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復活を遂げる「ウルトラマン」ビジネス

復活を遂げる「ウルトラマン」ビジネス
この記事で分かること

・「ウルトラマン」ビジネスの概況
・「仮面ライダー」vs「ウルトラマン」
・「海外」「親子孫3世代」を結びつける

おはーん、ペーパー先生です。

皆さんにとって絶対的なヒーローって誰ですか?

恩師や友人、先輩や同僚などの身近な方のほか、

スポーツ選手や芸能人、歴史上の人物など人によって様々あると思います。

先生にとってのヒーローは誰か。

それはウルトラマンです。

今日は「ウルトラマン」シリーズのビジネスについてやわらか解説します。

「仮面ライダー」vs「ウルトラマン」

以前にこのブログでは、先生がなぜウルトラマンに憧れているかを紹介しました。

ウルトラマンになりたいの巻
ウルトラマンになりたいの巻先生は昔からウルトラマンに憧れています。これはヒーローとしての存在だけでなく、その芸術的なプロポーションにもあります。ウルトラマンは地球上ではおよそ185cmの長身。厚い胸板とスラリと長い脚、そして極めつけはめちゃくちゃ小顔。今回はそんなウルトラマン先輩に憧れる先生のフィットネスを紹介します。...

昨年末まで放送されていた最新作『ウルトラマンZ(ゼット)』は、

映像作品としての質がとても高く、新旧のファンを楽しませる要素も

出し惜しみなく盛り込まれており、近年のシリーズ作品で1、2を争う秀作でした。

そんな「ウルトラマン」シリーズは、ビジネスでも盛り上がりを見せています。

まず、製作をする円谷プロダクションさんですが、

<円谷プロダクションの株主>

51%:フィールズ株式会社(2767)
→遊技機の企画・開発・販売など。

49%:株式会社バンダイ(非上場)
→キャラクター玩具の企画・製造・販売など。

現在はフィールズさんの連結子会社、バンダイナムコホールディングスさん(7832)の持分法適用会社となっています。

バンダイさんが2008年に資本参加して以降、キャラクターグッズや映像展開などが加速していくことになります。

日本の男子向けヒーローの双璧にあたるのが「仮面ライダー」シリーズ。

こちらもバンダイナムコグループで様々な商品展開がされているのは皆さんもご存知の通りかと思います。

同社の決算発表資料ではグループ全体のIP別売上高が発表されていますので、

決算期に放映されていた両シリーズの地上波テレビ作品(新作のみ)と合わせて売上高推移を比較してみましょう。

※カッコ内は国内玩具のみの数字

【出典】株式会社バンダイナムコホールディングス IR・投資家情報 説明会資料

長大な情報になってしまいましたが、ご覧のように売上高では

「仮面ライダー」シリーズが圧倒的な差をつけて勝利しています。

ポイントとしては、

<「仮面ライダー」シリーズ>
・2000年『仮面ライダークウガ』以降、新作テレビ作品(50話程度)を継続して放映。
・10周年作品に新旧ファンが楽しめる要素を投入することで売上高を底上げ。
・作品人気が商品力に直結し、売上高が年度により左右される傾向あり。

<「ウルトラマン」シリーズ>
・地上波での新作テレビ作品がない時期に売上高は大きく減少。
・シリーズ45周年の2011年以降はテレビ東京系列で地上波放送枠が復活。
・編集版と新作を織り交ぜながら13年以降は年に1作(25話程度)の新作テレビ作品。

このようなところでしょうか。

子供向けヒーロー番組は、テレビ放送を軸に認知度を高め、

変身アイテムグッズやゲームなどの販売に連携させていく構図です。

等身大ヒーローを描く仮面ライダーよりも、ミニチュアなどの特撮で

1本の制作予算が大きいウルトラマンは、継続的な映像作品の投入が行えていませんでした。

そこで、11年以降は過去作品の再編集版を完全新作と入れ替えながら放送することで、

認知度やファンの醸成を行うアプローチにシフト。

売上高の推移は16年からの3年でおよそ3倍に伸長。

20年度計画は85億円と強気の数字ではありますが、

第2四半期決算の時点でおよそ半分の39億円(23億円)。

新作『ウルトラマンZ』の放送が昨年末まででしたので、

下期にフル寄与することを考えると十分達成可能と考えられます。

「海外」「親子孫3世代」を結びつける

今後もビジネスの伸長が続くと考えられる要因は他にもあります。

先ほどのリストにも含まれていますが、

2019年からYouTube「ウルトラマン公式チャンネル」で配信されている

円谷プロダクション製作の特撮Webドラマが「ウルトラギャラクシーファイト」です。

シリーズ初のYouTube独占配信オリジナル作品となっており、

第1作となる『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』は

1話およそ5分、全13話構成で、日本語版と英語吹き替え版が世界同時配信されました。


【出典】(独占配信)全話ver.『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』日本語版

現在はシリーズ第2作の『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』が1話およそ10分の全10話で配信が進んでいます。

ポイント

・変身前の役者が登場せずウルトラマン自身が語り手として物語が展開する。
・日本語、英語での配信のほか、中国語での吹き替え版も制作されている。
・海外からの視聴も多く、全13話をまとめたバージョンの第1作動画は3,000万回再生を超える。
・「ウルトラマン公式チャンネル」ではアニバーサリーイヤーの過去作を週1話ずつ配信。
・時空を超える力を持つウルトラマンゼロが、バラバラの設定だった各作品をつなぐ役割を担う。

初代ウルトラマンの登場から50年以上親しまれている本シリーズ。

YouTubeを活用して「海外」「親子孫3世代」を結びつけていく打ち手がこの数年光ります。

こうした関係者の皆さまの地道な努力が、先の数字にも現れてきていると言えます。

作品により多少の違いはありますが、光の国出身の宇宙人であるウルトラマンは

地球人と一心同体、もしくは人間の姿となり、

ピンチになると変身をして怪獣や侵略宇宙人らと闘いますが、それぞれがウルトラマン自身の人格を合わせ持っています。

役者がいなくても映像劇が成立するというのも本シリーズの強いところです。

歴代ウルトラマンの中には「ウルトラ兄弟」と呼ばれるチームがあります。

M78星雲・光の国の宇宙警備隊員のうち、

地球防衛に当たったエリート集団を指し、実の兄弟ではありません。

ウルトラ兄弟

①ゾフィー
②ウルトラマン
③ウルトラセブン
④ウルトラマンジャック
⑤ウルトラマンエース
⑥ウルトラマンタロウ
⑦ウルトラマンレオ
⑧アストラ
⑨ウルトラマン80
⑩ウルトラマンメビウス
⑪ウルトラマンヒカリ

「ウルトラマン」シリーズは、彼らの絆を描く物語でもあります。

セブンの息子であるゼロ。ゼロの弟子であるゼット。

このようにファンと一緒に、ウルトラマン自身も世代交代をしていきます。

脈々と続くこうした系譜が多くの人を惹きつけるのだと思います。

やや熱く語ってしまいましたが、本シリーズが人気低迷で

苦しかった時期を長く見てきたファンの一人として、昨今の盛り上がりは本当に嬉しく、

今後も自身がウルトラマンになれる日を夢見て、日夜筋トレを続けていきます。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

こういう時代こそヒーローは必要。

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