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ぺいぱの金融資産推移を色々な視点から振り返る:資産運用は覚悟を持って取り組め!

ぺいぱの金融資産推移を色々な視点から振り返る:資産運用は覚悟を持って取り組め!
この記事で分かること

・ぺいぱの金融資産推移
・ぺいぱの貯蓄率
・ぺいぱの覚悟

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

2024年も8ヶ月が終了しました。年を重ねるごとに1日の進みがあっという間に感じますが、今年も例に漏れずあっという間に秋が訪れようとしています。

資産運用の観点では、今年はほぼ一本調子で上昇をし続けてきましたから、1月開始の新NISAをきっかけに投資の世界に入った方からすれば「あ、投資ってこんなに簡単に利益が上がるんだ」と思われた方もいるでしょう。

一方で、8月上旬に金融市場が大荒れとなったことで土俵から落ちてしまったような人もいると思われ「だから投資は危険だ」なんて感じた人もまたいるのでしょう。

この短い期間で資産運用における明暗を体験することができたという点では、ある意味でラッキーな時期だとも言えるわけです。

こうしたこともありまして、今回は資産運用のあり方を見つめ直すという意味でぺいぱの金融資産状況について多角的に紹介をしていこうと思います。ぜひ最後までお付き合いください!

金融資産推移を色々な視点から振り返る

ぼくの金融資産は8割が『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』、残りの1割ずつで暗号資産(ビットコイン・イーサリアム)と法定通貨(日本円)という配分になっています。

まずは2023年12月末時点から8月いっぱいまでの月末時点の金融資産推移を見ていきましょう。

ぺいぱの金融資産推移(2024年)

 12月末 5,591万円
 01月末 5,898万円(+5.5%)
 02月末 6,464万円(+9.6%)
 03月末 6,806万円(+5.3%)
 04月末 6,690万円(▲1.7%)
 05月末 7,056万円(+5.5%)
 06月末 7,234万円(+2.5%)
 07月末 7,235万円(±0.0%)
 08月末 6,895万円(▲4.7%)
 ※12月末のみ2023年
 ※数字は四捨五入

月単位ですと前月末から上昇したのが6回、下落したのが2回ですから非常に順調に資産が増えていることが分かります。

大変動があった8月も結果的には4.7%の下げで終わっていますから、年間を通じてみるとそこまで大きく下げてはいません。むしろ資産運用を長年やってきた身からすれば、上げすぎていて不安を覚えるぐらいです。

下落という観点でもう1つ数字をお見せしましょう。これはぼくがP/L(損益計算書)をつけ始めた2017年12月末以降で、金融資産を前月末と比べた際の下落率を上位から並べたものです。

ぺいぱの金融資産:月間下落率ランキング

 1位 2018年01月 ▲19.4%(▲333万円)
 2位 2021年05月 ▲10.6%(▲349万円)
 3位 2018年10月 ▲10.0%(▲161万円)
 4位 2020年03月 ▲9.0%(▲160万円)
 5位 2022年01月 ▲8.7%(▲346万円)
 6位 2021年03月 ▲7.4%(▲248万円)
 7位 2022年06月 ▲5.4%(▲201万円)
 8位 2024年08月 ▲4.7%(▲339万円)
 ※カッコ内は減少額
 ※数字は四捨五入

2024年8月は見事8位にランクインしました!とはいえ、上には上があるものです。ぼくがよくお話をしている失敗談である2018年1月の暗号資産大暴落というのが堂々の第1位です。

当時は金融資産が1,500万円前後でしたから如何にこれが大損失だったかということがお分かりいただけるかと思います。

ぺいぱの金融資産推移(2017-24年)

 2017年末:1,717万円
 2018年末:1,561万円
 2019年末:1,857万円
 2020年末:3,103万円
 2021年末:3,959万円
 2022年末:3,889万円
 2023年末:5,591万円
 2024年 :6,895万円
 ※24年は8月末時点
 ※数字は四捨五入

今は運用額が大きくなっていることもあり、今年8月の下落率は5%弱だったにも関わらず、額で見ると当時の大損失と同じ規模になっていますね。

なお、コロナショックがあった2020年3月は4位に留まりました。額でいくとランクインした中では最小。なんだかんだ言ってもここの下落局面を投げ売りせずに保有し続けられたことが今に続く自信につながっていますから、個人的には思い出深いですね。

