・緊急事態宣言の解除で増える人出
・忘年会シーズンを前に戦々恐々
・コロナ前後の”月曜が憂鬱”
おはーん、ペーパー先生です。
10月1日に緊急事態宣言などがすべて解除されおよそ1か月が経過しました。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
NHKが、位置情報ビッグデータ事業を行うAgoop(アグープ)のデータを使い、
全国の主な地点の人の数を分析したところ、
東京や大阪などに出されていた宣言解除から3週間がたった先月22日(金)の
主な駅周辺の夜間の人出は、多くの地点で1週間前よりも増加しています。
▽東京駅付近が26%
▽名古屋駅付近が22%
▽広島駅付近が18%
▽横浜駅付近が15%
▽仙台駅付近が14%
▽大阪梅田駅付近が10%
▽札幌駅付近が3%
▽博多駅付近が2%
飲食店に対する酒の提供や営業時間の制限が緩和されていることが理由です。
街を歩いていると、明らかに10月1日以降は、人出も多いし、
飲食店でアルコールを手に盛り上がっているシーンが目立つようになりました。
また、先生の勤務先でも、出社比率を高める対応を取っていることから、
社内もかなり人が多くなってきています。
かつてと同じ経済活動が徐々に戻ってきている実感がありますね。
そうした一方で、
・人との距離を保った生活の方が楽。
・在宅勤務の方が時間の自由が多い。
こうした声が根強いことも事実です。
あと1か月ほどで忘年会シーズンに突入していきますが、
飲み会が嫌いな人は戦々恐々としているのではないでしょうか。
さて、そんな世の中の空気。
どうやら日本だけではないようです。
調査会社のセンサスワイドが、ビジネス系SNSを手掛ける『リンクトイン』の委託を受けて、
フルタイムで働くアメリカの労働者約3000人を対象におこなった2021年の調査では
こんな結果が出ています。
・男性専門職者の約31%が、「コロナ禍の影響で、はじめて日曜日の恐怖を感じるようになった」
・回答者全体の66%が「仕事に戻る月曜日がまたやってくると思うと、日曜日にストレスや不安を感じる」
・同じく41%が「コロナ禍を機に、日曜日の憂鬱が悪化した」
【出典】コロナ禍で「サザエさん症候群」に陥る若年層が増加:「それは痛いほどの不安だ」(DIGIDAY)
編集部 2021/10/24
月曜の仕事始めに対する憂鬱感というのは、
コロナ禍以降に始まったものではありませんが、
このアンケート結果は、多くの企業が在宅勤務への対応を余儀なくされたことで、
オフィスワーカーの働き方に対する価値観が
劇的に変わったことを意味しているのだと思います。
以前)仕事の合間に余暇があった。
以後)自分の生活の中に仕事がある。
このように主従が逆転したと言う感じでしょうか。
つまり”月曜が憂鬱”という話はコロナ前後で、質が全然違っています。
先生は、社内でも外でも人がめちゃくちゃ多いことで
すでにかなりのストレスを感じていますが(笑)、
今後、さらにオフィス勤務の割合が世界的に増えていくと、
・メンタルに不調をきたす人や会社を退職する人が急激に増えてくるかも。
・FIREのような生き方がさらに魅力的に映り、いち早く資産を増やしたい人が増えるかも。
・暗号資産市場への燃料となり、経済活動の中でおおきなうねりになっていくかも。
こんなことも考えられるかもしれません。
変化の渦に飲み込まれないように気を付けたいところです。
では、ごきげんよう。
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価値観は不可逆的。