・ぺいぱとマネックス証券とdカード
・ネット証券大手3社の概況
・dカード積立のやり方
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
皆さんはどの証券会社を使って資産運用をされていますか?
ぼくは2004年に日本の個別株を始めた時以来、一貫してマネックス証券で運用を行なっています。2000年過ぎと言えば、ちょうどネット証券が盛り上がりを見せていた時期にも重なりますね。
「やわらか中学校」では新NISA開始前の2023年12月末に「投信つみたて設定をやってみた」という回をお届けしたこともありました。
こうした設定紹介を話題として扱うことは初めてだったんですが、YouTubeチャンネルの方はおかげさまで1.6万回再生もされていて、こうした解説もそれなりに需要があるんですよね。
そんなわけで今回は同じように、7月5日から受付が開始された「マネックス証券dカード積立設定」をやってみます。
まず前情報からいきましょう。これをご覧になられている方の多くはネット証券を利用されているかと思いますが、現在ネット証券大手3社の口座開設数はこのようになっています。
1位:SBI証券
12,453,000口座
2024年3月集計
※SBI証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの合計口座数。
2位:楽天証券
11,000,000口座
2024年4月集計
3位:マネックス証券
2,616,555口座
2024年5月集計
そうなんです、SBI証券と楽天証券の2社がダントツで抜け出しており、マネックス証券はそこからかなり遅れをとっているんですね。特に新NISA開始に伴い、楽天経済圏を武器に大きく口座数を伸ばす楽天証券の強さが光っており、その差はさらに開いています。
理由に挙げられるのが、SBI証券と楽天証券の2社は多様な金融商品、低コストの取引、強力なブランド認知度、そしてエコシステム内の連携によるものです。
特に楽天証券は、楽天グループの他のサービス(楽天市場、楽天カード、楽天銀行など)との連携が強固であり、これが口座開設数の増加に大きく寄与しています。
マネックス証券ではそうした弱点をカバーしていくため、2024年1月4日から通信大手のNTTドコモとの業務提携を開始しました。ドコモは携帯電話のほかコマースや動画配信、決済サービスなどを複合的に手掛けている一方、証券と銀行を抱えていません。お互いの弱みを補おうというわけですね。
なお、すでに発表済みのマネックス×ドコモの機能連携はこのようなものがあります。
<発表済みのマネックス×ドコモ機能連携>
① dカードによるクレカ積立(2024年夏頃 提供開始予定)
② dポイントを利用した投資信託の購入(2024年秋頃 提供開始予定)
③ dポイントでの投信保有ポイント付与(2024年秋頃 提供開始予定)
④ dアカウントを使ったマネックス証券へのログインや口座開設(2024年冬頃 提供開始予定)
このあたりはサブチャンネル「ぺいぱのひとりごと」でも以前に熱く語っています。ぼくは冒頭でも触れた通り、マネックス証券一筋でやってきましたので、忖度なく言うなら「頑張りが足りん!」「もっと頑張れ!」ということです。
さて冒頭でも触れた通り、この度ようやく「① dカード積立」について、7月5日から設定受付が開始されました。なお、実際のdカード積立での買い付けが開始されるのは8月からとなります。
ぼくは2020年からdカードとdポイントに絞り込んで生活をしておりまして、かつ夏のボーナスの使い道も特にありませんでしたから、もうこれはぼくに「毎月dカード積立せよ」というお告げだなと思い、この度一連の設定をやってみることにしたわけです。
今回の話は、すでにマネックス証券に口座をお持ちで、かつ積立設定対象となるdカードも保有しているという前提で話を進めていきます。「私はSBI証券・楽天証券のユーザーなんだけど」「もうぺいぱがオルカン買う話は飽きたわ」と思われたそこのあなた!本当にすいません。
マネックス証券でdカード積立設定をしてみる
マネックス証券のdカード積立では、毎月の積立額に対して最大1.1%のdポイントが還元されます。ポイント還元率はご利用のカード種別、口座種別、積立額により異なり、このようになっています。
積立単位は月1,000円以上から10万円までの範囲で、1円単位で設定が可能です。
ぼくは通常のdカードを利用しています。そして新NISA口座はすでに年初にほぼ一括で枠を埋めていますので、課税口座での購入となります。今回は10万円分のオルカン買い付け設定になりますから、付与ポイントはこのようになります。
5万円までの分が550ポイント
5万円超7万円までの分が120ポイント
7万円超10万円までの分が60ポイント
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合計:毎月730ポイント
これはなかなか侮れませんね。ぼくは普段から保有オルカンで得られるマネックスポイントもすべてdポイントに変換して、dポイントサイト内でさらにポイント運用を行なっていますので謂わば「運用が運用を呼ぶ」展開になっています。それにさらに拍車がかかりそうですね。
さて、さっそく買付設定を進めていきます。繰り返しになりますが今回は「課税口座」での設定プロセスの紹介となります。「新NISA口座」でのdカード積立の場合は途中の選択肢が少し変わります。ご注意ください。
まずはTOPページから「投信・積立」をクリックします。
ファンドを探す欄に「オールカントリー」を打ち込みます。
該当ファンドの中から「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をクリックします。
「購入・積立」ボタンをクリックします。
今回は課税口座での購入となりますので、課税の方の「積立」をクリックします。
商品名をクリックして書面内容の確認を行います。その上で「全て閲覧済み」をクリックします。
引き落とし方法の選択で「クレジットカード」のラジオボタンを選択します。
毎月の買付額に「100000」(10万円)と入力して、口座区分「一般」のラジオボタンを選択します。また、各種同意について内容を確認の上でチェックボックスを入れて、「次へ(申込内容確認)」をクリックします。
取引パスワードを入力し「実行する」をクリックします。
dカード情報の入力画面になりますので、必要情報を入力後に「次へ NEXT」をクリックします。
投信つみたて申込受付完了ページが表示されます。これにてdカード積立設定は終了です。「積立申込状況」をクリックすると設定一覧を確認できます。
dカード積立が追加されていることが確認できます。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!
さいごに
今回は「マネックス証券のdカード積立で毎月10万円分オルカンを買ってみる」をテーマに話を進めてきましたがいかがだったでしょうか?
正直なところ、楽天証券であれば当たり前にやっているサービスだということもあり、後発ならではの強みとしてはポイント還元率の高さぐらいですね。
ここも競争がすごく激しい分野ですから、今後どう転んでいくか分かりません。改悪されることだってあるかもしれません。ただ、一つ言えるのは「活用できるうちはフル活用しておけ」ということですね。
長く保有が見込まれる新NISAでの積立設定は、顧客囲い込みの観点で証券会社からすれば喉から手が出るほど欲しい層ですから、各社力を入れています。
今回のマネックス・ドコモ連合も、このタイミングでdポイントの大盤振る舞いをしていますので、口座開設がまだという方は、ぜひ詳細をご確認ください。
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
ぺいぱ、オルカン買い飽きる。