートを廃止し、AirMacによる無線LANをサポート。

■2000年7月
『Apple Cinema Display 22インチモデル(ADC)』
→DVI接続と電源の同時供給が可能なADC端子搭載。

初代『iMac』が、当時まだ普及途中だったUSBのみを搭載した時は、

「こんなMac、周辺機器が繋がらないから使いもんにならん!」

と思ったものですが、この『iMac』が原動力となり、

USB接続の周辺機器が急速に普及したわけです。

無線LAN接続でノートPCを使うというライフスタイルも、

初代『iBook』が切り開いたものと言えます。

2015年と2016年でのポート整理

こういった歴史があった中で、

2016年10月に発売された『MacBook Pro』からは、

USB Type-Cとヘッドフォンジャックのみという大胆なポート整理が行われて今に至ります。

2015年以前

・MagSafe
・SDカードスロット
・HDMI端子
・USB Type-A端子
・Mini Displayport
・ヘッドフォンジャック

↓↓↓
2016年以降

・USB Type-C端子(Thunderbolt 3対応)
・ヘッドフォンジャック

箇条書きにすると、そのばっさり感が良く分かりますね。

ただ、プロ仕様のマシンであることから、すべての周辺機器を

USB Type-Cだけで補えるわけがなく、結局ハブをかませて

たこ足配線のようになってしまうというジレンマがあり続けたわけです。

なお、先生が使用している『MacBook Pro』は2015年モデル。

購入は2016年でしたので、どちらも併売されていた時期でした。

そりゃ、2015年モデルを選びますよね!便利ですもん(笑)

2021年モデルで帰ってきたポート類

そして今回発表になった2021年モデル。

ポート類にどう変化があったのか?

2016年以降

・USB Type-C端子(Thunderbolt 3対応)
・ヘッドフォンジャック

↓↓↓
2021年

・MagSafe 3
・USB Type-C端子(Thunderbolt 4対応)
・SDカードスロット
・HDMI端子
・ヘッドフォンジャック

おいおい!がっつり戻って来とるやん!!

なんか5年間の時を経て、ようやく2015年モデルの

後続機種が登場したかのような興奮を覚えました。(笑)

また、筐体自体も天板と底面が丸みを帯びているシェル状から、

初期の『MacBook Pro』を思い起こさせるお弁当箱のような

ボックス型になった点も先祖返りと言えるかもしれません。

詳しくはこちらの記事が良くまとまっています。

さいごに

最近のアップルは、

「市場の声をよく聞くようになった」

というべきか、

「市場をけん引するほどの力がなくなった」

というべきか。

まさにこれが、”かつてのアップルらしさ”を先生が感じなくなった部分です。

先に紹介をしたADC端子や、高速シリアルバス規格のFireWire(IEEE 1394)など、

チャレンジして消えていった規格も山ほどあったのもすべて飲み込んだ上で、

廃止したポート類を、5年も経って復活させるなんてことは前代未聞。

道なき道を行く!というよりは、補装された道路をパワー全開!

そんな姿が印象的なアップルのオンライン発表会でした。

では、ごきげんよう。

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今日のまとめ

新型『MacBook Pro』を最高スペックで構成すると70万円超え。

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