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格差社会における生存戦略 〜今後30年を生き抜くマインドセット〜

格差社会における生存戦略 〜今後30年を生き抜くマインドセット〜
この記事で分かること

・なぜ格差が拡大しているのか、その構造を理解する
・「負け組」に陥らないための具体的な対策
・今後30年を生き抜くためのマインドと行動戦略

ごきげんよう、ぺいぱです。

「貧乏人はますます貧しくなり、金持ちはますます金持ちになる」。これは単なる皮肉ではなく、現代社会で現実のものとなりつつある現象です。

なぜ格差が広がっているのか? その要因を探ると、テクノロジー進化、グローバル化、投資機会の二極化などが関係していることが見えてきます。

ただし、重要なのは「格差が固定されているわけではない」という点です。適切な行動を取れば、下層から上層へと這い上がることは可能です。逆に、何もせず変化を拒めば、たとえいま上層にいたとしても簡単に下層へ転落する時代でもあります。

そこで今回は、40代半ばの元会社員ぺいぱが「今後30年を生き抜くための生存戦略」 を具体的に考えていきます。ここではあえて分かりやすく「勝ち組」「負け組」という表現を使いますが、勝ち負けの感じ方は人それぞれです。

お金をたくさん持っていてご家族もいて大企業に勤めていても幸せと感じない人は「負け組」というケースもあるでしょうし、その真逆にありながらも毎日を楽しく心豊かに過ごしている人は「勝ち組」と言えるでしょう。

人それぞれである、人生は勝ち・負けで分類できるほど単純ではない、という大前提を置きながら、生き方による明暗を便宜上「勝ち・負け」で例えている、ということでよろしくお願いします。

では、早速いってみましょう!

格差の構造と「負け組」に陥るパターン

まずは具体的にどのような格差が存在するか、そして負け組に転落してしまうケースを読み解いていきます。

(A) 現代社会4つの格差

① 資本格差 – 資産を持つ人 vs 持たない人
→ 投資を長期継続できる人と、貯金にしがみつく人の間に差が生まれる

② 情報格差 – 正しい知識を得る人 vs フェイク情報に踊らされる人
→ 適切な道をしっかり歩みチャンスを掴むか、間違った情報に搾取されるか

③ スキル格差 – 高度なスキルを持つ人 vs 変化を拒む人
→ AI時代に適応できるか、過去のスキルと価値観に固執して仕事を失うか

④ 環境格差 – 成功者のそばにいる人 vs 負の連鎖に巻き込まれる人
→ 付き合う人次第で、チャンスが増えるか悪循環に陥るかが決まる
……

(B) 「負け組」に陥る典型パターン

このように、現代社会における格差は単に「お金を持っているか否か」の問題ではありません。情報・スキル・環境といった要素が絡み合い、人生の選択肢そのものを大きく左右するわけです。

・ 会社の給料だけを頼りにする:収入源が1つしかないと、経済的な不安定に直面する
・目の前の生活が手一杯で長期視点がない:未来のための準備をせず、気づいた時は手遅れ
・変化を嫌い新しいことを学ばない:10年後には時代遅れになり、仕事がなくなる

特に、「負け組に陥るパターン」に当てはまる人は、無意識のうちに自分で自分の選択肢を狭めてしまっていることが多いです。会社の給料だけを頼りにし、情報をアップデートせず、スキルを磨く努力を怠れば、今は問題なくても5年後、10年後には職を失う可能性すらあります。

ここで極めて重要なのは、格差は「固定」ではなく「流動的」だということ。適切な行動を積み重ねれば、今のポジションから抜け出し、より良い未来を築くことは十分可能です。

では、それに必要な「生存戦略」とは何か? 具体的にどうすれば負け組から脱却し、格差を乗り越えられるのかを解説していきます。

「生存戦略」の具体策

ここからは、今ある格差を将来的にひっくり返すための具体的な戦略を解説していきます。

(A) 資本を持つ側に回る

・給与の一部をインデックス投資に回す(NISA / iDeCo の活用)
・会社員一本ではなく、複数のキャッシュフローを持つ
・「お金持ちはますます金持ちになる」仕組みを味方につける

日本の家計金融資産のうち、現金・預金は54.2%。一方、米国では現金・預金比率は12.6%で、株式・投資信託の割合が50%超えています。つまり、日本人は「貯金」ばかりでお金を増やす手段を知らない人が多いということ。資本格差を乗り越えるためには、お金にも働いてもらい自分との二馬力で動かしていく、つまり投資を怖がらないことが必須です。

【出典】日本の家計の金融資産に占める「現金・預金」の割合は50%超と高くなっていますが、留意点は?(三井住友DSアセットマネジメント)
……

(B) スキル投資で勝ち残る

・プログラミング/データ分析/動画編集など需要の高いスキルを習得
・そもそも「食いっぱぐれないスキル」は何かを考えてみる
・年功序列が崩壊する中「転職しやすいスキル」を意識する