さて、話を戻しまして今年に入ってからの上昇率は23.3%。上昇額は1,304万円となります。確定していない利益を多分に含みますから幻であるという前提ですが、これに本年の貯蓄額313万円を引くとおよそ991万円が今年増えた運用含み益。ぼくの手取り年収と同じぐらいの額となります。

オルカンは退屈でつまらない投資と揶揄されることが多いわけですが、投資は率の世界ですから塊で保有すると上にも下にも、それなりにパンチのある金額が動くわけです。

投資先としてはつまらないのかもしれませんが、1つの商品を5,000万円分も保有する人も珍しいとも思います。つまりぼくの場合は、退屈な商品に刺激のある額を投じているという点で、覚悟を持ってやっている、攻めに寄った運用内容となっている、と言えるのではないでしょうか。

もちろん、サテライトで保有している暗号資産はオルカンよりもよっぽど海の物とも山の物ともつかぬ存在であり、極論を言えば無価値になる可能性だってあり得ます。

それでもぼくが保有を続けるのは、これもまたリスクと将来どうなるかわからない面白さを取りにいっているからということになります。なお、8月末時点でのアセットアロケーションはこのようになっています。

ぺいぱのアセットアロケーション

 オルカン:5,249万円(76.13%)
 暗号資産:891万円(12.93%)
 法定通貨:755万円(10.94%)
 ※2024年8月末時点
 ※数字は四捨五入

オルカンの評価額は7月11日に5,800万円を超えていました。暗号資産も一時1,200万円近くまでありましたから、この1ヶ月で大きく下落していることになりますが、全体的に下落しているため保有比率は従来からそこまで変化はありません。

唯一触れておくとすれば、法定通貨の比率が高めだということです。これまでは額にして400〜500万円前後の保有が続いていましたから、夏のボーナス支給後に大きな支出がなかったことがそのまま数字に反映されている形です。

ではここで今年の貯蓄率を見ていきましょう。

ぺいぱの貯蓄率(2024年)

 収入 776万円
 支出 454万円
 —————–
 収支 322万円
 貯蓄率 42.87%
 ※2024年8月末時点
 ※数字は四捨五入

まずまずと言ったところでしょうか。今年は引っ越しもありませんでしたし、大きな買い物も部屋トレ用に可変式ダンベルとベンチの購入に充てた11万円ぐらいです。昨年までパーソナルトレーニング費用として毎月11万円を計上していたことに比べればぜんぜん大したことありません。

ぼくは節制している方だと思いますが、一方で自分自身ではそれを意識したことはありません。出し惜しみをしない支出先をあらかじめ決めており、それ以外は絞るということを息を吸うようにできているからです。

ぺいぱの出し惜しみをしない支出先

 ・👫 友人との会食
 ・🎁 両親や友人へのプレゼント
 ・💪 自身の健康
 ・🚕 移動の手段
 ・🥗 毎日の食事

ざっとこんな感じです。後半の2つは今年に入ってから追加されているものです。ある程度金融資産が育ってきていることもあり、タクシーやUberEatsの利用を躊躇なくする、つまり使い所をより拡大させているということですね。

なお、参考までに過去7年間の年間貯蓄率はこちらです。

ぺいぱの貯蓄率推移(2017-24年)

 2017年:27.39%
 2018年:41.48%
 2019年:7.36%
 2020年:59.98%
 2021年:60.57%
 2022年:44.21%
 2023年:23.69%
 2024年:42.87%
 ※24年は8月末時点

2017年から24年8月末までの平均が38.44%です。年齢や家族構成にもよりますが3割を超えていればまずまずといったところではないでしょうか。

一方、ぼくは先般、20年近く勤務してきた会社に退職意向を伝えて現在後任者への引き継ぎを進めています。退職時期はまだ確定していませんが、普通に考えると12月10日に支給される冬のボーナスまで所属していることは考えづらいですから、それを踏まえると今年の貯蓄率はここから低下することが考えられます。

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「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「ぺいぱの金融資産推移を色々な視点から振り返る」をテーマに話を進めてきましたがいかがだったでしょうか?

