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昨年末に発表した「2021年びっくり予想」答え合わせ

昨年末に発表した「2021年びっくり予想」答え合わせ
この記事で分かること

・「2021年びっくり予想」答え合わせ
・「2022年びっくり予想」発表
・来年以降は冬の時代か

昨年の12月26日にこのようなツイートをしました。

かなり攻めた内容ですが、この手の予想は、

まったくあり得な過ぎても面白くないですし、

確実にありそうなところを攻めても面白くないわけです。

そういう意味では、良い塩梅だったかなと感じていますが、

今日は、5つのびっくり予想の答え合わせをしていきます。

音声解説

このブログの内容はラジオでも解説しています。

予想①:トランプ大統領が任期切れ間近に自信を恩赦。

ハズレ。

トランプ前大統領は、退任が迫る昨年12月、

資金洗浄罪などで有罪判決を受けたマナフォート氏や、

連邦議会への偽証罪で有罪となったロジャー・ストーン氏など

側近73人に恩赦や刑の減免を与えました。

自信にも大統領退任後に法の目が向くのでは、

という憶測がありましたから、前代未聞の行動に出るのでは、

という予想でしたが、さすがにそこまではしませんでしたね。

ただ、そのトランプ氏。

年明け6日には、米連邦議会議事堂襲撃事件の

扇動したとして、世界中から大きな批判を浴びることになり、

民主主義超大国の凋落を印象付けることになりました。

予想②:米連邦準備制度理事会(FRB)がETF買いを開始。

ハズレ。

経済復活への立ち上がりが予想以上に力強く、

サプライチェーン混乱も相まって、まったくの逆シナリオとなりました。

先日、FRBはテーパリングの前倒しを発表し、

2022年には少なくても年3回の利上げが示唆されています。

欧州中央銀行(ECB)では、コロナ危機で導入した

緊急買い取り制度による新規資産購入を打ち切ると発表。

英イングランド銀行は先進国で初となる利上げを発表しています。

インフレが一時的ではない状況となり、

新型コロナウイルス禍に対応した各国中央銀行の

大規模な金融緩和はいよいよ潮目を迎えています。

そして、日銀だけ注目されないという悲しい現実…。

予想③:中国企業の米国上場が禁止され経済の分断が進む。

ほぼアタリ。

全面的な禁止となったわけではありませんが、

配車サービス大手のディディは、米国上場から5カ月での上場廃止に舵を切り、

検索大手の百度(バイドゥ)や動画配信のBilibili(ビリビリ)も

上場先に香港を選びました。

米証券取引委員会(SEC)は、中国企業を担当する監査法人が

当局の検査を受け入れない場合、2024年にも当該企業を

上場廃止にする新規則をまとめたほか、

中国当局も国家機密や個人情報の国外流出を警戒し、

中国企業による海外上場の監視を強めています。

予想④:アントが国有化されデジタル人民元アプリと統合。

ハズレ。

来年の北京オリンピックで、デジタル人民元を試験的に発行することを計画している中国政府。

今年に入り、アリババの金融子会社、アント・グループの

その後について報道はほとんどありませんでした。

同社のIPOが延期に追い込まれた昨年11月以降、

アリババ株は右肩下がりを続け、時価総額はピーク時から6割ほど減少してます。

「金融」「教育」「不動産」「ゲーム」、この辺りの成長産業は

当局の目も光っており、中国市場全体の勢いを失わせている要因にもなっています。

予想⑤:COVID-19を超える新型ウイルスの登場。

ハズレ。

とは言うものの、今年はデルタ株の猛威にさらされ続け、

年末にかけてはオミクロン株への警戒が強まっています。

再感染リスクがデルタ株に比べ5倍以上高いと言われており、

欧州を始めとする地域では感染の再拡大が懸念されています。

また、ワクチン接種を2回済ませた人へのブレイクスルー感染も多く報告され、

株式市場の懸念材料の一つにもなっています。

まったく別のウイルスという形ではありませんでしたが、

変異を続けるウイルスと人類との戦いはまだまだ続きます。

さいごに

ということで、結果は以下の通りでした。

2021年びっくり予想:答え合わせ

①トランプ大統領が任期切れ間近に自信を恩赦。→ハズレ
②米連邦準備制度理事会(FRB)がETF買いを開始。→ハズレ
③中国企業の米国上場が禁止され経済の分断が進む。→ほぼアタリ
④アントが国有化されデジタル人民元アプリと統合。→ハズレ
⑤COVID-19を超える新型ウイルスの登場。→ハズレ

大胆に外したものもあれば、そこそこいい範囲に収まっている予測もあり、

我ながら適度に良い予想だったのでは、と感じています。

では、最後に「2022年びっくり予想」をおっ立てて終わりたいと思います。

2022年びっくり予想

①トルコリラの暴落でアジア通貨危機が発生。
②不動産バブル崩壊を引き金に中国経済が失速。
③次期iPhoneに悲願のUSB Type-Cが搭載。
④日本で特別買収目的会社「SPAC」が解禁。
⑤ACWIの日本比率が低下し先進国で3番手に。

皆さんのびっくり予想はどんな内容でしょうか?

ぜひ、コメント等で教えてください!

では、ごきげんよう。

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2022年の金融市場はポジティブな話題が少なそう。

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