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ピンチはチャンス:3つのケースから学ぶ

ピンチはチャンス:3つのケースから学ぶ
この記事で分かること

・株式投資の場合
・起業の場合
・吉田茂さんの場合

おはーん、ペーパー先生です。

「ピンチはチャンス」という言葉があります。

ピンチというのは、逆境や苦難など、難しい立場にある状態を指し、

チャンスというのは、躍進するきっかけや手がかり、成功を掴むためのターニングポイントにある状態を指します。

つまり、苦しい状況に置かれている時こそ、

大きな成功を掴む可能性が秘められているということです。

具体的にはどのようなケースがあるでしょうか。

3つのケースから一緒に学んでいきましょう。

①株式投資の場合

成功を収めた投資家というのは、大きなリスクを果敢に掴みにいってます。

以前にコロナ禍における個人投資家の投資行動について

日経電子版の記事を紹介したことがありました。

金融資産を大きく増加させた投資家に共通しているのは、

2020年3月のコロナショックによる株式市場急落の局面で、

大きく買いに走ったということです。

著名投資家のたぱぞうさんのこのツイートも有名ですね。

どこが相場の底かは誰にも分かりませんが、リスクとリターンは等しいわけですから、

大きなリターンを得たい場合、リスクも大きく取る必要がある、ということです。

投資初心者がこれをやるのはなかなか難しいでしょうから、

コア・サテライト戦略、つまり中軸をインデックスファンドでしっかりと抑えつつ、

高いリスク・リターンの商品はサテライトとして少額を保有しておく。

そんな考え方がオススメです。

ぼく自身もコアに全世界株式、サテライトで暗号資産を保有しています。

②起業の場合

6月2日放送のテレビ東京『Newsモーニングサテライト』の中で、

日本経済新聞の梶原誠(かじわら・まこと)本社コメンテーターがこのような解説をされていました。

「危機の時こそ起業」というものです。

過去の事例として紹介されていたのが以下の図です。

リーマンショック直後の2008年に創業したエアビーアンドビーや

その翌年に創業したウーバー・テクノロジーズ。

日本でも、終戦を迎えた1945年の翌年に「日本再生」を掲げ

東京通信工業、いまのソニーグループが誕生するなど、

世の中が危機で萎縮し、行動様式の変化がある時にこそ、

ビジネスチャンスがある、という考え方です。

ぼく自身は起業をしていませんが、超氷河期と呼ばれた時代に

社会人の第一歩を社員5人のベンチャー企業からスタートしています。

当時はまだ海の物とも山の物ともつかぬような

携帯電話を活用したビジネスを20代早々から手掛けていましたから、

この経験が一番近しい事例と言えるかもしれません。

③吉田茂さんの場合

戦後日本の礎を築いた、第45・48-51代 内閣総理大臣、吉田茂(よしだ・しげる)さん。

戦後復興を語る上で欠かせない人物ですから、

書籍やドラマ、映画などで目にされた方も多いかと思います。

最近では、テレビ東京開局55周年特別企画スペシャルドラマとして制作された

アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂」が記憶に新しいところです。

このドラマの中で、新しい内閣の組閣にあたり、

人材難に嘆く幹部たちの前で、吉田を演じた笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべ)さんが放った言葉がこれです。

「人材不足こそ、新しい人材を発掘する好機だ」

よく、会社組織では、ベテランによって上の役職をすべて固められており、

若手の台頭を阻んでいる、というケースを耳にします。

それとは全く逆の状態。

とても重職が務まるような人材がいない状況の時こそ、

抜擢人事でいざやらせてみたら、意外な才能を発揮してくれた。

そんな原石を見つけるチャンスなんだ、という意味が先の言葉には込められています。

IT企業勤務で開発部門を預かるぼく自身も、日々人材難に悩まされていますが

ハッとさせられる言葉でした。

さいごに

今日は「ピンチはチャンス」をテーマに話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。

ピンチの時は、焦りや動揺で、正しく物事を見れない、

冷静に状況を判断できない、ということも珍しくありません。

しかし、こうした時こそ、次のステップに繋がるヒントが転がっているもの。

ゲーム「スーパーマリオ」のジャンプ台も高く飛び跳ねる前に、一度大きく沈みます。

このイメージを持ち、常に落ち着いて周囲を見渡すことが大事。

ま、ぼくはジャンプ台を踏み外して、横の溝に何度も落ちてましたが(汗)

…何事も場数が大事ですね。

では、ごきげんよう。

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