・野球発祥のビジネスワードに興味がある方。
・一度の失敗で諦めてしまう方。
・成果を出すための確実な方法を知りたい方。
おはーん、ペーパー先生です。
皆さんは、野球をテレビで見たり、実際にやったことありますか?
国民的スポーツである野球は、その用語がビジネスの場でも使われるケースが多いことをご存じでしょうか。
例えばこういったものがあります。
【ホームラン】
取り組んだ仕事で大きな成果を出した場合。
【フルスイング】
チャンスが回ってきたときに全力で取り掛かる場合。
【ポテンヒット】
決して良いアウトプットではなかったものの運よく結果が出た場合。
【ストライク】
狙っていたターゲットに商品がスバリと刺さった場合。
【延長戦】
企画プレゼンで承認が得られず泣きのもう一回を実施する場合。
【アウト】
社会通念上やってはいけないことをしてしまった場合。
【ゲームセット】
すべての打ち手をやり尽くした上で挑戦を断念する場合。
どこかしらで耳にする機会があるのではないでしょうか。
そうした数多ある野球ビジネスワードの中で、今日は「打席に立ち続ける」ことについてやわらか解説していきます。
「打席に立ち続ける」とは
打席というのは、攻撃チームの打者が立つバッターボックスのことです。
野球というのは「静」と「動」を組み合わせたスポーツ。
バッターとピッチャーとの対峙は、まさに「静」の戦いとなり、
この駆け引きの先で、バッターがボールを打つことによる「動」の勝負が待っているわけです。
では「打席に立ち続ける」というのは、ビジネスの世界では何を指すのでしょうか。
取り組んでいる仕事でなかなか成果が出せなくても、その歩みを止めないこと。取り組み続ける過程を大事にし、その先にある成果を掴むまでは諦めないこと。
取り組み続けることの大事さの比喩なんですね。
野球の世界でも、なかなかヒットを打てない選手を、監督がしぶとく起用し続け、ここぞという場面で大きな成果を出すことは良くあります。
一番思い出されるのは、原監督が2009年に日本代表を率いた野球の世界大会、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦。
延長10回、大会で極度の不振で苦しんでいたイチロー選手から飛び出した値千金の逆転タイムリーヒット。
日本中が湧いたことが今でも思い出されます。
「打席に立ち続ける」際に重要なこと
「打席に立ち続ける」際に重要なのは、
・挫けずに打席に立ち続ける選手。
・初志貫徹で打席に立たせ続ける監督。
この両輪がないと成立しないということです。
現在、先生はIT企業で開発現場を見ていますので、監督の立場です。
部のメンバーである選手たちには、繰り返し打席に立ってもらえるよう、
すぐに成果が出なくても辛抱強く打席に立たせ続けるマネジメントをしています。
なぜそうしているのか。
1度の失敗で次の打席がないというのでは、
取り組んだ選手も、送り出した監督も、結果的に得るものがほとんどありません。
しぶとく、辛抱強く、雨の日も、風の日も、とにかく打席に立ち続ける。
この姿勢こそが、大きな成果を引き出す、唯一無二の進め方だと考えているからです
選手の立場でも、監督の立場でも、この考え方を強く持ってやり抜きたいですね。
では、ごきげんよう。
粘ったもん勝ち。