・「勝ち筋」とは?
・ビジネスにおける「勝ち筋」
・資産形成における「勝ち筋」
おはーん、ペーパー先生です。
何に取り組む場合でも「勝ち筋」があるかどうかが重要です。
「勝ち筋」を別の言葉で置き換えると、
成功するための打ち手、ポイント、要件。
そんなところでしょうか。
ぼくが考える「勝ち筋」には大きく2つの構成要素があります。
①成功するための物語。(定性的)
②成功するための座組。(定量的)
現在ぼくは、IT企業に勤める会社員で、開発部門を担当しています。
日々、新しいプロジェクトの提案を受けるわけですが、
その是非を決めるのにも、「勝ち筋」があるかどうかを重視しています。
これはビジネスでも、個人の資産形成でも同様だと思います。
例えばアマゾンの場合ではどうでしょうか。
先ほどの要素で分解していきたいと思います。
①成功するための物語。(定性的)
日常にアマゾンがあることで、モノを手に入れるための時間を、自分のコトのために使うことができる。
②成功するための座組。(定量的)
「圧倒的な品揃え」+「翌日配送」
このように分解することができます。
アマゾンのCMは、価格や便利さなどを直接的に訴求をしていません。
つまり②ではなく①を徹底的に見せているわけですね。
自分の生活におけるベネフィットがイメージできるから利用する。
そうした接点を入り口にサイクルが生まれるから、長期利用にも繋がるわけです。
これを個人投資家のケースで置き換えてみると
どのような分解ができるでしょうか。
①成功するための物語。(定性的)
優良指数と連動する低コストの投資信託で運用を続けることで手間をかけず老後資産を育てることができる。
②成功するための座組。(定量的)
(「長期」+「分散」+「低コスト」)×「インデックスファンド」
こんな形になります。
ビジネス同様、個人の資産形成も千差万別ですから、
どの規模で「勝ち筋」を描くかによって物語や座組の内容も
肉付けが必要になると思いますが、
ベーシックな資産形成は上記で十分だと思います。
ぼく自身も、全世界株式を毎月30万円積み立てし続けており、
まさにこれをひたすら守っています。
優れた「勝ち筋」というのはジャンルに限らず
極めてシンプルで分かりやすいものです。
実行すべきことも理解しやすいし、
実行した後の自分の姿も想像しやすい。
逆説的に言えば、人がすぐに理解をできないような複雑なものほど
再現性もないし、良いアプローチでもない。
何か行動を起こす際にはこうした価値観を持ちながら、
自分なりの「勝ち筋」を導き出していくことが大事になりますね。
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では、ごきげんよう。
他社の成功事例で「勝ち筋」を分解すると勉強になる。