大きな下落に何度も見舞われながら、それでも結果的に金融資産は大きく成長していることが分かりましたね。

もちろんこれが今後も続くかどうかは予測が難しいわけですが「オルカンが投資先としてまったくダメな状態になるのであれば、どんな分野もアカンやろ」という精神で今後も臨んでいこうと思います。

資産運用を長く続けるのにあたりぼくは1つ確信を持っていることがあります。それは「自分の意思で決めたことの方が長続きする」ということ。

投資でも趣味でも仕事でも、結局のところ長続きする人に共通しているのは「自分でそれを意思決定して取り組んでいる」ということがあるのではないでしょうか。

会社の業務にモチベーションが出にくいのはその多くがやらされ仕事だからです。資産運用が長続きしない人も恐らくは購入している商品が他人の勧めだったりするのではないでしょうか。

ぼくは実体験としてそれがあるんですね。何度かお話ししていますがぺいぱの投資家としての歴史は3つのフェーズに分けることができます。

<ぺいぱの投資家としての軌跡>
 第一期:2004年-2007年 日本の個別株時代(短期保有)
 第二期:2017年-2021年 海外の個別株時代(中期保有)
 第三期:2021年-2024年 オルカンコア時代(長期保有)

この中で、第一期では個別株でおよそ100万円、第二期では先ほども触れた暗号資産でおよそ300万円の損失を出しています。ここでの大怪我が結果的に学びとなって今があるのですが、この失敗には共通点があるんですね。

どちらも「他人の言っていることを鵜呑みにしていた」ということです。日本の個別株では相場が開く前の掲示板やニュースサイトでの噂話を、2018年1月の暗号資産市場大暴落でも同様にSNSなどでの噂話を信じて商品を購入していたからです。

投資は自己責任とはよく言ったもので、誰が何を言っていたとしても、最終的に購入を判断するのは自分です。ただ、実際には「購入させられていた」という言い方が的を得ているかもしれません。

実は自分の意思なんか介在しない金融商品の購入というのは世の中よくあるのではないでしょうか。有名人を語る投資詐欺被害もその原因は本質的に同じだと思います。

ぼくはそんな経験を経て2021年6月にオルカンコア投資へ切り替えて以降は、順調に資産を伸ばしています。この理由を一言で示すと「自分の意思決定だから」に他なりません。取り崩す時は必要になった時だけ。そう決めています。

自分で覚悟を持って取り組んでいるからこそ、2022年の軟調相場でも積立投資を続けられたし、今年8月の不安定相場でも微塵も動じることはなかったわけです。

投資信託の平均保有期間が3.8年であるという話を以前に紹介したことがありました。

<投資信託市場の平均保有期間>
 ETF 5.6年
 DC専用投信 5.5年
 公募投信 3.0年
 –
 市場全体 3.8年

 ※2021年7月末現在
 ※平均保有期間=年間純資産額平均÷年間(純)解約額

【出典】公販ファンドの平均保有期間からみるリテール投資家の投資行動(東証マネ部!)

現在ではもう少し水準は上がっているかもしれませんが、それでもこの数字と大差はないでしょう。

良い商品が登場したことで買い換えるなんてこともあるかもしれませんが、そもそも投資信託はその多くが配当再投資されており、売却益に税金がかかることも加味すれば、動かさないことがもっとも効率が良いわけです。

他人からのアドバイスは大いに受けた方がいいですが、最後は自分の強い意思で資産運用を始めるべきだし、同じように商品選びをするべきです。先日の下落相場程度で不安を感じて商品を手放してしまうようでは意志が弱すぎます。

意思を持って何かをやり続けるというのは心労も伴いますが、実はそれが習慣化してしまうとそこまでの苦労ではなくなります。これは日々行っている歯磨きや入浴、仕事や趣味、資格取得の勉強などにも通じる部分があります。

1ヶ月程度続けることができれば、まさに先ほどお伝えしたように「まるで息を吸うように資産運用ができている」という状態が作れると思います。

日々流れてくる株式相場のニュースやSNSなどはエンタメとして楽しんで別腹にしてしまう。このぐらいの気概で一歩一歩前進していきたいものです。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

覚悟を決めよ!

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