世界経済フォーラム「仕事の未来レポート2023」によれば、2027年までにおよそ23%の仕事が変化。6,900万件の新たな仕事が創出される一方、8,300万件の仕事が失われると予測されています。 AI・機械学習、サステナビリティ、情報セキュリティの分野が急成長すると見込まれている一方で、銀行窓口係やレジ係、データ入力係などの事務職や秘書の役割は減少傾向になるという見立てです。

つまり、このような労働市場の変化に適応するためには、データ分析やAI活用、クリエイティブ系スキルの習得が重要となり、これらを持つことで変化に適応し競争力を維持することが可能となると言えます。

【出典】「仕事の未来レポート2023」 今後5年間で最大4分の1の仕事が変化すると予想(世界経済フォーラム)
……

(C) 情報格差を逆手に取る

・SNS/YouTube/書籍から正しい情報を得る習慣
・ AI時代に「考える力」を持つことの重要性
・ 「バズる情報」と「本当に価値のある情報」を見極める目を持つ

ネット上には大量の情報があふれていますが「話題になっているもの=正しい」とは限りません。バズりやすい情報は感情的・偏向的なものが多く、冷静な分析と理解が求められます。
……

(D) 人脈と環境を変える

・成功者や意識の高い人と繋がる努力
・ 自分より上のステージにいる人と関わる
・ 付き合う人を選ぶことで得られる情報とチャンスが変わる

「環境が人を作る」というのは、心理学的にも証明されています。周囲の人間が「投資・スキルアップ・成長」に興味があれば、自然と自分も引き上げられます。

「生き抜くマインドセット」

格差社会を生き抜くためには、単にスキルや資本を持つだけでなく、時代の変化に適応するマインドセットを持つことが不可欠です。

(A) 変化を恐れない
・ 変化が起こることを前提に準備する
・ 既存の価値観に固執しない
……

(B) 長期的な視点を持つ
・目の前の快楽に流されず、10年後20年後を考える
・今日は自分史上最低の状況であると捉える
……

(C) 自分の「強み」を最大限活かす
・100点を取ることにこだわらず、自分の持ち味を伸ばす
・ 競争を避け、ニッチな市場で勝ち残る戦略

このように変化を恐れず、新しいルールが生まれるたびに柔軟に対応できる人は、どんな状況でもチャンスを掴むことができます。一方で、古い価値観や慣習にしがみついてしまう人は、社会の変化についていけず、気づいた時には取り残されてしまうでしょう。

また、長期的な視点を持ち、自分の「強み」にフォーカスすることも重要です。短期的な利益を求める人は、一時的に成功しても、すぐに市場から淘汰されます。逆に、コツコツと積み上げる人は、時間が経つほど価値が増していく。なんだかインデックス投資の本質とも通じますね。

変化に適応する力 × 長期的な視点 × 自分の強みの活用。これらを武器にできる人こそ、今後30年の格差社会を生き抜く「勝ち組」になれるとぼくは考えます。

おしらせ

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「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「格差社会における生存戦略 〜今後30年を生き抜くマインドセット〜」をテーマに話を進めてきましたがいかがだったでしょうか?

要点

・ 格差は避けられないが、行動次第で上に行くことは可能
・ 収入の複線化、スキル習得、情報収集、人脈の構築を徹底する
・ 「楽をしたい人」ほど負け、「地道な努力ができる人」が勝つ時代
・ 今から準備すれば、10年後には格差をひっくり返せる

社会のルールがどんどん変わる中、格差社会を生き抜くための鍵は 「適応力」 と 「行動力」 にあります。これは、単に努力しろという話ではなく、 “正しく” 努力することが重要 だということです。間違った方向に全力で走っても意味がないので、 情報の選択、スキルの選択、環境の選択 を意識しながら、自分にとっての最適解を探していくことが求められます。

「金持ちはますます金持ちに、貧乏人はますます貧しくなる」。この言葉は現実社会を映していますが一側面でしかありません。それが一生続くわけではないからです。資産を持たない人が資本家に回ることもできるし、情報を持たない人が賢くなることもできる。つまり、行動する人にとっては、格差は固定されたものではありません。

ぼく自身も10年前は貯蓄率ゼロという時代を経験して億り人の今があります。四半世紀やってきた会社員生活で特段強みのないぼくがそれなりの給料や立場を得れたのは周りの支えがあったからです。2020年にブログからスタートしたこの「やわらか中学校」が今でも続けられているのは、皆さんがいらっしゃるからです。いづれも小さい話かもしれませんが「コツコツ・たんたん・中長期」の姿勢で向き合えば、必ず変化が訪れます。

現状に不満を持っている人も、何かを変えたいと思っている人も、まずは 「自分にできる最初の一歩は何か?」 を考えてみると良いでしょう。たとえば、今日から貯蓄の一部を投資に回してみる、スキル習得のための学習を始める、環境を変えるために新しいコミュニティに参加してみる など、小さな行動からでOKです。

さてここで、ご覧いただいている皆さんに質問!

・あなたが今、一番感じている格差とは何ですか?
・格差を乗り越えるために実践していることはありますか?

ぜひ、このあたりをコメント欄で教えてくれると嬉しいです。皆さんの意見や体験を共有いただき、一緒に「生き抜く力」を鍛えていきます。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

今の選択が、未来の格差を決める。

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