・退職者の留意
・留意時の選択肢
・自身の退職意向を振り返って
ごきげんよう!ペーパー先生です。
ぼくはIT企業に勤務する会社員で、
150名ほど在籍する開発部門長を担当しています。
これだけの人数がいると、年に数人は退職をされる方がいます。
退職話が上がってきた段階で、すでに決意を固めている場合が多いですし、
転職活動も終えて次が決まっている、なんてことも珍しくありません。
ぼくの部門での退職は、その多くがスタッフ層。
しかしながら、すでに部内で活躍している、将来のリーダー候補である、
そんな人材に退職希望を伝えられるというのは辛いものがあります。
さて先日、このようなツイートが話題となりました。
「給与が低いから退職したい」と告げてきた部下。それを私の上司に報告したら「引き止めろ。でも給与含めた条件は変えない」と言う上司。無理だろ。引き止められないだろう。
— ジョリビー (@Jolliebe_global) June 18, 2022
これを見て思うことは、
自分で起こした会社であればまだしも、雇われ中間管理職の場合、
給与を上げて慰留するという選択肢そのものがありません。
ですので、ツイート内の上司の気持ちは分かります。
とは言え、ゼロ回答では説得のしようがありませんから、
・希望する職種にジョブチェンジさせる。
・希望する部署に異動させる。
・希望するチームに配属させる。
概ね、この辺りのカードを切って、交渉を進めてくことになります。
部門長の裁量でどうにかなる範疇ということです。
ただ、これでも残留を決めてくれるパターンは1割程度といったところ。
すでに転職先が確定している場合、転職エージェントやご家族とも、
硬く握り合っているわけですから、ほとんどの場合で手遅れです。
もちろん、過去の退職者が転職によりすごく満足する結果を得られたのかというと、
その後、会社を転々とするケースもたくさん見てきています。
結婚同様に、会社とのマッチングというのはいかに難しいのかを物語りますね。
こんな話題をつらつらと述べつつ思ったのは、
もし自分が退職意向を会社に出した場合、ちゃんと慰留されるかどうか(笑)
現在の勤務先は15年ほど在籍していますが、
過去2回、退職意向を示したことがあります。
その際は、部署異動で収めてもらいました。
そう、めちゃくちゃカッコ悪いやつです。
こういう残り方は、自分の信用度を毀損しますから
まったくオススメしませんし、退職するなら、
全力で慰留を振り切る方が良いと強く思います。
そう考えると、自分が慰留する側に立ったときに
頑張っても慰留できるのは1割だけ、ということが
正しいということが証明されちゃいましたね(笑)
人生はノーコンティニュー!
悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
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