・コミュニケーションのマイルール
・相手の引き出しを探る
・おじさんがやってはいけない3つのこと
おはーん、ペーパー先生です。
今日は、コミュニケーションで普段から意識をしている
「相手7:3自分」のマイルールについて紹介をしてきます。
これは何の割合を指しているのかというと、言葉を発する分量です。
ぼくは40歳を超え、IT業界での経験も20年を超えました。
かつ広報畑にいたため話すことも得意です。
そのため誰かとフリートークしていると、
ついつい自分の方からの話ばかりになってしまうことがあります。
コミュニケーションはキャッチボールです。
相手の話を受け取っては、投げ返す。
テンポよくこれを繰り返すことが理想ではありますが、
なかなかバランス良くいかないものです。
テーマの知識量や、話題を広げる力など、
互角になるケースが少ないためです。
ぼくは現在IT企業で開発部門長を担当しています。
日々、プレゼンテーションや相談、ブレストなど
様々な場に参加をしますが、
場数を踏んでいることもあり、テーマに対して
結論が見えてしまうことも多々あります。
しかし、部門長がそれを口に出してしまうと、
話が広がらずその時点で終わり、ということになりかねません。
こうした進め方は時間がかかりませんし効率的ですが、
一方では、ぼく自身の知識や理解、考え方だけで進めてしまうことになるため、
予想だにしなかったアイデアや結論は出てきません。
ぼくは、コミュニケーションの基礎を
バラエティー番組『笑っていいとも!』のタモリさんから学びました。
相手の引き出しを探りに探って、化学反応的な面白さを求めている人なのです。
そのため、自分が発言をしたいのをぐっと堪えて、相手の話をとにかく聞く。
「これはどういうこと?」
「あなたはどう思う?」
相手の話を聞きながら、
短いセンテンスでさらに次の引き出しを開けていく。
結果的に発言量が「相手7:3自分」の割合に落ち着くようにすることが、
“自身の勉強にもなり、結論の質も高める”ことが分かってきました。
デメリットは結論まで時間を要すことですが、質とスピードはトレードオフです。
相手の話をしっかり聞く。
その上で引き出しを開けるだけ開ける。
これを繰り返していくことで、相手の人となりをより深く知ることにもなりますし、
新しい自分の発見にも繋がります。
また、このような聞く力を伸ばしていくことで、そこに参加する人たち、
引いては組織全体が成長していくことにも繋がるわけです。
以前に、高田純次さんがテレビ番組で、このようなことを言われていました。
「年寄りにありがちな『説教』『昔話』『自慢話』をしないようにしている、俺はこの3つを無くしてるから、エロ話しかできない。」
見事な落ちまでついて、さすがですね。
この記事を書きながら、改めて自分自身気を付けないとなと思いました。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
聞くことは学ぶことであり育てることでもある。